高卒者向け履歴書の書き方ガイド/記入の基本ポイントやマナー・注意点を解説

2025/3/19 更新
-
■目次
- 1.高卒でも稼げる仕事7選!おすすめの業種・職種や高収入を狙うコツを紹介!
-
・高卒の初任給・平均年収はどれぐらい?
・履歴書の日付の書き方
・履歴書の氏名の書き方
・履歴書の生年月日の書き方
・履歴書の住所・連絡先の書き方
・履歴書の顔写真について
・履歴書の押印欄について
-
2.高卒者の履歴書/学歴・職歴の正しい書き方
-
・学歴・職歴欄の書き方の基本ルール
・高卒者の学歴の書き方
・高卒者の職歴の書き方
-
3.高卒者の履歴書/資格欄や特技・志望動機の書き方
-
・履歴書の資格欄の正しい書き方
・履歴書の特技・趣味の書き方のコツ
・履歴書の志望動機の書き方のコツ
-
4.高卒者が履歴書を作成する際の注意点・ビジネスマナー
-
・嘘を書くのは厳禁
・用紙の折れ・汚れはNG
・黒の消えないボールペンで書く
・誤字・脱字に注意する、修正液は使わない
・「貴社」と「御社」を間違えない
・履歴書を郵送する場合は?
-
5.まとめ
高卒者の履歴書/基本情報欄の正しい書き方

高卒の就職活動で「履歴書の書き方がわからない」「履歴書を作成する際の注意点は?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。まずは、履歴書用紙の選び方や基本情報(氏名・住所など)の正しい書き方を項目ごとに説明します。
履歴書用紙の選び方
履歴書の用紙は、文具店やコンビニ、ネットからのダウンロードなどで入手できます。用紙のサイズやフォーマットなどに統一の規格はなく、一般用(汎用タイプ)やアルバイト応募用などさまざまな種類がありますので、自分に合った書きやすいタイプの用紙を選べばいいでしょう。ただし、応募先の会社から用紙の指定がある場合は、必ず指定されたものを使ってください。
履歴書の日付の書き方
●氏名欄の上にある日付は、記入した日ではなく、会社に提出した日を書きます。
●郵送する場合は、ポストに投函した日(郵便局に出す日)を書きます。
履歴書の氏名の書き方
●履歴書の氏名欄にフルネームで記入し、名字と名前の間を少し空けます。
●旧字体は略せず、戸籍に登録されている正式な字体で記入します。
●振り仮名は用紙に「ふりがな」と記載されていたらひらがなで、「フリガナ」と記載されていたらカタカナで書きます。
履歴書の生年月日の書き方
●自分の生年月日を正しく記入します。
●「年」は履歴書全体で西暦か元号(昭和・平成など)のどちらかに統一します。
●満〇歳と書いてある場合は、現在(提出日の時点)の年齢を書きます。
履歴書の住所・連絡先の書き方
●住所は必ず都道府県名から記入し、アパートやマンションなどに住んでいる場合は、建物名と部屋番号まで記入します。
●連絡先は住所と同じであれば「同上」と書きます。
●電話番号は、日中連絡が取れる自宅または携帯電話の番号を書き、eメールの欄がある場合はアドレスも正確に記入しましょう。
履歴書の顔写真について
●履歴書に貼る証明写真を撮影する際には、スーツを着用して髪型もきちんとセットしておきましょう。
●写真は履歴書に記載されているサイズに合わせて、斜めにならないよう貼付します。
履歴書の押印欄について
●押印欄がある場合は、自分の印鑑を必ず押印してください(実印でなくてもよい)。
●押印する際には、印影がかすれて欠けたり、逆さや斜めになったりしないように注意しましょう。
高卒者の履歴書/学歴・職歴の正しい書き方
次に、高卒者の学歴・職歴の正しい書き方を記入例とともに解説します。
学歴・職歴欄の書き方の基本ルール

