ニートの就職を成功させるポイントを伝授!狙える職種や就活サービスも紹介!

2023/11/2 更新
ニートをやめて就職したいけれど、就職活動のハードルやブランクに不安を感じて、なかなか踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ニートからの就職を成功に導くポイントや心構え、ニートでも就きやすい職種、仕事探しにおすすめの就活支援サービスなどを紹介します。“脱ニート”を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください!
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■目次
- ●まずは「ニート」について考えてみよう!
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・ニートの定義
・ニートを続けるリスク
・ニートになった理由から現状を把握する
- ●ニートが就職活動を進める際のポイント
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・ニートが就職活動を進める際のポイント
・まずはアルバイトや派遣などで働いてみる
・人手不足の業界・業種を選ぶ
・資格・経験不問の求人を選ぶ
・できるだけ早く就活をスタートする
・前向きな姿勢で面接に臨む
- ●ニートが就職しやすいオススメの仕事8選!
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・1.工場の作業スタッフ
・2.介護スタッフ
・3.建設業の作業スタッフ
・4.ITエンジニア・プログラマー
・5.警備員
・6.運送業ドライバー
・7.ルート営業
・8.接客業 - ●ニートの仕事探しにオススメの就活支援サービス
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・ハローワーク
・地域若者サポートステーション(通称サポステ)
・若年者のためのワンストップサービスセンター(通称ジョブカフェ)
・就職・転職エージェント
- ●まとめ
まずは「ニート」について考えてみよう!
ニートの定義

1990年代後半、英国の労働政策の中で登場した「ニート(NEET)」という言葉は、「Not in Education, Employment or Training」の頭文字をとった造語で、「就学・就業していない、職業訓練も受けていない」という状態を表しています。
日本においては、2000年代に入ってニートという言葉が広まり、内閣府では「学生や主婦(主夫)を除く15~34歳の若年者のうち、就業していない(就業の意思がない)無業者」をニートと定義づけています。
ちなみに、同じ内閣府の定義によると、学生や主婦(主夫)を除く15~34歳の若年者のうち、アルバイト・パートの雇用形態を主な仕事としている者は「フリーター」という呼称になり、ニートとは区別して扱われています。
ニートを続けるリスク

ニートを続けている人の中には、就職先がなかなか決まらず途中で諦めてしまう人や、「今すぐ働かなくてもいいかな」「就職は○○歳になったら考えよう」と、仕事に就くことを先送りにしてしまう人も少なくないようです。
とはいえ、就労までのブランクが長くなればなるほど、社会に出た(復帰した)時のギャップは大きくなりますし、年齢とともに就職へのハードルが高くなっていくのも事実です。したがって、ニートからの就職を目指すなら、思い立った時が好機と捉え、すぐにでも就職活動を始めることが肝要といえるでしょう。
ニートになった理由から現状を把握する

ニートが就職活動を始めるに当たっては、まず自分がニートになった(就職しない)理由を明確にしておきましょう。たとえば、一度就職したが仕事内容が合わず退職した、就活に失敗して諦めた、やりたい仕事が見つからない、スキルに自信がない、人間関係が不安、病気やケガで働けなかったなど、人それぞれに理由があると思います。
そして、自分の中で理由が明確になったら、その理由に対する解決策を考えてみましょう。たとえば、仕事内容が合わずに退職したのであれば、それ以外の仕事を選ぶという解決策があります。また、人間関係が不安なら人との関わりが少ない仕事を選ぶ、スキルに自信がなければ未経験OKの仕事を選ぶなど、いろいろな解決策が考えられるでしょう。
もちろん、簡単に解決策が見つからない場合もあると思いますが、まずはニートになった理由から自分自身の現状を把握し、「今できることは何か」「どんな選択肢があるのか」「今は何を優先したいのか」を考えることで、就職活動に踏み出すきっかけがつかみやすくなるはずです。
ニートが就職活動を進める際のポイント
ニートからの就職を成功させるためには、就職活動のハードルを上げ過ぎず、狙いやすい業界や自分のペースで働ける仕事から検討してみることが大切です。ここでは、ニートが就職活動を進める際の注意点や心構えなど、押さえておきたいポイントについて解説します。
理想を追い求めすぎない

仕事がラクで残業もナシ、給料が高めで福利厚生も充実……など、好条件が揃った求人には、当然ながら応募者も殺到します。理想を追い求めて希望条件を絞れば絞るほど、選択肢が狭まって競争倍率も上がり、結果として採用のチャンスを逃してしまう可能性が高くなります。
同様に、希望する勤務条件が多すぎたり、理想が高すぎたりすると、条件に合う求人がなかなか見つからない可能性もあります。よって、就職先を検討する際には、まず自分にとって絶対に譲れない条件だけに絞り、そこから優先順位をつけて選択肢を広げることが大切です。
まずはアルバイトや派遣などで働いてみる

