フリーターにおすすめの資格は?就職に役立つ資格を業種別に紹介!

2024/6/5 更新
- ■目次
フリーターが資格を取得する意味はある?

では、就職を目指すフリーターが資格を取得することで、どのようなメリットが期待できるのか、具体的に見ていきましょう。
フリーターが資格を取得するメリット
ではなぜ、「期間工ループは危険、避けたほうがいい」と言われるのでしょうか。その理由としては、以下のようなリスクやデメリットが挙げられます。
採用選考で有利となる

資格は履歴書で自身の強みを示せる重要な項目のひとつです。資格欄に何も書いていない人と、資格の名称が書かれている人では、後者の方が有利であることは言うまでもありません。面接においても、仕事に関連する資格を持っていれば、より専門的な話題で対応でき、自分が会社に貢献できることを具体的に伝えられるでしょう。
資格が必要な仕事に応募できる

仕事によっては、有資格者しか就けない職種もあるため、資格の保有を条件にしている求人も多くあります。当然ながら、無資格ではそうした求人への応募は諦めるしかありませんが、資格を取得していれば自信を持って応募でき、就職先や仕事の選択肢もぐっと広がるでしょう。
就職や仕事への意欲を示せる

資格を取得するには、テキストを買って独学で習得したり、スクールに通って勉強したりと、それ相当の時間と費用を要します。採用する企業側も、そうした努力は十分承知しているため、資格を取得しているというだけでも、就職を目指す意欲や仕事に対する前向きな姿勢を示せるでしょう。
資格手当で収入が増える可能性も

業務に必要な資格を取得していると、給料とは別途に資格手当が支給される場合があります。資格手当の有無や金額は、企業の給与体系や資格の種類(職種)によって異なりますが、資格の取得で収入アップが期待できるのは大きな魅力といえるでしょう。
スキルアップやキャリア形成に役立つ

資格を持っていると業務の幅が広がるため、無資格の場合より昇進・昇給しやすく、難易度の高い仕事や重要な業務に就いて、スキルアップできるチャンスも多くなります。また、保有する資格を生かして自身のスキルを磨きながら、ワンランク上の仕事に転職したり、独立・起業を目指したりと、将来的なキャリアの選択肢も広がるでしょう。
資格取得にじっくり取り組める

また、就職する前(フリーターのうちに)に資格を取得するメリットもあります。フルタイム勤務の正社員と比べて、フリーターは勤務時間や休日などを自分で調整しやすく、勉強やスクールに通う時間も確保しやすいからです。比較的まとまった時間が取りやすいフリーターのうちであれば、資格取得にも余裕を持ってじっくり取り組めるでしょう。
フリーターにおすすめの資格を業種別に紹介
ここからは、フリーターの就職で有利になる資格を業種別に紹介します。いずれの資格も、受験に必要な条件(実務経験や学歴などの受験資格)はありませんので、気になる資格があればぜひチャレンジしてみてください。
事務系・デスクワーク系の資格

【日商簿記検定試験】
日本商工会議所が主催する日商簿記は、簿記の習得度を測る検定試験です。取得すれば企業の経理や財務、総務などの職種をはじめ、お金を扱う金融業や販売の仕事でも役立ちます。求人の応募条件に資格が記載されていなくても、事務系の仕事に応募する際には、取得しておいて損はないでしょう。
【マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)】
マイクロソフトオフィススペシャリスト(通称MOS)は、マイクロソフトオフィス製品(ワード、エクセル、パワーポイントなど)のスキルを証明する資格です。多くの企業でマイクロソフトオフィスのソフトを使用しているため、取得しておけば業種や職種を問わず役立ちます。
【秘書技能検定】
秘書技能検定は、ビジネスマナーに関する知識や技能を証明する資格です。ビジネスにおける一般常識や電話対応、言葉遣いや文書作成など、社会人としての基本的な能力やマナーが身につきますので、ビジネスシーンに不慣れなフリーターにもおすすめです。
IT系の資格

