ニートから脱出するには?すぐに始められる準備や仕事に就く方法を紹介!

2024/6/12 更新
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■目次
- 1.ニートから脱出するための第一歩とは?
- 2.ニートから脱出できない6つの原因
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・仕事に就く自信や意欲がない
・やりたい仕事・できそうな仕事がない
・ニートを続けてきたことに負い目がある
・対人関係やコミュニケーションに苦手意識がある
・精神的・経済的に親に頼り切っている
・社会に出ることや失敗が怖い
- 3.ニート脱出に向けて今すぐ始められる準備
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・規則正しい生活習慣を身につける
・適度な運動を心がける
・身だしなみを整える
・ニート脱出の決意を周囲の人に宣言する
- 4.ニートから脱出して仕事に就く方法とポイント
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・できる仕事から始めてみる
・在宅ワークを始める
・就職しやすい業界・職種で正社員を目指す
・仕事に役立つ資格を取得する
- 5.ニートにおすすめの就活支援サービス
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・ハローワーク
・就職・転職エージェント
・地域若者サポートステーション
・若年者のためのワンストップサービスセンター
- 6.まとめ
ニートから脱出するための第一歩とは?

ニートから脱出するための第一歩となるのが、「ニートから抜け出せない原因」を明確にして、自分自身の現状を客観的に把握することです。なぜ、自分はニートを続けているのか……という根本的な原因と向き合い、「今できることは何か」「どんな解決策や選択肢があるのか」を考えることで、次なる行動を起こすきっかけがつかみやすくなるからです。
たとえば、「やりたい仕事が見つからない」ことが原因であれば、就活支援サービスを利用して、自分に合った仕事を探すという選択肢が考えられます。また、「対人関係に不安がある」ことが原因であれば、人との関わりが少ない工場ワークを選ぶ、「働くことやスキルに自信がない」ことが原因であれば、ハードルが低めのアルバイトや未経験OKの仕事を選ぶなど、さまざまな解決策が考えられるでしょう。
もちろん、簡単に答えが見つからない場合もあると思いますが、まずは自分の中で「脱出の壁」となっている原因をしっかり認識することで、脱出に向けた準備や就職活動を進めるうえでもきっと役立つはずです。
ニートから脱出できない6つの原因
では、ニートが現状から脱出できない原因の一例として、よくある6つのケースを紹介します。自分自身に当てはまる項目があるかどうか、ぜひチェックしてみてください。
仕事に就く自信や意欲がない

内閣府の調査資料「令和4年版 子供・若者白書」によると、ニートが求職活動をしない理由として最も多いのは、「病気やケガ」というやむを得ない事情ですが、それを除くと「知識・能力に自信がない」「急いで仕事に就く必要がない」の回答が多くなっています。仕事に就く自信や意欲がないことで、就職を先送りにしてしまうことが、現状から抜け出せない原因のひとつとして考えられるでしょう。
やりたい仕事・できそうな仕事がない

「やりたい仕事が見つからない」「何をしたいのかわからない」という理由で、ニートから抜け出せない人も多くいます。また、特筆する経験やスキルがないニートは、「どうせ就職できない」「自分にできる仕事なんてない」と、はじめから諦めてしまう人もいるようです。
ニートを続けてきたことに負い目がある

ニートを続けてきた自分に負い目を感じ、就職活動に踏み出せない人も少なくありません。とくに、採用選考の面接で「なぜ就職しなかったのか?」「なぜニートになったのか?」と面接官から問い詰められたらどうしよう……と不安になり、応募をためらってしまう人も多いようです。
対人関係やコミュニケーションに苦手意識がある

コミュニケーション能力が問われる面接や、職場での人間関係の構築に苦手意識があり、就職活動に踏み切れないケースもあります。とくに、学生時代や以前の職場で対人関係のトラブルを経験していると、人との関わりやコミュニケーションに対する不安感が、行動のブレーキとなってしまう可能性があります。
精神的・経済的に親に頼り切っている

実家で親と同居していたり、金銭的な支援を受けていたりすると、働かなくても生活に困ることはありません。そうした環境に慣れてしまうと、精神的・経済的に親に頼り切ってしまい、仕事に就く意欲も薄れてしまうようです。とくに、過保護な親と同居している場合、食事や洗濯、掃除などの生活面も親が見てくれるので、安楽なニート生活からますます抜け出せなくなるのです。
社会に出ることや失敗が怖い