正社員になると「週5日勤務+仕事の責任も重くなる」ため、長いニート生活からいきなり正社員になるのは、体力的・精神的にハードルが高いと感じる人もいるでしょう。現時点で正社員として働く自信がないのであれば、まずは気軽に始められるアルバイトやパート、単発の派遣社員や契約社員として働き始め、成功体験を積むことで自信をつけていくのもおすすめです。
また、正社員登用制度のある企業を選べば、アルバイトやパートとして働きながら正社員になれる可能性もありますので、制度の有無や登用条件を応募時に確認しておくといいでしょう。
人手不足の業界・業種を選ぶ

人手不足の業界は求人件数が多く、応募の条件や就業のハードルも低い傾向にあります。とくに、製造業・建設業・運輸業・介護業・サービス業などの職種は、慢性的に人手が不足しており、社会経験がないニートでも比較的スムーズに採用される可能性があります。
資格・経験不問の求人を選ぶ

求人の募集要項に「未経験OK・未経験可」の記載がある仕事は、応募に際して特別や資格やスキルが必要ないため、社会経験がないニートにも狙い目です。未経験者を受け入れる企業は、将来の成長を見込んで人材を一から育成するため、ニートでも採用される可能性が高く、働きながらスキルアップを目指すこともできるでしょう。
できるだけ早く就活をスタートする

先述したように、ニートを長く続けているとブランク期間が延び、将来就職しようと考えた時に、内定をもらいにくくなる可能性があります。ニートの期間が長期化すると、採用担当者に「働く意欲がないのでは?」とマイナスな印象を与えやすく、年齢とともに就職内定率も低くなる傾向にあるからです。
20代のうちは若さやポテンシャルでカバーできても、30歳以上になると社会経験やスキルが求められることもあるため、できるだけ早く就職活動を始めることをおすすめします。
前向きな姿勢で面接に臨む

就職活動の選考過程の中でも、とくに「面接が不安・怖い」と感じているニートの人は少なくないようです。面接官から「なぜ働いていないのか?」「なぜ就職しなかったのか?」と、ニートになった理由を深掘りされそうなイメージがあるからだと思います。
とはいえ、面接官は決して弱点を問い詰めようとしているのではなく、求職者の意欲を見極めるために質問しているのだと捉え、嘘をつかずにはっきりと答えること重要です。たとえ安易な気持ちでニートを続けてきたとしても、まずそれを正直に話した上で、その反省から「将来を考えて真剣に就職を目指している」ことをしっかり伝えましょう。そんな前向きな姿勢で面接に臨めば、就職への意欲や素直な人間性が面接官にも伝わり、好印象を持たれやすくなるはずです。
ニートが就職しやすいオススメの仕事8選!
では次に、ニートが就職しやすいオススメの8職種を紹介しましょう。それぞれの仕事に向いている人の特徴についても解説しますので、自分と照らし合わせながら仕事選びの参考にしてみてください。
1.工場の作業スタッフ

工場勤務の仕事は、基本的に一人でコツコツとこなす単純作業が中心となるため、人との会話やコミュニケーションが苦手なに人にもおすすめです。学歴・経験不問で求人件数も豊富なので、ニートから仕事を始めた人も多く活躍しています。具体的な仕事内容は職場によって異なりますが、モノづくりが好きな人や、単調な作業の繰り返しが苦にならない人に向いているでしょう。
2.介護スタッフ

慢性的に人手が不足している介護現場の仕事は、経験・資格不問の求人が多いため、ニートでも比較的スムーズに採用される可能性が高いでしょう。また、働きながら介護福祉士の資格を取得すれば、さらなる昇給&キャリアアップも目指せます。人と接するのが好きな人や、人の役に立ちたい人、福祉介護の分野に興味がある人なら、やりがいを感じながら働けるでしょう。
3.建設業の作業スタッフ

人手不足や高齢化が進む建設業界では、未経験の若手人材を積極的に採用しています。ハードな肉体労働や危険を伴う作業もありますが、その分、給与を高めに設定している企業が多いのも特徴です。そのため、体力に自信があれば、30代のニートでも高収入を狙えるでしょう。また、働きながら施工管理技士や重機運転などの資格を取得すれば、さらなる収入アップ&キャリアアップも目指せます。
4.ITエンジニア・プログラマー

