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ピッキング作業はきつい?仕事内容やメリット・デメリットを紹介!

ピッキング作業はきつい?仕事内容やメリット・デメリットを紹介!

2023/12/15 更新

  1. ■目次
    ●ピッキングの仕事内容について
    ピッキング作業とは?
    ピッキング作業の手法
    ピッキング作業にノルマはある?
    ピッキング作業と他の作業を兼務する場合も
    ●ピッキング作業の雇用形態・勤務形態や時給相場は?
    ピッキング作業の雇用形態・求人動向
    ピッキング作業の勤務形態・勤務時間
    ピッキング作業の時給相場
    ●ピッキング作業のきつい部分やデメリットは?
    体力が必要な業務が多い
    単純作業の繰り返しで飽きやすい
    繁忙期は時間に追われる
    作業環境の温度調節がしにくい
    ●ピッキング作業の魅力や働くメリットは?
    未経験でも働きやすい
    人間関係が気楽で黙々と働ける
    働き方の自由度が高い 服装や髪型などの自由度が高い
    ●ピッキング作業の適性と求められる能力
    ピッキング作業に求められる能力/正確性
    ピッキング作業に求められる能力/集中力
    ピッキング作業に求められる能力/手際のよさ
    ●まとめ
    ●ピッキング作業のお仕事を探している方はコチラ!

ピッキングの仕事内容について

ピッキング作業とは?

ピッキング作業とは?

工場や倉庫の求人でもよく見かけるピッキング作業とは、工場の保管庫や倉庫などから、伝票にしたがって指定の商品をピックアップする(集める)仕事です。カートを押しながら指定の商品を探して集める方法が一般的ですが、ベルトコンベアで流れてくる多種類の商品の中から、指定の商品を選び取って集める場合もあります。

ピッキングする商品は、食品や生活雑貨、化粧品、衣料品、電化製品など多岐にわたり、不特定多数のジャンルの品物を扱う会社もあれば、特定ジャンルの品物のみを扱う会社もあります。基本的に資格や経験がなくても従事できますが、扱う商品やピッキングの手法によっては、フォークリフトの運転免許が必要になる場合もあります。

ピッキング作業の手法

ピッキング作業の手法

ピッキング作業では、商品をどのように集めるかによって、主に「シングルピッキング」「トータルピッキング」「マルチオーダーピッキング」の3つの手法があり、それぞれ作業内容が異なります。以下、3つの手法について説明します。

  1. 《1・シングルピッキング》
    ひとつの注文に対して商品を集める方法で、「摘み取り方式」とも呼ばれます。顧客別・出荷別に必要な商品を探して集め、すべて集め終わったら指定の場所へ運びます。作業内容がシンプルで、未経験者でも始めやすいのがメリットですが、オーダーの商品をひとつずつ探して集めるため、作業員の移動距離や負担が増えるというデメリットがあります。

  1. 《2・トータルピッキング》
    複数注文の商品をまとめて集める方法で、「種まき方式」とも呼ばれます。商品を集めてから顧客別・出荷別に仕分けるため、工場・倉庫内での移動距離や探す手間を最小限に抑えることができますが、集めた商品を振り分ける場所や、仕分け作業の時間・人員を確保する必要があります。

  1. 《3・マルチオーダーピッキング》
    1と2の手法の長所を組み合わせたマルチオーダーピッキングは、複数注文の商品をまとめて集めながら、仕分けも同時に行う方法です。注文ごとに商品を入れる複数の箱をフォークリフトやカートに乗せ、ピッキングした商品をその場で注文先の箱に仕分けて入れていきます。複数注文のピッキングと仕分けを一度に済ませることができるので、作業効率はアップしますが、作業が複雑でミスが発生しやすいというデメリットもあります。

ピッキング作業にノルマはある?

ピッキングの仕事には、基本的にノルマがないことが多いようです。ただし、職場によっては、繁忙期などに「時間内に○○個の商品をピッキングする」という目標が設定される場合もあります。また、商品管理システムを導入している職場では、一人ひとりがピッキングした時間や数量が記録され、終業時にその日の成果と目標が表示されることもあるようです。ノルマの有無が気になる人は、面接の際に質問してみましょう。

ピッキング作業と他の作業を兼務する場合も

ピッキング作業と他の作業を兼務する場合も

一口にピッキング作業といっても、それに付随する業務は多岐にわたります。勤務先によっては、仕分け・梱包・シール貼り・検品などの作業も、ピッキング担当者が兼務する場合がありますので、応募する際には具体的な仕事内容を必ず確認しておきましょう。

※ピッキング作業に関する詳しい情報は、こちらの記事もチェック!
工場勤務でよくあるピッキング作業とは何?ピッキング作業の特徴やコツまでご解説 | 工場・製造業の求人・お仕事・派遣なら日総工産 (717450.net)

ピッキング作業の雇用形態・勤務形態や時給相場は?

