ニートが自分に合った仕事を探すには?おすすめの職種や就活のポイントも紹介

2024/11/7 更新
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■目次
- 1.ニートが仕事探しを始める前にすべきこと
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・自己分析で自分の適性を知る
・ニートになった理由から仕事の選択肢を絞る
・企業研究を通して自分とのマッチングを探る
・規則正しい生活習慣を身につける
- 2.ニートが仕事探しをする際の6つのコツ
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・できるだけ早く就職活動をスタートする
・希望条件を増やしすぎない
・人手不足の業界・業種を狙う
・資格・経験不問の求人を選ぶ
・トライアル雇用の求人に応募する
・アルバイトや派遣から始めてみる
- 3.ニートが就職しやすい仕事10選!
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・製造業の工場スタッフ
・介護職
・建設業の作業スタッフ
・ITエンジニア・プログラマー
・物流業ドライバー
・警備員
・ルート営業
・接客業
・事務職
・IT系・クリエイティブ系の在宅ワーク
- 4.ニートの就職活動における面接のポイント
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・姿勢を正してハキハキと答える
・ニートをしていた理由を正直に話す
・身だしなみを整える
- 5.ニートの仕事探しにおすすめの就職支援サービス
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・ハローワーク
・就職・転職エージェント
・地域若者サポートステーション
・若年者のためのワンストップサービスセンター
- 6.まとめ 自分にとってベストな仕事で内定を勝ち取ろう!
ニートが仕事探しを始める前にすべきこと
ニートから就職を目指す際に、求人サイトなどで闇雲に仕事を探しても、自分にとってベストな仕事を見つけるのは難しいものです。焦ってミスマッチな仕事を選んでしまい、就職できたとしても、入社してから後悔することになりかねません。また、不規則なニート生活からいきなり社会に出れば、環境の変化に心身がついていけず、大きなストレスを抱え込んで挫折してしまう可能性もあります。
まずは、事前に以下のポイントを押さえておくことで、仕事探しの方向性を明確にするとともに、脱ニートに向けて心身の状態を整えることが大切です。
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●自己分析で自分の適性を知る
●ニートになった理由から仕事の選択肢を絞る
●企業研究を通して自分とのマッチングを探る
●規則正しい生活習慣を身につける
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自己分析で自分の適性を知る

まず、自己分析で自分の得意なことや興味があることを書き出し、自分ができそうな仕事や、特性が生かしやすい仕事をピックアップしてみましょう。同じように自分の不得意なことや避けたいことも書き出し、できないと感じる仕事は選択肢から除いていきます。こうして、自己分析で自分ができること(強み)・できないこと(弱み)を整理することで、仕事探しの方向性がつかみやすくなるでしょう。
ニートになった理由から仕事の選択肢を絞る
自分がニートになった理由から、仕事の選択肢を絞るのもひとつの方法です。たとえば、「一度就職したが仕事内容が合わず退職した」という理由でニートになったのであれば、その業種や職種は避けた方がいいと判断できます。また、「人間関係に不安がある」「スキルに自信がない」という理由でニートを続けてきたのであれば、「人との関わりが少ない仕事を選ぶ」「未経験からチャレンジできる仕事を選ぶ」など、仕事の選択肢を絞って検討できるでしょう。
企業研究を通して自分とのマッチングを探る
自己分析がある程度済んだら、興味のある分野の企業について調べてみましょう。複数の企業のホームページや採用情報などをチェックし、各企業の事業内容や理念、社風や求める人物像などを比較検討することで、どんな企業や仕事が自分にマッチしているのか、より具体的にイメージしやすくなります。また、企業が求める人物像と自己分析をすり合わせながら、就活でアピールできるポイントなども見えてくるでしょう。
規則正しい生活習慣を身につける