つねに新しい知識や技術が必要なIT業界の仕事は、慢性的に人手不足の傾向にあります。そのため、意外に未経験歓迎の求人が多く、ニートでも入社後に専門的なスキルを習得して、ITエンジニアやプログラマーとして活躍できるチャンスがあります。プログラミングの言語や新しい技術を学ぶ意欲のある人なら、将来的に活躍の場も広がるでしょう。
5.警備員

警備員の仕事も人手が不足しており、経験を問わず幅広く募集されているため、社会経験のないニートでも就職しやすい職種です。警備職の仕事には、ビルや商業施設での入退管理・巡回といった監視業務のほか、現金輸送車の護衛、交通・雑踏警備、システムトラブルに対処する機械警備など、さまざまな種類があります。いずれも、街や人、施設の安全を守る仕事なので、業務に対する使命感と責任感が求められます。
6.運送業ドライバー

人手不足と高齢化が進む運送業界のドライバーも、社会人未経験のニートが活躍しやすい職種のひとつです。基本的に運転中は一人なので、人と関わるのが苦手な人にもおすすめです。荷物の配送・宅配・集荷・積み下ろしなどが主な仕事内容となりますが、車両重量・積載量によっては中型・大型免許が必須となり、荷物の積み下ろしや長時間の運転には、人並み以上の体力や集中力が求められます。
7.ルート営業

未経験から挑戦できるルート営業も、ニートが就職しやすい職種です。仕事内容は、すでに取引のある顧客をフォローする営業活動がメインで、基本的に飛び込み営業や厳しいノルマがないため、精神的なストレスは少なくて済むでしょう。コミュニケーション能力や提案力が求められるため、人との対話や仕事の情報収集が積極的にできる人が適しています。
8.接客業

接客業も未経験OKの求人が多く、ニートから始めやすい職種のひとつです。接客の仕事は、店舗の販売スタッフや飲食店のサービススタッフ、ホテルのフロントスタッフなど、さまざまな種類があります。いずれも顧客対応の業務がメインとなるため、高いコミュニケーション能力はもちろん、顧客満足を追求するサービス精神がある人に向いています。
ニートの仕事探しにオススメの就活支援サービス
ここからは、ニートの仕事探しにおすすめの就活支援サービスを4つ紹介します。仕事選びや就活に関するさまざまなサポートを受けられますので、一人で就職活動を進めるのが不安な人も、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
ハローワーク

全国の都道府県に設置されているハローワーク(公共職業安定所)は、国が運営する公的機関で、地元企業を中心とした豊富な求人の中から、自分の経歴や能力に合った仕事を無料で紹介してもらえます。窓口を利用すれば、職業相談や紹介状の作成、応募書類の作成支援など、さまざまなサポートを受けられるのもメリットです。また、ハローワークの求職者を対象にした職業訓練などの支援制度もあり、就職に必要な知識やスキルを身に付けることができます。
地域若者サポートステーション(通称サポステ)
全国に177ヵ所設置された地域若者サポートステーション(通称サポステ)は、就学・就業していない15~49歳までの人を対象にした厚生労働省委託の支援機関です。就職相談をはじめ、コミュニケーション講座、ビジネスマナー講座、就業体験、面接指導など、さまざまなサポートを通して職場に定着するまでのバックアップを行っています。
若年者のためのワンストップサービスセンター(通称ジョブカフェ)
若年者のためのワンストップサービスセンター(通称ジョブカフェ)は、若者の就職支援をワンストップで行う公的施設で、各地域の特色を生かした就職セミナーや職場体験、カウンセリングや職業相談、職業紹介などさまざまなサービスを提供しています。現在、全国の46都道府県に設置されており、ハローワークを併設しているジョブカフェもあります。
就職・転職エージェント

就職・転職エージェントとは、求職活動全般をサポートしてくれる民間サービスで、無料で申し込めるサービスも多くあります。自分の希望・適性に合った仕事選びはもちろん、自己分析や面接対策、応募書類の添削・作成など、就職活動で必須となるさまざまな支援を受けることができます。プロのアドバイザーに相談しながら活動を進められるので、ポイントをしっかり押さえて、就職の成功率を高められるのがメリットです。
まとめ
今回は、ニートからの就職を成功させるためのポイントや心構え、ニートにおすすめの仕事や就活支援サービスなど、さまざまな視点から解説しました。
ご紹介したように、ニートだからといって就職を諦める必要はまったくありません。もちろん、就職活動などで不安なことは多くあると思いますが、それを避けてニートを続ければ続けるほど、現状から抜け出すのがますます難しくなってしまいます。
ぜひ、本記事でご紹介したポイントを参考にしながら、勇気と自信をもって“脱ニート”への一歩を踏み出し、念願の就職を成功に導いてくださいね!
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