ピッキング作業の雇用形態・求人動向

ピッキング作業の雇用形態・求人動向

ピッキング作業の雇用形態は、アルバイト・パートの求人が多い傾向にありますが、正社員、派遣社員、契約社員などの求人もあり、さまざまな形態で就業することができます。また、実務経験や学歴、資格の有無を問わず、未経験から働ける職場が多いのも特徴です。
ここ近年は、ネット通販の拡大にともなってピッキングの仕事も需要が高まっており、とくに繁忙期となる年末年始・お中元などのシーズンは、期間限定の求人が増える傾向にあります。

ピッキング作業の勤務形態・勤務時間

ピッキング作業の勤務形態・勤務時間は、フルタイムで週5日勤務の職場もあれば、1日4~5時間・週2~3日程度のシフトで働ける職場もあります。また、工場や倉庫は24時間稼働しているところが多いため、勤務先によっては交替制の夜勤シフトが組まれている場合もあります。

二交替制について詳しく知りたい方はコチラ!
二交替制のメリットとは?三交代制との違い・注意点について紹介!

ピッキング作業の時給相場

ピッキング作業の時給相場

ピッキング作業の時給は、勤務先やエリアによって異なりますが、平均すると900~1200円程度が相場となっています。
また、深夜勤務の時間帯(22時~翌5時)は、基本給の25%以上増しとなる深夜手当が支給されます。たとえば、基本給(日勤の時給)が1000円の場合、深夜勤務の時間帯の時給は1250円以上となるため、夜勤ありのシフトで働く方が、日勤のみで働くよりも収入はアップします。

ピッキング作業のきつい部分やデメリットは?

ピッキングの仕事は「キツイ・大変」というイメージをもつ人も多いようですが、その理由としては主に以下のような点が挙げられます。ただ、人によってはデメリットがメリットになることもありますので、自分の場合はどうなのか、ぜひチェックしてみてください。

体力が必要な業務が多い

体力が必要な業務が多い

ピッキング作業は基本的に立ち仕事で、勤務中は工場や倉庫内を歩き回ることがほとんどです。商品が保管されている場所によっては、立ったりしゃがんだり、ハシゴや階段を上り下りしたりすることも増えるでしょう。また、電化製品や飲料といった重い荷物を扱う際には、それ相当の筋力も必要となります。このように、ピッキング作業は体力のいる業務が多いため、人によっては肉体的にキツイと感じるかもしれません。
一方で、健康のために運動したいけれど、なかなか忙しくて時間が取れないという人には、仕事中に運動ができるので一石二鳥です。

単純作業の繰り返しで飽きやすい

ピッキング作業は、指定の商品を集めるという単純作業の繰り返しとなるため、慣れてくると作業に飽きて、仕事がつまらないと感じる人もいるようです。もちろん、単純作業がまったく苦にならない人もいますし、「いかに効率よくピッキングするか」「前回よりも短時間で数をこなす」など、自分でルールを設定して仕事を楽しめる人には、むしろメリットといえるでしょう。

繁忙期は時間に追われる

繁忙期は時間に追われる

お中元・お歳暮のギフト商品や、クリスマス・お正月用品などの季節商品を取り扱う会社は、夏場や年末年始に忙しくなる傾向にあります。繁忙期には出荷の納期に間に合わせるため、膨大な量の作業や残業が求められることもあり、人によってはストレスを感じるかもしれません。とはいえ、繁忙期には期間限定の求人も増えますので、短期集中で稼ぎたい人にはメリットとなるでしょう。

作業環境の温度調節がしにくい

作業環境の温度調節がしにくい

工場や倉庫では商品の運搬や搬出がしやすいように、出入口を開放した状態で作業することも少なくありません。そのため、作業場の冷暖房が効きにくく、夏の暑さや冬の寒さがキツイと感じる人も多いようです。また、冷凍食品や生鮮品などを扱う工場・倉庫では、冷蔵庫や冷凍庫内などの低温下で作業することもあります。
よって、作業する際には暑さ・寒さで体調を崩さないよう、季節や職場環境に合わせて、水分補給や服装による温度調整を心がけるようにしましょう。

ピッキング作業の魅力や働くメリットは?