不規則なニート生活や運動不足が続くと、いざ仕事を始めても「朝起きられない」「通勤がしんどい」「仕事がきつくてこなせない」など、さまざまな支障が生じる恐れがあります。まずは、毎朝6~7時に起床して太陽の光を浴び、夜は遅くとも12時までに就寝するようにしましょう。3食も決まった時間に摂り、間食をやめて栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。
また、適度な運動も基礎体力をつけ、心身のバランスを保つことに役立ちます。手軽に始められる運動としては、1日30~40分程度のウォーキングがおすすめです。ウォーキングを始めると外出の機会が増えるので、家に引きこもりがちだった人も1日の生活時間にメリハリがつき、適度な疲労で夜も入眠しやすくなるでしょう。
ニートが仕事探しをする際の6つのコツ
ニートが仕事探しをスムーズに進めるには、押さえておきたいポイントがいくつかあります。以下6つのポイントを参考にしながら、自分に合った仕事(求人)や働き方を見つけましょう。
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●できるだけ早く就職活動をスタートする
●希望条件を増やしすぎない
●人手不足の業界・業種を狙う
●資格・経験不問の求人を選ぶ
●トライアル雇用の求人に応募する
●アルバイトや派遣から始めてみる
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できるだけ早く就職活動をスタートする

ニートの仕事探しでは、早めの行動がカギとなります。ニート期間が長期化すると、採用担当者に「働く意欲がないのでは?」とマイナスな印象を与えやすく、採用選考で不利になる可能性があるからです。また、20代のうちは将来性やポテンシャルが評価されても、30代以降になると実務経験やスキルを求める傾向が強まるため、できるだけ早く(若いうちに)就活をスタートさせましょう。
希望条件を増やしすぎない

仕事がラクで、給料が高くて、残業がなくて、福利厚生が充実……など、好条件がそろった求人には応募者が殺到します。その結果、競争倍率が上がり、採用のチャンスを逃してしまう可能性が高くなります。同様に、希望条件が多すぎたり、理想が高すぎたりすると、条件に合う求人がなかなか見つからない可能性もあります。まずは自分にとって絶対に譲れない条件だけに絞り、そこから優先順位をつけて検討しましょう。
人手不足の業界・業種を狙う

人手不足の業界・業種は求人件数が多く、応募の条件や就業のハードルも低い傾向にあります。たとえば、製造業・建設業・運輸業・介護業・サービス業などは、慢性的に人手が不足しており、就職への意気込みや仕事の適性が認められれば、ニートでも比較的スムーズに採用される可能性があります。
資格・経験不問の求人を選ぶ

求人の募集要項に「未経験OK・未経験歓迎」の記載がある仕事は、応募に際して特別なスキルや資格が必要ないため、実務経験がないニートにも狙い目です。未経験者を受け入れる企業は、今後の成長を見込んで人材を一から育成するため、働きながらスキルアップを目指すこともできるでしょう。
トライアル雇用の求人に応募する
ニートから正社員を目指すなら、トライアル雇用の求人に応募するのもひとつの方法です。トライアル雇用とは、就業経験の少ない求職者が、正社員雇用を前提に3ヵ月間お試しで働ける雇用制度です。トライアル雇用の求人に応募するには、離職歴や離職期間などに関する条件がありますので、詳しくは厚生労働省の広報パンフレット(※下記サイト)で確認してください。
アルバイトや派遣から始めてみる

ニートからいきなり正社員になるのは、体力的・精神的にハードルが高いと感じる人もいるでしょう。現時点で正社員として働く自信がないのであれば、まずは気軽に始められるアルバイト・パートや在宅ワーク、単発の派遣社員や契約社員として働き始め、成功体験を積むことでステップアップしていくのもおすすめです。
また、正社員登用制度のある企業を選べば、アルバイトやパートとして働きながら正社員になれる可能性もありますので、制度の有無や登用条件を応募時に確認しておくといいでしょう。
ニートが就職しやすい仕事10選!
ここからは、ニートが就職しやすいオススメの10職種を紹介します。それぞれの仕事に向いている人の特徴も紹介しますので、自分と照らし合わせながら仕事探しの参考にしてみてください。
製造業の工場スタッフ

工場勤務の仕事は、学歴・経験不問の求人が多く、ニートから仕事を始めた人も多く活躍しています。基本的に一人で黙々とこなす単純作業が中心となるため、人との会話やコミュニケーションが苦手なに人にもおすすめです。具体的な仕事内容は工場によって異なりますが、モノづくりが好きな人や、単調な作業の繰り返しが苦にならない人に向いているでしょう。
介護職

