期間工で採用されやすい志望動機の書き方は?例文&NG例も紹介!
2023/12/12 更新
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■目次
- ●期間工で採用されやすい志望動機の書き方は?テーマ別の例文&NG例も紹介!
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・嘘は絶対に書かない
・定型文のテンプレートをそのまま使わない
・短い文章で済ませない
・会社の呼び方や誤字に注意
- ●会社が期間工に求めている3つの要素
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・契約満了まで長く働いてくれる
・仕事を覚えて真面目に取り組んでくれる
・体力や健康上に問題がない - ●期間工の志望動機の例文をテーマ別に紹介!
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テーマ1/お金を稼ぎたい・貯金したい
テーマ2/体力に自信がある
テーマ3/工場勤務の経験がある
テーマ4/正社員登用を目指している
テーマ5/会社の製品が好き - ●期間工の志望動機で避けたいNG例は?
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短期勤で辞めてしまいそうな動機
体力やメンタルが弱そうな動機
前職を辞めた理由がネガティブ - ●面接で志望動機を伝える際の注意点は?
- ●まとめ
- ●期間工のお仕事探しなら<工場求人ナビ>で!
履歴書に志望動機を書く際の注意点は?
期間工の仕事に応募する際には履歴書の提出が求められます。とくに履歴書に書かれた志望動機は、求める人材かどうかを見極めるために、採用担当者が重視する項目のひとつです。まずは、履歴書に志望動機を書く際に注意したい基本ポイントを4つ紹介します。
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嘘は絶対に書かない
期間工に限らず、履歴書に嘘の内容を書くことは厳禁です。採用担当者に良く見られたいがために嘘の志望動機を書いてしまうと、面接で履歴書の内容と発言の内容にズレが生じやすくなり、面接官に嘘を見破られてマイナス評価につながってしまいます。
たとえ嘘がバレずに入社できたとしても、何かがきっかけで嘘が発覚した場合、自身の信頼や評価を落とすだけでなく、せっかく決まった期間工の仕事を失うことにもなりかねません。志望動機や学歴、職歴などを含めて、履歴書の内容にはすべて真実を記載しましょう。
定型文のテンプレートをそのまま使わない
本記事の次章以降で紹介する例文を含め、インターネットなどで紹介されている志望動機のテンプレートを、そのままコピペして履歴書に使うことは避けましょう。採用担当者はこれまで何人もの履歴書をチェックしているので、定型文のコピペであることがすぐにバレてしまいます。
志望動機を伝える上で重要なのは、他の求職者との差別化を図り、仕事への意欲を自分の言葉でアピールすることです。例文を参考にすること自体に問題はありませんが、自身の経験やエピソードを肉付けしたり、言葉や言い回しをアレンジするなど、自分で考えたオリジナルの文章を使うようにしましょう。
短い文章で済ませない
志望動機の記入スペースに対して志望動機があまりにも短いと、採用担当者に熱意が伝わらず「仕事に対する意欲がない」「やる気がない」と受け取られてしまう可能性があります。内容のない志望動機をダラダラと書き連ねるのも考え物ですが、「貯金したいから」「クルマが好きだから」など、志望動機を短文のみで済ませるのも良い印象を与えません。
会社の採用担当者は、「なぜ当社を選んだのか」「入社後、どのように会社に貢献してくれるのか」という点に注目して選考しています。自身の経験や想い、今後の目標などを具体的に挙げながら、スペースの9割以上・3~4文を目安に記入するようにしましょう。
会社の呼び方や誤字に注意
相手の会社を指す言葉として「貴社(きしゃ)」と「御社(おんしゃ)」がありますが、履歴書など文章で書く時は「貴社」、面接時など声に出して話す時は「御社」が正解です。これはビジネスの基本的なマナーですが、意外と間違えて使われやすいので注意しましょう。
また、履歴書の誤字はマイナスな印象を与えます。もし書き損じてしまった場合、修正液などを使って訂正するのではなく、新しい履歴書に書き直すのがマナー。うろ覚えの漢字は必ず調べて確認し、不安な人は鉛筆で下書きしてから記入すると安心でしょう。
会社が期間工に求めている3つの要素
では、どのような志望動機が採用担当者にプラスな印象を与え、採用につながりやすくなるのでしょうか。まず志望動機を考える前に、会社が期間工に求めている以下3つの要素を押さえておくことで、自分自身のアピールポイントも導きやすくなるでしょう。
契約満了まで長く働いてくれる
期間工を採用する際、採用担当者が最も注視しているのが「契約満了まで長く働いてくれるか」という点です。高収入という条件に惹かれて入社したものの、仕事がキツくて途中退社する期間工も一定数いるからです。
会社としては採用した期間工がすぐに辞めてしまうと、生産ラインが計画通りに回らなくなり、新しく人材を補充するための手間やコストもかかってしまいます。だからこそ会社側は、途中で離職せず、満了までしっかり働いてくれる人材を求めているのです。
仕事を覚えて真面目に取り組んでくれる
期間工の仕事は基本的に単純作業の繰り返しとなるため、未経験でも仕事をきちんと覚えて、コツコツと真面目に取り組んでくれる人を歓迎します。したがって、志望動機では「ルールや順序を守って仕事ができる」「ミスをしないよう、集中してコツコツと作業できる」といった点を伝え、自己PRにつなげるのがおすすめです。
体力や健康上に問題がない
期間工が担当する作業の中には、重量物を扱う力仕事や、長時間立ったままの立ち仕事も多くあります。そのため、会社側は「体力・健康面に不安はないか」という点にも注目しています。もちろん、人並みの体力があり、健康面でも仕事に支障がなければ問題はありませんが、「趣味でスポーツやトレーニングをしている」「学生時代に運動部だった」などのアピールポイントがあれば、志望動機とからめて書いておくとプラス要素となるでしょう。
期間工の志望動機の例文をテーマ別に紹介!
