期間工とはそもそも何?
2023/12/13 更新
期間工という言葉を聞いたことありますか?実は短期間で効率的に稼げる方法として、密かに人気のある働き方なのです。
なぜ期間工が注目されているのか?期間工になるメリット、そもそも期間工とは?充実した福利厚生について解説します。
期間工とはそもそも何?
簡単に言ってしまえば期間工とは「期間限定で働く人」の認識でOKです。
例えば1月から6月までの半年間だけの期間で働く場合は期間工となります。しかし、このように書いてしまうと「派遣社員とどう違うの?」という疑問が湧いてくるはずです。
そこで、細かく派遣社員との違いも見ていきましょう。
期間工と派遣社員との違い
期間工と派遣社員の違いは大きく3つあります。
1.雇用形態2.貰えるお金(収入)
3.失業保険の受給条件
まずは1の雇用形態ですが、期間工の場合は企業との直接の契約となります。一般的に知られている派遣社員は派遣会社と契約して派遣先に働きに行きます。この雇用形態のおける最大のメリットは次の収入に関わってきます。
次に2のもらえるお金についてです。こちらは1の雇用形態から派遣社員よりも多い金額が収入になります。その理由ですが派遣社員の場合、派遣会社からいくつかの手数料を取られてしまうので、どうしても期間工よりも少ない収入になってしまいます。
こちらをわかりやすく説明します。例えばAという会社が1人あたり日給で1万円の仕事を募集していたとします。このAという会社に期間工と派遣社員がそれぞれ働いていた場合どうなるかがポイントです。
期間工はA会社と直接の契約をしているので日給1万円分の収入を得られます。しかし、契約社員の場合はA会社はまず派遣会社に日給1万円を支払い、派遣会社が手数料を引いて契約社員に渡す流れになります。
仮に同じ仕事をした場合、どちらのほうが良いかは明白です。しかも大手会社の直接雇用であれば各種手当も好待遇であることが多いのもポイントです。もらえるお金や待遇の観点から言えば、派遣社員より期間工のほうが優れていることがわかります。
最後に3の失業保険の受給条件についてです。期間工と派遣社員はともに12か月以上働いた後に契約満了すると失業保険をもらえます(正確には次の仕事がない場合)。期間工の場合は契約満了から1か月後に失業保険がもらえるのに対して派遣社員は4か月後です。
なぜこの違いが出てくるのかですが派遣会社の場合は基本的に矢継ぎ早にすぐ派遣先を紹介します。そうすると、次の仕事があるにもかかわらず派遣会社との契約を切ることで「自己都合退職」になるからです。
直接契約である期間工は会社都合による失業となりますので、失業保険のルール上1か月後に失業保険を受け取ることができます。
期間工と派遣の違いから期間工の仕事内容まで徹底解説!
期間工の仕事内容
次に気になるのは期間工はどんな仕事をするか?という点でしょう。期間工の募集で多いのは自動車や家電、電子部品の製造に関わることです。その中でも特に募集が多いのが自動車メーカーからの仕事です。
期間工の仕事は自動車メーカーでの仕事が多い!
自動車はテレビのCMを見ればわかりますが、常に新しいデザインや性能の自動車が販売されています。各企業の戦略によっては早急に自動車をたくさん製造したい時期が出てきます。その時に必要になるのが期間工です。
1年もしくは2年の短期間だけ人材を投入したい場合、正社員を採用するよりも期間工や契約社員を採用するほうが人的コストにメリットが出てきます。そして、気になるのが仕事内容です。期間工の場合は自動車の各パーツの組み立てや検査が主だった内容になります。
例えば、ボディやタイヤ、シートなど自動車はたくさんのパーツが存在します。これらを組み立てて1台の自動車にするのです。他にも自動車には安全性が求められるので、きちんと走れるかという厳しいチェックをする作業もあります。
期間工になるための条件
期間工の仕事がわかってきましたが、ここまで聞くと不安になるのは「自分にそんな仕事が出来るのであろうか?」です。最初に結論を言うと未経験でも女性でも問題ありません。もちろん、各企業が求める条件を備わっていないといけません。しかし、期間工の仕事は基本的に誰でもできるものが多いです。その理由を次に説明します。
期間工、未経験でもできる!
自動車の製造に関わる仕事は普通に考えてみると難しいと感じてしまいます。しかし、多くの場合は未経験の方でも専門のスタッフが担当して指導してくれます。初めての作業でも教わることで少しずつ仕事を覚えて、一人でできるようになるまでサポートしてくれるのです。このことからも未経験だから出来ないなんてことはありません。
期間工、女性もできる?
自動車の製造に関わる仕事だと力が必要で女性は活躍できないのでは?そのような疑問も出てくることでしょう。安心してください。期間工でも女性に対しての配慮をする企業がほとんどで、力があまり必要のない担当になることが多いです。ただし、全ての場合において力作業が免除されるわけではないことも覚えておいてください。
いわゆる部品を組み上げる仕事がメインの会社ではなく、タイヤやシートなどの細かい部品を作る、いわゆる部品メーカーの会社の期間工なら力仕事も少ないです。
女性も期間工になれる? 女性にもオススメの期間工の仕事をチェック!
期間工として採用されるためには?
期間工の仕事について興味が出てきたものの、自分が採用されるかどうか不安と思うかもしれません。基本的に健康的で社会的であり、受け答えがきちんと出来る方であれば問題ありません。
期間工の採用の流れとして多いのが、応募から面接の流れです。面接の段階では一般常識のテストや計算問題などの筆記テストを行うところもあります。特別なスキルを持っていなくても十分に対応できるので身構える必要はないです。
期間工の勤務環境や福利厚生について
期間工について理解が深まってきたことでしょう。更に勤務環境や福利厚生についても解説します。
大手からの採用が多い
期間工の最大の特徴として大手が募集することが大半です。自動車を作るには相応の資金力が必要であり、いわゆる中小企業が簡単に出来ることではありません。そのため、期間工の仕事は大手の会社と契約を結んで仕事をすることがほとんどです。
期間工の給料や福利厚生
大手の会社と言えば給料や福利厚生が中小企業よりも手厚いことがポイントです。月収例でも30万円前後が多く、各種手当も充実しています。採用先で違いは出てきますが、赴任手当や食事補助、家族手当、無料での寮生活などがあります。中小企業では考えられない充実ぶりです。
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