ピッキング作業は大変な点ばかりでなく、働くメリットや魅力もたくさんあります。以下、ピッキングの仕事に就くメリットを見ていきましょう。

未経験でも働きやすい

未経験でも働きやすい

ピッキングの仕事は未経験者OKの求人が多く、新しい仕事にチャレンジしたい人にも好適です。体を動かすものの作業自体は単純で覚えやすいため、特別なスキルや経験を問われることはほとんどありません。慣れるまでは多少戸惑うかもしれませんが、作業のコツや商品の置き場所などを覚えてしまえば、比較的ラクに仕事をこなせるようになります。

人間関係が気楽で黙々と働ける

人間関係が気楽で黙々と働ける

ピッキングの仕事は、基本的に1人で作業を行います。接客業のように不特定多数の人とコミュニケーションを取る必要がなく、1人で黙々と作業に集中できるので、人間関係に煩わされたくない人や、人と関わるのが苦手な人にも好適といえるでしょう。ただし、梱包や仕分け、検品などにつながる工程では、周囲のスタッフとの連携が求められるため、ある程度のコミュニケーションは必要となります。

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働き方の自由度が高い

働き方の自由度が高い

ピッキング作業の求人では「週3日OK」「勤務時間相談OK」など、柔軟にシフトを組める案件が多く見られます。一方で、「週5日フルタイム勤務」「夜勤ありの交替制勤務」など、しっかり働いて稼ぎたい人に好適な求人も多くあります。このように、ワークライフバランスや希望に合わせた働き方が選べるのも、ピッキングの仕事の魅力といえるでしょう。

服装の自由度が高い

ピッキング作業は顧客対応を伴わないため、他の職種と比べて服装の自由度が比較的高い傾向にあります。作業に適した安全な服装(肌の露出が少ない・動きやすい・巻き込まれにくい・汚れても問題ない)であれば、基本的に私服で働ける職場も多いようです。
とはいっても、仕事にふさわしくない華美で奇抜なファッションや、作業の妨げになるアクセサリーなどはNGです。また、職場によっては作業着やヘルメットなどが支給されますので、その場合は用意されたものを着用してください。

ピッキング作業の適性と求められる能力

ピッキング作業は単純で覚えやすい業務とはいえ、仕事の適性として「正確性」「集中力」「手際の良さ」が求められます。
こうした能力に自信があれば、ピッキングの仕事に向いているといえますが、自信がない人でも意識して仕事に取り組むことで、自身の成長やスキルアップが目指せるでしょう。以下、それぞれの能力について解説します。

ピッキング作業に求められる能力/正確性

服装の自由度が高い

ピッキングの段階で商品を取り違えると、注文とは違う商品が発送されてしまい、トラブルやクレームにつながる恐れがあります。とくに、似たような商品があると取り違えのミスが起きやすくなるため、不明な点や疑問があれば、その場で必ず確認することが重要です。
もちろん、ほとんどの工場や倉庫では、ミスを防ぐ二重三重のチェック体制を取っていますが、まずは各人が作業の正確さに気を配って、日々の業務に当たることが求められます。

ピッキング作業に求められる能力/集中力

ピッキング作業は、基本的に単純作業の繰り返しとなります。単調な作業を続けることに飽きてしまうと、集中力が途切れてミスが生じやすくなるので、仕事中は高い集中力を維持することが重要となります。そのためにも、休憩時間などをうまく利用して気分をリフレッシュし、終業時間まで集中力を維持できるようにしましょう。

ピッキング作業に求められる能力/手際のよさ

ピッキング作業に求められる能力/手際のよさ

工場や倉庫での業務は、商品の出荷・納期に合わせて効率的に作業を進める必要があります。ピッキング作業においても、業務時間内に効率よく工場や倉庫内を回り、指定の商品を集める手際のよさが求められます。
はじめは見当が付かず戸惑うかもしれませんが、商品の置き場所や種類、陳列のルールなどが頭に入れば、あとは場数をこなすのみ。自分なりに効率性やスピードを意識しながら、向上心を持って仕事に取り組むことで、より手際よく商品をピックアップできるようになるでしょう。

まとめ

今回は、ピッキング作業の仕事について、さまざまな視点から詳しく解説しました。

ご紹介したように、ピッキング作業は未経験からでも気軽に始めやすく、自分に合った勤務スタイルで働けるのが魅力です。体力が必要な業務もありますが、コツをつかめば作業スピードも次第に上がり、現場の戦力として活躍することができます。また、自分なりに「○時間で○○個集める」という目標を立てるなど、日々向上心を持って取り組めば、自身のスキルアップや仕事のやりがいも実感できるでしょう。

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