不登校や就職活動の失敗、仕事を辞めたことなどがきっかけで家に引きこもり、そのままニートになってしまう人もいます。こうしたケースでは、学校や就活、職場で失敗・挫折した経験がトラウマになり、そこから生じる「社会に出るのが怖い」「もう失敗したくない」という意識が、社会復帰への大きな障壁となっている可能性があります。
ニート脱出に向けて今すぐ始められる準備
ニートからの脱出を成功させるためには、不規則なニート生活を改善し、心身のバランスを整えることも重要なポイントとなります。
ここでは、ニートからの脱出に向けて、心身の健康やモチベーションを養うための準備を4つ紹介します。とくに、ニートから抜け出せない原因として「仕事に就く自信や意欲がない」「親に頼り切っている」「社会に出ることや失敗が怖い」という項目に当てはまる人は、ぜひ今日からでも実践してみてください。
規則正しい生活習慣を身につける

ニート生活を続けていると、昼夜が逆転したり食事が不規則になったりと、生活リズムが乱れやすくなります。生活リズムの乱れは、心身の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、仕事を始めても「朝起きられない」「通勤がきつい」「仕事に身が入らない」など、さまざまな支障が生じる恐れがあります。
まずは、毎朝6~7時に起床して太陽の光を浴び、夜は12時までに就寝するようにしましょう。朝・昼・夜の食事も決まった時間に摂り、間食をやめて栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。こうして、日々の生活リズムを整えるだけで、日常生活や気持ちに余裕ができ、将来に対して前向きに考える時間も増えるでしょう。
適度な運動を心がける

また、適度な運動も基礎体力をつけ、心身のバランスを保つことに役立ちます。手軽に始められる運動としては、1日30~40分程度のウォーキングがおすすめです。ウォーキングを始めると外出の機会が増えるので、自宅に引きこもりがちな人にも好適です。
また、身体を動かすことで気分転換や適度な疲労感も得られ、心身のリフレッシュや快眠効果も期待できるでしょう。
身だしなみを整える

ニート生活を続けるうちに、「服装や髪形などに気を遣わなくなった」という人も多いようです。ただ、誰にも会わないからといって、ボサボサの髪でだらしない恰好をしていると、気持ちまでルーズになってしまいます。
とくに、就職活動の面接では、ビジネスシーンにふさわしい清潔感のある身だしなみが、採用担当者に好印象を与える重要なポイントとなります。そのため、就職活動を始めようと思ったら、スーツや革靴をそろえる、髪や爪を切る、ヒゲを剃るなど、まず身だしなみを整えることからスタートしましょう。身なりをきちんとすることで、気持ちも前向きになって、就活への意欲も湧いてくるはずです。
ニート脱出の決意を周囲の人に宣言する

家族や友人に「ニートをやめて就職活動を始める!」と宣言することで、就活に踏み切ることへの迷いが消え、ニート脱出に向けてモチベーションを維持することにも役立ちます。また、周囲の人たちも仕事探しのアドバイスをくれたり、就活を応援してくれたりと、心強い味方となってくれるでしょう。
ニートから脱出して仕事に就く方法とポイント
ニートから脱出する意思を固めて準備が整ったら、就職・就業に向けて本格的にアクションを起こしましょう。ここからは、ニートを脱して仕事に就くための方法や、押さえておきたいポイントについて解説します。
できる仕事から始めてみる

ニートから脱出したくても、働き続けられるかどうか不安な人も多いと思います。その場合、まずはハードルが低めのアルバイトやパートなど、できる範囲の仕事から始めてみましょう。短期・単発のアルバイトやパートであれば、ブランクが長いニートでも採用される可能性が高く、週に2~3日・1日数時間といった負担の少ない働き方も可能です。「まず1ヵ月頑張って働く」といった形でやり遂げることで、次の仕事に挑戦する自信や達成感にもつながるはずです。
また、正社員登用制度のある会社を選べば、アルバイトやパートとして働きながら正社員になれる可能性もありますので、制度の有無や登用条件を応募時に確認しておきましょう。
在宅ワークを始める