【ITパスポート試験】
ITパスポートは「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格で、IT関連の基礎知識を有していることの証明となります。IT業界で活躍するためには、より高度なスキルや資格が必要となる場合もありますが、未経験からIT系の仕事を目指すなら、まず取得しておきたい入門的な資格といえるでしょう。
【基本情報技術者試験】
基本情報技術者試験とは、主にIT系の仕事に関わる人や、これから関わろうとしている人を対象にした国家資格です。試験ではITの基礎知識をはじめ、論理的思考力やマネジメント知識などが問われます。合格すれば、情報処理技術者として一定以上のスキルを有していると経済産業省より認定されます。
介護系の資格

【介護職員初任者研修】
介護系の入門的な資格となる介護職員初任者研修は、介護の基本的な知識や技術を習得するための民間資格です。資格を持っていると可能な業務の幅が広がり、介護業界への就職で有利となります。
不動産業の資格

【宅地建物取引士】
宅地建物取引士は、土地・建物の売買や賃貸物件の契約を結ぶ際、契約内容に関する重要事項を顧客に説明することができる国家資格です。資格を持っていると、不動産価格を評価する際にも重宝されるため、不動産業界はもちろん、建築・金融・保険など幅広い業界で活躍できるチャンスが広がります。
製造業・物流業の資格

【フォークリフト資格】
フォークリフト資格(運転免許)には、最大積載荷重1トン以上のフォークリフトで作業する際に必要な「フォークリフト運転技能修了書」と、最大積載荷重1トン未満のフォークリフトで作業する際の「フォークリフト運転特別教育修了書」があります。フォークリフトは資格がないと運転できないため、フォークリフト作業のある製造業や物流業への就職で有利になるでしょう。
なお、フォークリフトの作業は、最大積載荷重1トン以上の車両で行う現場が多いため、できれば1トン以上の資格「フォークリフト運転技能講習修了証」を取得しておいた方が、より幅広い業務に対応しやすくなります。
販売・サービス業の資格

【登録販売士者】
登録販売者とは、医薬品全般を扱う薬剤師とは異なり、一般用薬品のなかでも第2類・第3類のみの販売ができる資格です。薬局やドラッグストアではもちろん、コンビニでの一般用医薬品販売も始まっていることから、今後さらにニーズの高まる資格として注目されています。受験資格はないためフリーターでも受験できますが、登録販売者が一人で一般用薬品を販売するには、直近5年間で通算2年以上の実務経験が必要となります。
フリーターが資格を取得する際のポイント・注意点
では最後に、就職を目指すフリーターが資格を取得する際の注意点や、押さえておきたいポイントについて解説します。
就きたい仕事・業種に合った資格を選ぶ

資格取得を検討する際には、自分が就きたい仕事(業種・職種)に関連するものを選びましょう。応募する仕事の実務に役立つ資格でなければ、持っていても宝の持ち腐れになってしまいますし、仕事によっては資格の有無がさほど重視されない場合もあります。資格取得には、ある程度の時間や費用もかかりますので、どの資格が希望する仕事や就職時に有利に働くのか、しっかりと情報収集して検討することが大切です。
自分のレベルに合った難易度の資格を選ぶ

難易度が高い資格は、社会的な信用度やニーズが高く、取得すれば就職活動でも評価されやすい傾向にあります。だからといって、最初から難易度の高い上位資格にチャレンジして、勉強に時間とお金を使い過ぎ、就職活動がおろそかになってしまっては本末転倒です。
資格はあくまでも「就職や仕事をするための手段」であり、取得することがゴール・目的ではありません。その点をしっかりと理解し、まずは自分に合った難易度の資格から挑戦することをおすすめします。
まとめ
今回は、就職を目指すフリーターにおすすめの資格や取得のメリット、取得を検討する際のポイント・注意点について解説しました。
ご紹介したように、就職活動において仕事経験が評価されにくいフリーターにとって、資格は自身の能力や意欲を示す有効なツールとなり得ます。現在、就職を考えているフリーターの人はもちろん、いつかは就職したいと思っている人も、ぜひこの機会に、就活や将来に役立つ資格を取得してみてはいかがでしょうか。
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