●学歴・職歴は古い順に記入します。
●最初に学歴を書き、1行目の中央に「学歴」と書いて次の行から書き進めます。
●学歴のあとに1行空けて中央に「職歴」と書き、次の行から書き進めます。
●新卒などで職歴がない場合も、「職歴」と書いてから次の行に「なし」と記入します。
●職歴の最後は「以上」を下の行の右端に入れます。
●「年」は履歴書全体で西暦か元号(昭和・平成など)のどちらかに統一します。
高卒者の学歴の書き方
●高卒者の学歴は、最終学歴のひとつ前となる中学校卒業から記入します(小学校の記載はなくてもよい)。
●学校名は正式名称で記入します。「高校」は「高等学校」、「私立」または「公立(東京都立など)」もわかるように書きます。
●高校が普通科以外の専門学科(工業科、農業科など)の場合は学科まで記入します。とくに、応募職種と関係がある学科の場合はアピールポイントになります。
●大学を中退した場合は、大学名と学部・学科を記入して「中途退学」と書きます。
●高校は卒業していないものの「高等学校卒業程度認定試験」に合格している人は、その旨を学歴欄(または資格欄)に記入します。

高卒者の職歴の書き方
●会社名は正式名称で記入します。また(株)と略しないで「株式会社」と書きます。
●アルバイトの職歴は、アルバイトで勤務したことがわかるように書きます。社名や店舗名のあとに「アルバイトで勤務開始」と書くとわかりやすいでしょう。
●正社員の職歴では、退職の記載に「一身上の都合により」(または「会社都合により」)の文言を入れます。アルバイトの立場で退職した場合は、シンプルに「退職」のみの記載でも問題ありません。
●職歴欄に余裕がある場合は、2~3行使って所属部や担当した業務などを書いてもOK。
●現在も同じ勤務先で働いている場合は、入社の次の行に「現在に至る」または「同社(同店)に在籍中」と書きます。

高卒者の履歴書/資格欄や特技・志望動機の書き方
ここからは、履歴書の資格欄の正しい書き方や、特技(趣味)・志望動機の書き方のコツを紹介します。
履歴書の資格欄の正しい書き方

●保有する資格(免許)の正式名称と、取得した年・月を記入します。
●「年」は履歴書全体で西暦か元号(昭和・平成など)のどちらかに統一します。
●資格名は略さず、正式名称を記入します。たとえば「宅地建物取引士」を「宅建」と略するのはNGです。また、一般的な自動車免許は「普通自動車第一種運転免許」となります。
●複数の資格を持っている場合は、取得した順番に記入していきます。
●高校は卒業していないものの「高等学校卒業程度認定試験」に合格している人は、その旨を資格欄(または学歴欄)に記入します。
履歴書の特技・趣味の書き方のコツ

履歴書に書く特技・趣味は、自分の個性をアピールするポイントとなります。採用担当者に関心を持ってもらえるよう、自分の強みや人柄を示せる特技や趣味を書きましょう。何を書けばいいのかわからない場合、趣味は興味のあることや好きなこと、特技は学生時代の部活動や習い事などから探してみてください。
履歴書の志望動機の書き方のコツ

履歴書の志望動機では、「なぜこの会社と仕事を選んだのか」という具体的な理由とともに、「他社ではなく、この会社で働きたい」という入社意欲を伝えることが大切です。学業やアルバイト、携わった仕事やボランティアなど、過去の経験から自分の強みやスキルがどう生かせるのか、会社の業務内容と関連付けて書くのがコツです。
また、記入欄のスペースに対して文章があまりにも短いと、採用担当者に熱意が伝わらず「仕事に対する意欲がない」「やる気がない」と受け取られてしまう可能性があります。内容のない文章をダラダラと書き連ねるのも考え物ですが、自身の経験や想い、今後の目標などを具体的に挙げながら、スペースの8割以上を埋めるように記入するのが理想です。
高卒者が履歴書を作成する際の注意点・ビジネスマナー
ここからは、履歴書を作成する際の基本ポイントとして、押さえておきたいビジネスマナーや注意点について解説します。
-
-
【履歴書作成で押さえておきたい基本のマナー&注意点】
●嘘を書くのは厳禁
●用紙の折れ・汚れはNG
●黒の消えないボールペンで書く
●誤字・脱字に注意する、修正液は使わない
●「貴社」と「御社」を間違えない
●履歴書を郵送する場合は?
-
嘘を書くのは厳禁

