【履歴書の自己PR】製造業の自己PRの書き方・作成のコツと例文を紹介!

2024/10/11 更新
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■目次
- 1.製造業の自己PRを作成する前にするべき準備
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・自分自身の強みを把握する「自己分析」
・応募先企業への理解を深める「企業分析」
- 2.基本的な自己PRの構成と作成のポイント
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・なぜ製造業の仕事を選んだのか
・なぜその会社(応募先企業)を選んだのか
・入社後の目標や会社に貢献したいこと
- 3.製造業における自己PR作成のコツ
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・コミュニケーション力をアピール
・体力や集中力、人間力のアピールもプラス評価に
・経験した業務を具体的にアピール
- 4.製造業の自己PRの例文を紹介(未経験者の場合)
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・製造業が未経験の場合の自己PRの例文1
・製造業が未経験の場合の自己PRの例文2
- 5.製造業の自己PRの例文を職種別に紹介
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・ライン作業の自己PRの例文
・機械オペレーターの自己PRの例文
・生産管理の自己PRの例文
・品質管理の自己PRの例文
- 6.製造業の自己PRで注意する点は?
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・アピールポイントを絞る
・文字数は100~200文字程度に収める
・面接を意識した内容でまとめる
- 7.製造業で求められる強みやスキルを把握して自己PRを作成しよう
製造業の自己PRを作成する前にするべき準備
自己PRを作成する前の準備として、まずは「自己分析」と「企業研究」を行いましょう。
自分という存在を相手にアピールするためには、自分自身を客観的な視点で見つめる必要があります。さらに、企業研究を通して応募先企業への理解を深めることで、自分がどのような形で企業に貢献できるのか、説得力をもってアピールできるのです。
自分自身の強みを把握する「自己分析」
自己分析では、まず自分の興味・関心や価値観、考え方、培ってきたスキルなどを書き出していきます。その上で、学生時代やこれまでの仕事の経験を通して、「やりがいを感じたこと」「評価されたこと」「こだわりを持って取り組んだこと」などを深掘りしていくと、自分の強みとなるアピールポイントや、自分では気づかなかった長所・適性なども見えてくるでしょう。
応募先企業への理解を深める「企業分析」

まず、応募先企業のホームページやパンフレット、求人サイトなどをチェックし、企業理念や沿革、事業内容、ビジョン、企業風土、社員の声などを調べてみましょう。また、ほかの製造業の企業についても、同様に情報を収集しておきます。こうして、複数の同業他社の情報と比較しながら、「応募先企業の特徴や独自性は何か」「どのような人材を求めているのか」を事前に把握することで、自己PR作成の方向性がつかみやすくなります。
基本的な自己PRの構成と作成のポイント
応募先企業の特徴や求める人物像がつかめたら、自己分析で導いた自分の強み・適性などと照らし合わせ、マッチする部分を自己PRに落とし込んでいきます。具体的には、以下の3点を軸にした構成を考えることが、自己PRを作成する上での基本ポイントとなります。
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●なぜ製造業の仕事を選んだのか
●なぜその会社(応募先企業)を選んだのか
●入社後の目標や、仕事を通して会社に貢献していきたこと
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なぜ製造業の仕事を選んだのか

ひと口に製造業といっても、製造する製品や社会に果たす役割は多岐にわたります。単に「モノづくりが好きだから」といったありきたりな理由では、採用担当者の目を引くことはできません。なぜこのジャンルのモノづくりに興味があるのか、どうしてこの分野の製造業を選んだのか、そのきっかけとなるエピソードや経験などを、できるだけ具体的に盛り込むのがポイントです。
なぜその会社(応募先企業)を選んだのか

経済産業省のデータによると、製造業に属する企業は全国で約38万社あります。数ある企業の中から「なぜその会社を志望するのか」という理由を、それぞれの企業像や求める人物像と関連付けることが重要なポイントとなります。
採用担当者は書類選考や面接をする際、応募者が「自社にマッチする人材かどうか」「長く働いてくれるかどうか」を判断基準とします。応募先の企業理念、ビジョン、企業風土、製品やサービスなど、魅力を感じた点と自分のアピールポイントを結びつけると効果的です。
入社後の目標や会社に貢献したいこと