慢性的に人手が不足している介護現場の仕事は、経験・資格不問の求人が多いため、ニートでも比較的スムーズに採用される可能性があります。また、働きながら介護系の資格を取得すれば、さらなる昇給&キャリアアップも目指せます。人と接するのが好きな人や、人の役に立ちたい人、介護福祉の分野に興味がある人なら、やりがいを感じながら長く働けるでしょう。
建設業の作業スタッフ

人手不足や高齢化が進む建設業界では、未経験の若手人材を積極的に採用しています。ハードな肉体労働や危険を伴う作業もありますが、その分、給与を高めに設定している企業が多いのも特徴です。そのため、体力に自信があれば、社会人経験のないニートでも高収入を狙えるでしょう。また、働きながら施工管理技士や重機運転などの資格を取得すれば、さらなる収入アップも目指せます。
ITエンジニア・プログラマー

IT系の職種はニーズが高く未経験歓迎の求人も多いため、ニートでも入社後に専門的なスキルを習得して、ITエンジニアやプログラマーとして活躍できるチャンスがあります。プログラミングの言語や新しい技術を学ぶ意欲のある人なら、将来的に活躍の場も広がるでしょう。
物流業ドライバー

人手不足が深刻化している運送業界のドライバーも、社会人未経験のニートが挑戦しやすい職種のひとつです。基本的に運転中は一人なので、人と関わるのが苦手な人にもおすすめです。ただし、車両重量・積載量によっては中型・大型免許が必須となり、荷物の積み下ろしや長時間の運転には、それ相当の体力や集中力が求められます。
警備員

警備員の仕事は経験を問わず幅広く募集されているため、社会人経験のないニートでも比較的就職しやすいでしょう。警備員の仕事には、ビルや商業施設での入退管理・巡回といった監視業務のほか、現金輸送車の護衛、交通・雑踏警備、システムトラブルに対処する機械警備など、さまざまな種類があります。いずれも、街や人、施設の安全を守る仕事なので、業務に対する使命感と責任感が求められます。
ルート営業

未経験から挑戦できるルート営業も、ニートが就職しやすい職種です。仕事内容は、すでに取引のある顧客をフォローする営業活動がメインで、基本的に飛び込み営業や厳しいノルマがないため、精神的なストレスは少なくて済むでしょう。コミュニケーション能力や提案力が求められるため、人との対話や仕事の情報収集が積極的にできる人が適しています。
接客業

接客業の仕事も未経験OKの求人が多く、ニートが始めやすい職種のひとつです。接客の仕事は、店舗の販売スタッフや飲食店のサービススタッフ、ホテルのフロントスタッフなど、さまざまな種類があります。いずれも顧客対応の業務がメインとなるため、高いコミュニケーション能力はもちろん、顧客満足を追求するサービス精神がある人に向いています。
事務職

事務職も経験不問の求人が多く、とくに女性に人気のある職種です。書類作成やデータ入力、電話やメール対応といったデスクワークが中心となりますが、営業をサポートする営業事務や、医療機関で働く医療事務など、勤務先によって仕事内容はさまざまです。いずれもパソコンを使った作業が中心となるため、基本ソフトを扱うPCスキルは必須となるでしょう。
IT系・クリエイティブ系の在宅ワーク

IT系やクリエイティブ系の仕事の知識・経験があれば、それらのスキルを生かした在宅ワークを始めるのもおすすめです。たとえば、システムエンジニアやプログラマー、Webライター、デザイナー、イラストレーター、動画編集などは、パソコンを使って自宅でできる仕事も多いため、対人関係や通勤にストレスを感じやすい人にも好適でしょう。また、未経験でも簡単な仕事から始めてスキルを磨いていけば、将来的にフリーランスとして独立することも可能です。
ニートの就職活動における面接のポイント
就活の選考過程の中でも、とくに「面接が不安・怖い」と感じているニートの人は少なくないようです。ここでは、ニートが面接で押さえておくべきポイントや注意点を紹介しますので、事前にしっかり準備しておきましょう。
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●姿勢を正してハキハキと答える
●ニートをしていた理由を正直に話す
●身だしなみを整える
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姿勢を正してハキハキと答える