外に出て働くことに不安がある人は、自宅でできる仕事から始めてみるのもいいでしょう。未経験でもできる主な在宅ワークとしては、シール張り・袋詰めなどの内職、データ入力、文字起こしなどがあります。
また、プログラミングや記事のライティング、デザイン、語学などの知識・経験があれば、それらのスキルを生かした在宅ワークを始めるのもおすすめです。たとえば、システムエンジニアやプログラマー、Webライター、デザイナー、イラストレーター、翻訳者などは、自宅でできる仕事も多いため、対人関係や通勤にストレスを感じやすい人にも好適でしょう。
就職しやすい業界・職種で正社員を目指す

ニートから思い切って正社員就職を目指すなら、人手不足の業界・職種や未経験歓迎の求人を選ぶのがおすすめです。人手不足の業界は求人件数が多く、応募の条件や就業のハードルも低い傾向にあります。とくに、製造業・建設業・運輸業・介護業・サービス業などの職種は、慢性的に人手が不足しているので、実務経験やスキルがないニートでも比較的スムーズに採用される可能性があります。
また、いきなり正社員に挑戦するのはハードルが高いと感じるのであれば、まず単発の派遣社員や契約社員として働き始め、職場体験を積むことで自信をつけていく方法もあります。
仕事に役立つ資格を取得する

中途採用市場では即戦力を求める求人も多いため、まず就職に役立つ資格を取得してから、正社員を目指すのもいいでしょう。たとえば、「介護職員初任者研修」「危険物取扱者」「電気工事士」「フォークリフト・クレーン免許」などの資格は、未経験者でも比較的取得しやすく、資格があれば実務経験がなくても即戦力として採用される可能性があります。
そのほか、IT系・事務系・クリエイティブ系の仕事を目指すなら、「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」「ITパスポート試験」「Webクリエイター能力認定試験」「Webデザイン技能検定」などの資格がおすすめです。
ニートにおすすめの就活支援サービス
最後に、ニートの仕事探しにおすすめの就活支援サービスを4つ紹介します。いずれのサービスも、仕事選びや就職活動に関するさまざまなサポートを受けられますので、一人で仕事探しや就職活動を進めるのが不安な人や、何から始めればいいのか悩んでいる人にもおすすめです。
ハローワーク

全国の各都道府県に設置されているハローワーク(公共職業安定所)は、地元企業を中心としたさまざまな求人を扱っているので、近隣地域の仕事を探している人にもおすすめです。窓口を利用すれば、職業相談や紹介状の作成、応募書類の作成支援など、さまざまなサポートを受けられるのもメリットです。また、ハローワークの求職者を対象にした職業訓練などの支援制度もあり、就職に必要な知識やスキルを身に付けることができます。
就職・転職エージェント

就職・転職エージェントとは、求職活動全体をサポートしてくれる民間サービスです。登録すれば、自分の希望・適性に合った仕事選びはもちろん、特定の業種に絞った求人や、サイトに掲載されていない非公開求人なども紹介してもらえます。また、自己分析や面接対策、応募書類の添削・作成など、就職活動で必須となるさまざまな支援を受けることができますので、就活が初めての人にも心強い味方となってくれるでしょう。
地域若者サポートステーション
全国に177ヵ所設置されている「地域若者サポートステーション(通称サポステ)」は、就学・就業していない15~49歳までの人を対象にした公的施設です。個別の就職相談はもちろん、コミュニケーション講座、ビジネスマナー講座、就業体験、面接指導など、さまざまなサポートを通して、求職者が職場に定着するまでのバックアップを行っています。
サポステ
若年者のためのワンストップサービスセンター
全国46都道府県に設置されている「若年者のためのワンストップサービスセンター(通称ジョブカフェ)」は、若者の就職支援をワンストップで行う公的施設です。各地域の特色を生かした就職セミナーや職場体験、カウンセリングや職業相談、職業紹介などさまざまなサービスを提供しています。
ジョブカフェにおける支援 |厚生労働省
まとめ ~ニートからの就職なら<工場求人ナビへ>!
ニートを続けている人の中には「どうせムリ」と、はじめから脱出を諦めている人もいるかもしれません。しかし、この記事でご紹介したように、ニートから脱出して仕事を始めることは十分可能です。
たとえ現時点でなかなか踏み出せなくても、自分一人でどうにかしようと思い悩む必要はありません。ぜひこれを機会に、周囲の人や就活支援サービスのサポートを受けながら、ニート脱出に向けて行動を起こしましょう!
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