入社した後に「目指したいことは何か」「どのように会社に貢献していきたいか」など、入社後の目標や展望を伝えることで、採用担当者へのアピール度もアップします。応募先企業の今後のビジョンと関連付けた内容にできれば、より説得力のある自己PRになるでしょう。
製造業における自己PR作成のコツ
ここからは製造業で評価される自己PR作成のコツについて解説します。前章で紹介した3つの基本ポイントをベースに、職種や経験に応じて以下のアピール要素を盛り込むことで、製造業の選考においてより有利となるでしょう。
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●コミュニケーション力をアピール
●体力や集中力、人間力のアピールもプラス評価に
●経験した業務を具体的にアピール
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コミュニケーション力をアピール

工場のリーダーや班長、生産管理や生産技術などの職種は、チームの協力体制を構築することや、他部署との連携を図ることが求められるため、コミュニケーションスキルが大きな強みとしてアピールできます。他業種からの転職でも、コミュニケーション力が必要とされる職種(営業職や接客業など)の経験がある人は、自身の強みとして自己PRに盛り込みましょう。
体力や集中力、人間力のアピールもプラス評価に

製造業の工場勤務では、体力があることも重要視されます。職場によっては夜勤を含めたシフト勤務や、重量物を扱う力仕事もあるため、体力や健康に自信がある人は積極的にアピールしましょう。
また、製品の加工・組立などを行うライン作業においては、ひとつの作業をコツコツとこなす集中力や、手際の良さなどがあることも大きなアピールポイントになります。製造業の仕事が未経験でも、業務に真摯に取り組む勤勉さや、ひとつの仕事を最後までやり抜く責任感の強さなど、自分自身の人間力をアピールするのも効果的です。
経験した業務を具体的にアピール

アルバイトやパートでも、製造業の仕事の経験がある人は、何の工場でどんな製品を扱っていたのか、具体的な仕事内容や携わっていた期間なども伝えましょう。機械のオペレーション経験があれば、使用していた機材やツールなどの種類も明記します。仕事を通して培ったスキルだけでなく、仕事に携わる喜びや楽しさ、やりがいなどにも触れると、採用担当者に好印象を与えやすくなるでしょう。
製造業の自己PRの例文を紹介(未経験者の場合)

ここでは、製造業が未経験の場合の自己PRの例文を2パターン紹介します。未経験者の場合、経歴からでは伝わらない人間性やスキル、実績や熱意などを示すエピソードを記載し、採用担当者にポジティブなイメージを与えることが大切です。
製造業が未経験の場合の自己PRの例文1
私は子どものころから体を動かすことが好きで、中学校から高校までサッカー部に6年間所属していました。また、大学時代は引っ越しや建築現場のアルバイトをしていましたので、力仕事にも自信があります。スポーツやアルバイトを通して培った体力や協調性を生かして、貴社の工場で●●製造に携わりながらスキルアップを目指したいと励んでいます。
製造業が未経験の場合の自己PRの例文2
前職ではハウスメーカーの営業職として、新築住宅の提案・販売やメンテナンスなどのアフターサービス業務を担当し、お客さまの住まいづくりをトータルにサポートしてまいりました。貴社では、前職で得たコミュニケーションスキルや提案力、モノづくりへの意欲を生かして、製品開発の企画に携わり、将来はプロジェクトリーダーとしてメンバーを引っ張っていける存在になりたいと考えています。
製造業の自己PRの例文を職種別に紹介

