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フリーターとフリーランスの違い・共通点や、メリット・デメリットを徹底比較!

フリーターとフリーランスの違い・共通点や、メリット・デメリットを徹底比較!

2024/10/25 更新

  1. ■目次
    1.フリーター・フリーランスの定義は?
    ・フリーターとは?
    ・フリーランスとは?
    2.フリーターとフリーランスの6つの違い
    ・働く際の契約形態の違い
    ・収入の種類・年収の違い
    ・働き方の自由度はフリーランスの方が高い
    ・フリーランスは高いスキルと専門知識が必須
    ・フリーランスは仕事に対する責任が重い
    ・フリーランスは確定申告が必要
    3.フリーターとフリーランスの働き方の共通点
    ・収入が不安定になりやすい
    ・社会的信用が得にくい
    ・働く時間が選びやすい
    ・副業がしやすい
    4.フリーターとフリーランスのメリットを比較
    ・フリーターならではのメリット
    ・フリーランスならではのメリット
    5.フリーターとフリーランスのデメリットを比較
    ・フリーターならではのデメリット
    ・フリーランスならではのデメリット
    6.フリーターからフリーランスになる方法 
    ・フリーランスとして活躍できる職種を知る
    ・実務経験を積んでスキルを身につける
    ・フリーランスとして独立する際の手続き
    ・仕事を得るための人脈をつくる
    ・自ら企業に営業をかける
    ・マッチングサイトやエージェントなどを活用する
    7.まとめ フリーターからフリーランスへの転向は十分可能! 

フリーター・フリーランスの定義は?

  

まずはフリーターとフリーランス、それぞれの定義や言葉の意味を見ていきましょう。

フリーターとは?

フリーターとは?

フリーターという言葉は「フリーアルバイター」の略称で、内閣府では「学生や主婦(主夫)を除く15~34歳の若年者のうち、パート・アルバイトの雇用形態を主な仕事としている者」をフリーターと定義づけています。

また、内閣省の定義では、35歳以上でパートやアルバイトをしている人は「非正規労働者」「アルバイト」という呼称になり、フリーターとは区別して扱われています。ただ、一般的には35歳以上の人にもフリーターという呼称は使われており、その区別は便宜上のものとなっているようです。

   

フリーランスとは?

フリーランスとは?

フリーランスとは、英語で「自由契約(Freelance)」を意味する言葉で、「企業や団体に所属せず、個人で仕事を請け負う人や働き方」を指します。

ちなみに、フリーランスの就業環境の整備を図ることを目的として、2024年11月に施行される「フリーランス保護新法(※)」では、法の適用対象となるフリーランスを「従業員を雇用しておらず、一人で収入を得るために委託者との間で請負契約や業務委託契約を締結して業務を受注している者」としています。

※参考……フリーランス保護新法(フリーランス・事業者間取引適正化等法)の概要

   

フリーターとフリーランスの6つの違い

  

ここからは、フリーターとフリーランスの違いを見ていきましょう。両者の相違点として、とくに押さえておきたいポイントは以下の6点です。

  1. ●働く際の契約形態の違い
    ●収入の種類・年収の違い
    ●働き方の自由度はフリーランスの方が高い
    ●フリーランスは高いスキルと専門知識が必須
    ●フリーランスは仕事に対する責任が重い
    ●フリーランスは確定申告が必要

働く際の契約形態の違い

働く際の契約形態の違い

フリーランスは企業に雇用されず、仕事の案件ごとに業務委託契約を結ぶのが一般的です。一方で、フリーターはアルバイトやパートとして働く際に、企業や店舗と雇用契約を結びます。非正規雇用の従業員として企業に属する立場となるため、労働者として法律上の保護が受けられるケースもあります。

  

収入の種類・年収の違い

収入の種類・年収の違い

アルバイトやパートで働くフリーターに支払われるのは「給与」ですが、フリーランスに支払われるのは契約に基づいた「報酬」となります。「給与」とは雇用契約を結んでいることを前提とした労働の対価、「報酬」とは請負や委任契約に基づいて働いた対価のことです。そのため、時給制で給与が支払われるフリーターに対して、フリーランスは提供した技術やコンテンツごとに報酬が支払われ、その金額も案件によって異なります。