履歴書に嘘の内容を書くのは絶対にNGです。採用担当者に良く見られたいがために、経歴などを偽って書いてしまうと、面接で履歴書の内容と発言の内容にズレが生じやすくなり、面接官に嘘を見破られてマイナス評価につながってしまいます。
たとえ嘘がバレずに入社できたとしても、何かがきっかけで発覚した場合、自身の信頼や評価を落とすだけでなく、せっかく決まった仕事を失うことにもなりかねません。学歴や職歴、資格や志望動機などを含めて、履歴書にはすべて真実を書きましょう。
用紙の折れ・汚れはNG
履歴書の用紙が折れていたり汚れていたりすると、受け取った採用担当者にマイナスな印象を与える可能性があります。履歴書の取り扱いには十分注意し、用紙に折れや汚れが付いてしまったときは、新しい用紙に書き直すのがマナーです。
黒の消えないボールペンで書く

手書きで履歴書を作成する場合、必ず黒の消えないボールペンを使用しましょう。消えるボールペン(フリクションボールペン)は、温度変化や摩擦などで文字がかすれたり、消えたりすることがあるからです。
また、文字の美しさに自信がない人は、パソコンのワードや履歴書作成ソフトなどを利用するといいでしょう。応募先の会社から「直筆で」と指定がなければ、履歴書をパソコンで作成しても問題はありません。
誤字・脱字に注意する、修正液は使わない

履歴書の誤字・脱字はマイナスな印象を与えます。もし書き損じてしまった場合、修正液などを使って訂正するのではなく、面倒でも新しい履歴書に書き直すのがマナーです。うろ覚えの漢字は必ず調べてから記入し、不安があればほかの人に最終確認してもらうといいでしょう。
「貴社」と「御社」を間違えない
相手の会社を指す言葉として「貴社(きしゃ)」と「御社(おんしゃ)」がありますが、履歴書など文章で書く時は「貴社」、面接時など声に出して話す時は「御社」が正解です。これはビジネスの基本的なマナーですが、意外と間違えて使われやすいので注意しましょう。
履歴書を郵送する場合は?

履歴書を郵送する場合は、用紙を折りたたまずに(二つ折りのままの状態で)送れる定形外サイズの封筒を使うのがおすすめです。郵送中に濡れたり折れたりするのを防ぐため、履歴書をクリアファイルに挟んでから封筒に入れるといいでしょう。
封筒の表には、宛先の郵便番号・住所・宛名とともに「履歴書在中」と記入し、裏には自分の氏名・住所・郵便番号を記入します。宛名が採用担当者など個人の場合は「様」を、会社・部署の場合は「御中」と書くのがマナーです。特別な理由がなければ、速達や簡易書留ではなく普通郵便で送付しますが、郵便料金が不足しないよう十分注意してください。
まとめ

今回は、高卒者の履歴書の正しい記入方法・マナーなどの基本ポイントや、志望動機などの書き方のコツを紹介しました。
履歴書は、応募者の第一印象を左右する重要な書類です。履歴書に間違いや落ち度があると、書類選考で採用を見送られる可能性があるため、正しく記入して完璧に仕上げたいものです。本記事で解説したポイントを押さえて、大切な履歴書を不備なく作成し、自信を持って就職活動を進めてください!
── 日総工産<工場求人ナビ>では、学歴不問で高収入が目指せる製造業の求人を多数ご紹介しています。専門コーディネーターによるお仕事探しやアドバイス、研修プログラムによる人材教育など、就職・転職のサポート体制も充実! まずは下記ボタンをチェックして、お気軽にエントリー&ご応募ください!