ここからは、期間工に採用されやすい志望動機の例文を、5つのテーマ別に紹介します。書く際に意識したいポイントや注意点についても解説しますので、自分にマッチした志望動機の作成に役立ててください。
テーマ1/お金を稼ぎたい・貯金したい
期間工は短期間で稼げる点がメリットなので、志望動機が「お金のため」でも問題ありませんが、稼ぐ目的や目標をきちんと説明した上で、「それを達成するために頑張りたい」といった前向きな姿勢を伝えるといいでしょう。
ただし、「借金の返済に使いたい」などの目的はネガティブな印象を与えるため、「学費を稼ぎたい」「起業資金にしたい」「結婚に向けて貯金したい」など、ポジティブに捉えられやすい内容を意識しましょう。
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【例文】将来、自分のお店を持ちたいと考えており、その開店資金として○○万円以上貯めるのが目標です。貴社の期間工として働けば、目標を達成できると思い応募いたしました。工場勤務の経験はありませんが、一から仕事を覚えて期間満了まで真面目に働き、自分自身の夢を実現させるために頑張りたいと思います。
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【例文】現在、自動車整備士学校への進学を目指しています。そのために、期間工として期間満了までしっかり働き、進学費用を貯金したいと考えています。また、整備士になってからも、期間工として貴社の自動車生産に携わった経験が生かせると思いますので、一つひとつの仕事に精一杯取り組んでいきたいと思います。
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期間工は短期間で稼げる点がメリットなので、志望動機が「お金のため」でも問題ありませんが、稼ぐ目的や目標をきちんと説明した上で、「それを達成するために頑張りたい」といった前向きな姿勢を伝えるといいでしょう。
ただし、「借金の返済に使いたい」などの目的はネガティブな印象を与えるため、「学費を稼ぎたい」「起業資金にしたい」「結婚に向けて貯金したい」など、ポジティブに捉えられやすい内容を意識しましょう。
テーマ2/体力に自信があ
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【例文】私は子どもの頃から体を動かすことが好きで、中学校から高校まで野球部に6年間所属していました。現在もソフトボールや筋トレを趣味としているため、体力や筋力には自信があります。スポーツを通して培った体力や協調性を生かし、貴社の期間工として期間満了までしっかり働きたいと思っています。
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【例文】私は学生時代に、引っ越しや建築現場のアルバイトをしていましたので、体力面には自信があります。デスクワークよりも体を動かす仕事の方が性に合っているので、貴社の仕事は自分の長所や資質を生かせると思い応募いたしました。
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体力に自信があることは、期間工として働く際の大きな強みとなります。志望動機として書く際には、学生時代の運動部の経験や日頃のトレーニングなど、具体的な例を挙げて説明しましょう。また、期間工の仕事内容が自分に合っていることも、大きなアピールポイントとなります。
テーマ3/工場勤務の経験がある
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【例文】私は製造業の仕事やモノづくりに興味があり、以前は○○工場でライン作業の業務に就いていました。私の携わった仕事が、製品づくりの工程の一部になることにやりがいを感じるとともに、ミスのないよう集中してコツコツと取り組む作業は、自分に合っていると実感しました。この経験を生かして、いち早く貴社に貢献できる人材になりたいと思っています。
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期間工は未経験でも採用されますが、工場勤務の経験があると優遇される傾向にあります。工場の業種や製品のジャンルが異なっていた場合でも、経験者の方が製造現場で働くことに慣れているため、会社としては安心材料になります。工場勤務の経験を生かしながら、会社にとって有益に働けることを積極的にアピールしましょう。
テーマ4/正社員登用を目指している
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【例文】正社員登用を積極的に行っている貴社に魅力を感じ、期間工に応募いたしました。将来的にチャンスがあれば、正社員登用試験にも挑戦したいと考えております。その機会を与えていただけるように、期間工として仕事に対して責任を持ち、期間満了まで真面目に働く所存です。もちろん、正社員になることが難しい場合でも、つねに向上心を持って仕事に取り組んでまいります。
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正社員を目指したいという動機は、長く真面目に働いてくれそうというプラスな印象を与えます。ただし、正社員になりたいから期間工に応募したという動機だけでは、「正社員になれないとわかったら、すぐに辞めてしまうのでは?」と思われる可能性があります。よって、正社員登用の機会を得るために、まず「期間工としてしっかり仕事に取り組みたい」という姿勢を伝えるようにしましょう。
テーマ5/会社の製品が好き
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【例文】子どもの頃から貴社の自動車に憧れており、免許取得後は貴社の〇〇車を迷わず購入。現在の愛用車も△△車で、自分が好きな自動車の製造に関われる貴社で働きたいと思い応募しました。採用いただけた場合は、期間満了まで誠実に働き、貴社の自動車の魅力を広げるために貢献したいと考えています。また、働きながらしっかり貯金して、貴社の新車購入の資金に当てたいと思います。
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「貴社の製品が好き」という理由だけでは、志望動機として弱い部分があるため、「なぜ好きなのか」「どう貢献したいのか」を具体的に伝えることが重要です。また、「貴社製品の購入費用として貯金したい」「期間満了まで働く」などの動機を追加すると、さらに印象がアップするでしょう。
製造業の志望動機の書き方は? 例文でわかりやすく解説
期間工の志望動機で避けたいNG例は?