国の「民間給与実体統計調査」および「フリーランス実態調査結果」によると、フリーターを含む非正社員の平均年収は198万円、フリーランスの平均的な年収は200~300万円となっています。また、フリーランスでは年収1000万円以上の人が4%程度いることから、スキルや実績次第では、正社員以上の高収入を得ることも可能といえるでしょう

※参考資料/国税庁「令和4年分 民間給与実体統計調査」

※参考資料/内閣官房日本経済再生総合事務局「フリーランス実態調査結果」

   

働き方の自由度はフリーランスの方が高い

働き方の自由度はフリーランスの方が高い

フリーランスは、受注した仕事の納期とクオリティさえ厳守すれば、いつ・どこで仕事をするかは自分で決められます。ただし、職種や案件によっては、指定の現場に赴いて仕事をしたり、打ち合わせや取材などを行ったりする場合もあります。

一方で、企業と雇用契約を結んで働くフリーターは、雇用主が定めた場所で、決められた時間だけ働かなければいけません。作業のスケジュールや手順なども、企業の方針やマニュアル従う必要があるため、働き方の自由度はフリーランスの方が高いといえるでしょう。

  

フリーランスは高いスキルと専門知識が必須

フリーランスは高いスキルと専門知識が必須

フリーランスはクライアントの要望に応えるために、それ相応のスキルや実績が求められます。よって、高単価の仕事の依頼を得るためには、独自の強みや専門分野を持つなど、自身の市場価値を高めることが必須となります。

一方でフリーターの場合、特別なスキルや専門性はさほど求められません。多くの仕事がマニュアル化されており、仕事内容も補助的な業務が中心となるからです。未経験からチャレンジできる仕事も多いので、フリーランスと比べると就業のハードルは低いといえるでしょう。

  

フリーランスは仕事に対する責任が重い

フリーランスは仕事に対する責任が重い

フリーランスはクライアントの要望に応えるために、それ相応のスキルや実績が求められます。よって、高単価の仕事の依頼を得るためには、独自の強みや専門分野を持つなど、自身の市場価値を高めることが必須となります。

一方でフリーターの場合、特別なスキルや専門性はさほど求められません。多くの仕事がマニュアル化されており、仕事内容も補助的な業務が中心となるからです。未経験からチャレンジできる仕事も多いので、フリーランスと比べると就業のハードルは低いといえるでしょう。

  

フリーランスは確定申告が必要

フリーランスは確定申告が必要

個人事業主として働くフリーランスは、自分で年間の所得を計算して確定申告する必要がありますが、フリーターは勤務先の企業が年末調整を行ってくれるため、基本的に確定申告は不要です。ただし、フリーターでも勤務先で年末調整を受けていなかったり、アルバイトの掛け持ちなどで勤務先が複数あったりする場合は、確定申告が必要となるケースもあります。

 

フリーターとフリーランスの働き方の共通点

  

フリーターとフリーランスは多くの違いがありますが、「正社員ではない」という点では同じであり、以下のような共通点もあります。

  1. ●収入が不安定になりやすい
    ●社会的信用が得にくい
    ●働く時間が選びやすい
    ●副業がしやすい



収入が不安定になりやすい

収入が不安定になりやすい

フリーランスは「受けた仕事の報酬のみ」が収入となり、仕事の案件ごとに単価も異なるため、収入が多い月もあれば少ない月もあるでしょう。フリーターの場合も、基本的に「働いた時間分の給料のみ」が収入となるため、勤務時間が少なくなれば、その分だけ収入も減ってしまいます。

また、フリーターもフリーランスも、企業側の都合や景気の悪化などで、急に仕事が減ったり、打ち切られたりする可能性があります。自分が病気やケガで働けなくなれば、収入も途絶えてしまいますので、正社員と比べると収入が不安定になりやすいといえるでしょう。

 

社会的信用が得にくい

社会的信用が得にくい

フリーターもフリーランスも、正社員より雇用や収入が不安定と見なされ、社会的信用が得にくい傾向にあるようです。とくに収入が低い場合は、賃貸住宅の入居審査に通りにくかったり、各種ローンやクレジットカードの利用が制限されるなど、信用調査に影響が出る可能性があります。