次に、製造業で求人の多い職種として「ライン作業」「機械オペレーター」「生産管理」「品質管理」の自己PRの例文を紹介します。これらの職種を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
ライン作業の自己PRの例文
以前は、電子機器メーカーの工場で、部品を組み立てるライン作業に3年間従事していました。自分の携わった仕事が、製品づくりの工程の一部になることにやりがいを感じるとともに、ミスのないよう集中してコツコツと取り組む作業は、自分にマッチしていると実感しました。この経験を生かして、いち早く貴社の製品づくりに貢献できる人材になりたいと思っています。
機械オペレーターの自己PRの例文
約4年間、自動車工場の機械オペレーターとして、樹脂部品をプレス加工する業務に携わってきました。前職では、気温などで変化する樹脂の特性を把握することで、プレス機械の圧力調整を行うなど、成形不良を出さないための工夫やノウハウを蓄えてきました。今後は貴社が手掛ける●●製品の分野で、これらの経験と知識を活用し、より精度の高い製品づくりに寄与していきたいです。
生産管理の自己PRの例文
前職の食品メーカーでは約5年間、生産性の向上と生産コストの削減に向けて、ITシステムや●●機器の導入を行うなど、生産ラインの再構築を担当しました。システム担当やライン担当との調整・ヒアリングを重ねながら、問題点の洗い出しと改善策の提案を行い、結果として生産量●●%増加、生産コスト●●%削減を達成することができました。これらの業務経験を通して、自分自身もひと回り成長できたと実感しています。
品質管理の自己PRの例文
高校卒業後に入社した電子部品メーカーで、製品検査の業務に携わった後、品質管理の業務を5年間担当。不良品の発生を防ぐことはもちろん、機材の不調や品質低下などのトラブルが生じた場合は、冷静に状況を分析して原因を洗い出し、いち早く改善策を講じることに努めてきました。また、現場スタッフの教育や工程管理なども任され、品質管理に関する幅広い知識とともに、マネジメント能力も身につけることができました。
製造業の自己PRで注意する点は?
志望度の高い企業には、ついつい多くのことをアピールしたくなりますが、要点を押さえていない長文はかえって逆効果です。自己PRを書く際には、以下の点に注意しましょう。
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●アピールポイントを絞る
●文字数は100~200文字に収める
●面接を意識した内容でまとめる
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アピールポイントを絞る

スペースが限られた自己PR欄に、あれもこれもとアピールポイントを書いてしまうと、採用担当者の印象に残りにくくなってしまいます。アピールポイントが複数ある場合でも、履歴書の自己PR欄に書く要素は1~3点に絞りましょう。
文字数は150~200文字程度に収める

自己PRの文章が長すぎると、訴えたいことが曖昧になったり、かえって理解しにくくなったりする可能性があります。反対に、文章が短すぎると内容が抽象的になって、伝えたいことが十分に理解されなかったり、やる気がないと思われたりする恐れもあります。履歴書の記入欄の大きさにもよりますが、一般的に自己PRは150~200文字程度、記入欄の8割以上を埋めるように記入するのがベストです。
面接を意識した内容でまとめる

採用選考の面接では、自己PRの内容についても詳しく聞かれることがあります。多くの場合、面接官は履歴書を見ながら質問しますので、履歴書に書いた自己PRと面接で答える内容が矛盾しないよう注意してください。履歴書に書ききれなかった自己PRを、面接で関連付けてアピールするなど、面接を意識した内容でまとめておくといいでしょう。
まとめ 製造業で求められる強みやスキルを把握して自己PRを作成しよう

今回は、製造業で評価される自己PRの書き方・作成のコツや、参考の例文を紹介しました。
ひと口に製造業といっても、企業が扱う製品や求める人物像、働く人の職種も多種多様です。
まずは、自己分析や企業研究を通して、「なぜ製造業やその企業で働きたいのか」「自分の強みは何か」など、自己PRを構成する明確な軸を定めておきましょう。その上で、製造業で求められる強みやスキルを把握し、応募先企業や職種にマッチした要素を具体的にアピールすることが肝要です。
ご紹介したポイントや例文を参考にしながら、採用担当者の目に留まる自分だけの自己PRを作成し、念願の内定を勝ち取ってくださいね!
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