一方で、ネガティブなイメージを与える志望動機は、採用担当者に嫌われる可能性があります。以下、採用されにくい志望動機の一例と改善のポイントを紹介します。
短期勤で辞めてしまいそうな動機
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【NG例】私は1ヵ所に留まるのが苦手なので、期間限定で働ける期間工の仕事に応募しました。
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短期勤務を前提とした志望動機は、「すぐに辞めてしまうだろう」と思われる可能性が高くなるので、あまりおすすめしません。ここで重要なのは、ネガティブな表現をポジティブな表現に言い換えることです。たとえば、例文の「1ヵ所に留まるのが苦手」という短所も、言い方を換えると「どんな環境にも短期間で馴染める、対応力がある」という強みになりますので、プラスなイメージが伝わるような内容に変換しましょう。
体力やメンタルが弱そうな動機
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【NG例】前職の仕事はハードで自分に合わず、疲労とストレスがたまって退職したのですが、期間が限られている期間工であれば頑張れると思い応募いたしました。
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健康状態が重視される期間工において、心身の弱さを感じさせるような内容は避けるべきです。採用担当者も、肉体面や精神面でサポートが必要と感じる人は、あまり採用したくないと考えます。働く期間が限定される点についても、短期勤務を前提とした動機は避けた方がいいでしょう。
前職を辞めた理由がネガティブ
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【NG例】前職ではサービス残業が多く、給料が割に合わないと感じたため退職しましたが、期間工の仕事は待遇が良いので頑張りたいと思います。
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期間工も残業が発生することが多いため、「同じ理由ですぐ辞めてしまうのでは?」と思われる可能性があります。たとえ前職をネガティブな理由で辞めたとしても、志望動機を伝える際は前向きな理由に変換しましょう。たとえば、「起業資金を貯めたかったが、前職の給料では目標達成が難しいため」といった理由であれば、マイナスな印象にはならないはずです。
面接で志望動機を伝える際の注意点は?
面接時においても、志望動機に関する質疑応答は必須事項となるため、事前にしっかり準備しておくことが重要です。
多くの場合、面接官は提出した履歴書を見ながら話を進めていきます。したがって、面接で志望動機を伝える際には、履歴書に書いた内容と矛盾しないよう注意しましょう。履歴書に書いた志望動機と、口頭で伝える志望動機に一貫性がなかったり、正反対の内容だったりすると、「デタラメを書いている(話している)」と思われてしまいます。
とはいえ、履歴書に書いた内容を丸暗記して話すのも、あまり賢明とはいえません。履歴書の文章そのものを口頭で伝えても、まったく同じことを繰り返しているだけで、面接官に熱意が伝わらないからです。
期間工として働きたいという意欲を伝えるためには、「自分の言葉で詳しく説明する」ことが大切です。たとえスムーズに話せなかったとしても、「想いをこめた自分の言葉」は、「想いのないスムーズな暗唱」より相手の心に響くものです。
面接では必要以上に構えてしまいがちですが、まずは自分が伝えたい想いを、自分の言葉で前向きに話すことを意識して臨んでください。
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まとめ
今回は、期間工の志望動機の書き方について詳しく解説しました。
期間工として採用されるためには、期間工の仕事の特徴を踏まえた志望動機の作成がカギとなります。自分の経験や適性、熱意や誠実さなどを、期間工の仕事の特色に紐付けて前向きにアピールできれば、会社側もぜひ採用したいと考えるはずです。
本記事でご紹介したポイントや例文を参考にしながら、自分のエピソードや想いなどを盛り込んだ“響く志望動機”を作成して、ぜひ期間工の採用を勝ち取ってくださいね!
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