 

働く時間が選びやすい

働く時間が選びやすい

働く時間が選びやすいのは、フリーランスに限ったことではありません。シフト制の職場が多いフリーターの場合も、働く時間帯や日数などを、ある程度自分で調整することができるため、ワークライフバランスを取った働き方ができるでしょう。
ただし、稼ぎたいからといって休む間もなく働いていると、身体を崩しかねませんので、働く時間や仕事のスケジュールを自分自身できちんと管理する必要があります。

 

副業がしやすい

副業がしやすい

正社員の場合、会社の就業規則で副業が禁止されているケースも少なくありません。また、基本的にフルタイムで定時まで勤務するため、時間的・体力的に副業をするのが難しい環境にあります。

一方でフリーランスとフリーターは、雇用上の制約やルールが少なく、働く時間や仕事量を調整しやすいのが特徴です。そのため、正社員より副業を始めやすく、サイドビジネスで収入アップを目指したり、本業以外のスキルを習得したりすることもできるでしょう。

 

フリーターとフリーランスのメリットを比較

  

ここからはフリーターとフリーランス、それぞれのメリットを一覧で紹介します。両者のメリットを比較しながら、働き方の魅力や特徴を見ていきましょう。

フリーターならではのメリット

フリーターならではのメリット
  1. ●未経験でもチャレンジできる仕事が多い
    ●仕事の責任が重くない
    ●社会保障を受けられる場合もある



フリーターはスキルや経験がなくてもチャレンジできる仕事が多く、任される業務も限られています。そのため、正社員のように責任の重い業務に就くことが少なく、仕事に対するプレッシャーや負担感が少ない点もメリットといえるでしょう。
また、アルバイトやパートで働く非正規従業員であっても、企業に雇用されている立場にあるため、条件を満たせば勤務先の社会保険に加入できる場合もあります。

 

フリーランスならではのメリット

フリーランスならではのメリット
  1. ●自分のスキルを生かした仕事を選べる
    ●実力と経験次第で高収入が目指せる
    ●フリーターより社会的な信用や成功を得やすい



フリーランスの一番のメリットは、自分のスキルを生かした仕事を選べることです。自分にマッチした業務分野のスキルを磨き、高単価の案件に参画することで、正社員以上の高収入を目指すことも可能です。その道のスペシャリストになれば、社会的な信用や成功をかち得ることもできるでしょう。

 

フリーターとフリーランスのデメリットを比較

  

続いてフリーターとフリーランス、それぞれのデメリットを一覧で紹介します。両者のデメリットを比較しながら、自分に合った働き方やキャリアプランを検討してみましょう。

フリーターならではのデメリット

フリーターならではのデメリット
  1. ●正社員より解雇されやすい
    ●収入が低く増えにくい
    ●スキルアップやキャリア形成が難しい



定年までの雇用が保証されている正社員と比べて、非正規雇用のフリーターは解雇されやすいのも事実です。収入面においても、フリーターは正社員より給与水準が低く、昇給の機会もほとんどないため、同じ仕事を長く続けていても収入が増えにくい傾向にあります。
また、責任を伴う重要な仕事を任せてもらえないため、自身の成長につながる業務経験やスキルが積みにくく、将来的なキャリアの選択肢も限定されてしまう可能性があります。

 

フリーランスならではのデメリット

フリーランスならではのデメリット
  1. ●賞与や手当、福利厚生がない
    ●仕事のトラブルに対して責任が生じる
    ●自分自身で仕事を開拓する必要がある



企業と雇用契約を結ばないフリーランスは、賞与や各種手当、福利厚生などの対象外となり、案件で損害が出た場合の責任も、自分で負わなければいけません。また、安定して仕事を得ていくためには、自分自身で新たな案件やクライアントを開拓する必要があるため、営業的な業務が苦手な人はしんどいと感じるかもしれません。

 

フリーターからフリーランスになる方法

  

フリーターもフリーランスも収入が不安定な面はありますが、自由な働き方で収入アップやキャリア形成を目指せるという点では、フリーランスの方が圧倒的に優位となるでしょう。ここからは、フリーターからフリーランスに転向する方法を、ステップに沿って紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスとして活躍できる職種を知る