面接では面接官を見て背すじを伸ばし、普段よりやや大きめの声でハキハキと話しましょう。ニートをしていたことに後ろめたさを感じて、下を向いたまま小声でボソボソと話していると、「消極的で暗い」「働く意欲が低いのでは」とネガティブな印象を与えてしまいます。正しい姿勢と明瞭な話し方を意識することで、面接官に与える印象はぐっと良くなるはずです。
ニートをしていた理由を正直に話す

面接では、「ニートになった理由」や「働いていなかった空白期間」に関して必ず質問されますので、きちんと答えられるように準備しておきましょう。ただし、自分を良く見せようとして変に繕ったり、嘘をついたりするのはNGです。たとえ安易な気持ちでニートを続けてきたとしても、まずそれを正直に話したうえで、その反省点や今後の成長目標をしっかり伝えれば、就職への意欲や前向きな姿勢が面接官にも伝わるでしょう。
身だしなみを整える

ニートだからといって、ラフな普段着で面接に臨むのはマナー違反です。面接時の服装は、男性・女性ともにスーツが基本。男性は髪が耳や目にかからないよう散髪してヒゲを剃り、ロングヘアーの女性はきちんとまとめておくのがおすすめです。第一印象を良くするためにも、面接を受ける際には、ビジネスシーンにふさわしい清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
ニートの仕事探しにおすすめの就職支援サービス
最後に、ニートの仕事探しにおすすめの就職支援サービスを4つ紹介します。いずれのサービスも、仕事選びや就活に関するさまざまなサポートを受けられますので、一人で就活を進めるのが不安な人や、何から始めればいいのか悩んでいる人にもおすすめです。
ハローワーク

全国の都道府県に設置されているハローワーク(公共職業安定所)は、地元企業を中心とした豊富な求人の中から、自分の経歴や能力に合った仕事を無料で紹介してもらえます。窓口を利用すれば、職業相談や紹介状の作成、応募書類の作成支援など、さまざまなサポートを受けられるのもメリットです。また、ハローワークの求職者を対象にした職業訓練などの支援制度もあり、就職に必要な知識やスキルを身につけることができます。
就職・転職エージェント

就職・転職エージェントを利用すれば、自分の希望・適性に合った仕事選びはもちろん、自己分析や面接対策、応募書類の添削・作成サポートなど、就活で必須となるさまざまな支援を受けることができます。プロのアドバイザーに相談しながら就活を進められるので、ポイントをしっかり押さえて、就職の成功率を高められるのがメリットです。
地域若者サポートステーション
全国に177ヵ所設置された「地域若者サポートステーション(通称サポステ)」は、就学・就業していない15~49歳の人を対象にした厚生労働省委託の支援機関です。就職相談をはじめ、コミュニケーション講座、ビジネスマナー講座、就業体験、面接指導など、さまざまなサポートを通して職場に定着するまでのバックアップを行っています。
若年者のためのワンストップサービスセンター
全国の46都道府県に設置されている「若年者のためのワンストップサービスセンター(通称ジョブカフェ)」は、若者の就職支援をワンストップで提供する公的施設です。各地域の特色を生かした就職セミナーや職場体験、カウンセリングや就職相談、職業紹介などのサービスを提供しており、施設によってはハローワークも併設されています。
まとめ 自分にとってベストな仕事で内定を勝ち取ろう!

今回は、ニートがスムーズに仕事探しを進めるコツや就活のポイント、おすすめの業種・職種や就職支援サービスを紹介しました。
ニートから就職しようと決心しても、どんな仕事が自分に合っているのかわからず、なかなか行動に移せない人もいるでしょう。しかし、「自分に合った仕事を探したい」と思った時点で、すでに「就活のスタートラインに立つことができている」のです。そこから一歩踏み出して、自分にとってベストな仕事で内定を勝ち取るために―― 本記事でご紹介したポイントを参考にしながら、今すぐアクションを起こしましょう!
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