フリーランスとして活躍できる職種を知る

フリーランスが活躍できる業界や職種は多岐にわたります。なかでも、フリーランスに転向しやすいのが以下の職種です。

【エンジニア系】
コーダー、ネットワークエンジニア、アプリケーションエンジニア、ゲームエンジニアなど

【クリエイティブ系】
Webデザイナー、イラストレーター、ライター、Web制作者、動画編集者、フォトグラファーなど

これらの職種はフリーランスとして働く人が多く、仕事の需要が多いのも特徴です。スキルも実績もなくいきなりスタートできるわけではありませんが、職種によっては仕事以外の趣味や特技でも、スキルを磨いてレベルアップすることで活躍できるチャンスはあります。

 

実務経験を積んでスキルを身につける

実務経験を積んでスキルを身につける

実務経験がないままフリーランスになっても、安定した収入や高収入を得ることはできません。目指したい職種を決めたら、まず実務経験を通して必要なスキルを身につけましょう。実務経験を積む方法としては、以下のようなものが挙げられます。

  1. ●目指したい職種の副業で実務経験を積む
    ●目指したい職種のアルバイトで実務経験を積む
    ●目指したい職種の社会人インターシップで実務を経験する
    ●目指したい職種で働ける企業に就職し、1~3年ほど実務経験を積む



目指したい職種の副業やアルバイトがあれば、そこで実務経験を積むことも可能ですが、業務に必要なスキルを確実に身につけるなら、正社員として企業に就職するのがベストです。ただし、未経験からいきなり正社員に就職するのは難しい場合もありますので、まず社会人インターシップで実務を経験し、それを足掛かりに就職を目指すのもおすすめです。

 

フリーランスとして独立する際の手続き

フリーランスとして独立する際の手続き

企業で実務経験を積んだ後、退職してフリーランスとして独立する際には、以下の手続きを忘れずに行いましょう。

  1. ●厚生年金を国民年金に切り替える
    ●企業の健康保険(社会保険)を国民健康保険に切り替える
    ●税務署に個人事業の開業届を提出する



年金と健康保険は、退職日の翌日から14日以内に手続きをします。また、開業届は事業開始から1ヵ月以内に提出してください。

 

仕事を得るための人脈をつくる

仕事を得るための人脈をつくる

正社員やフリーターは、会社から自動的に仕事が割り振られますが、フリーランスは自分で仕事を獲得しなければいけません。そこで重要となるのが人脈です。仕事を得るための人脈づくりの方法としては、以下のようなものが挙げられます。

  1. ●在籍していた企業や業界関係者と交流を続ける
    ●セミナーや交流会などに参加して、関係者と名刺交換する
    ●SNSで気になるビジネスパーソンをフォローして、人とのつながりを広げる



 

自ら企業に営業をかける

自ら企業に営業をかける

フリーランスが安定して仕事を得るためには、できるだけ多くの企業とコネクションを持つことも重要です。自分の仕事のポートフォリオやサイトなどを作成して、自ら企業に営業をかけることで、仕事の依頼を得るチャンスも増えていくでしょう。

 

マッチングサイトやエージェントなどを活用する

マッチングサイトやエージェントなどを活用する

フリーランスのマッチングサイトやエージェントを活用して、仕事を獲得するのもひとつの方法です。マッチングサイトやエージェントなどを通して、複数のルートから仕事の依頼が来るようにしておけば、仕事が途切れる不安やリスクも少なくなるでしょう。

まとめ フリーターからフリーランスへの転向は十分可能!

  

今回は、フリーターとフリーランスの違いや共通点、それぞれのメリット・デメリットについて解説しました。

自由な働き方として、フリーターとフリーランスのどちらを選ぶかは人それぞれですが、将来の可能性や伸びしろは、フリーランスの方が高いといえるかもしれません。実力主義の市場でフリーランスとして生きていくのは簡単ではないものの、学歴や経歴に関わらず誰にでもなれるチャンスはあります。

もちろん、フリーターからフリーランスへ転向し、努力次第ではその道のスペシャリストとして活躍することもできるでしょう。自分にマッチした仕事のスキルを磨き、経済的・時間的な自由を手に入れたいと思ったら、ぜひこの機会にフリーランスを目指して行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

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