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製造業の職種を知りたい人は必読!基礎知識や活躍する秘訣を伝授!

製造業の職種を知りたい人は必読!基礎知識や活躍する秘訣を伝授!

2023/7/14 更新

  1. ■目次
    ●実は、とても身近な存在の製造業
    ●製造業を代表する7業種
    機械関連
    金属・鉄鋼関連
    電子部品・電子デバイス関連
    化学関連
    食品関連
    建築・住宅関連
    医薬品関連
    ●製造業の仕事内容
    ●製造業の仕事に就くメリット
    ●ものづくりの現場で長く活躍したいなら……

実は、とても身近な存在の製造業

辞書(大辞林)で製造業を調べると「原料に手を加えて品物をつくり上げる産業」とあります。 製造業はメーカーと呼ばれますが、よくある間違いが「自動車製造メーカー」という使い方。「製造業=メーカー」の意味からも、自動車製造メーカーは重複表現になってしまうので、「自動車メーカー」が正しい表記になります。

私たちが使っている電子機器や食品・飲料、家電、洋服、車やバイク、住宅、航空機などは、今日もどこかのメーカーで製造されていますが、一般消費者がメーカーと直接やりとりすることはほとんどないので、メーカーの現場を立ったことがない、メーカーとかかわったことがない……という人も多いはず。でも、あらゆる製品を作っていることを考えれば、とても身近な存在といえるのです。

実は、とても身近な存在の製造業

グラフ①で示された「製造業就業者数推移」では、日本の全就業者数のうちブルーのグラフ部分の19%〜15%の割合(平均して1000万人以上)をしめる非常に多くの人が製造業に従事していますが、その一方でグラフ②の通り、34歳以下の若年就業者数は年を追うごとに減少しています。
「こんなに若い人が減ってしまって製造業は今後大丈夫?」と心配になりますが、人手不足解消のため多くのメーカーでは特定技能外国人を受け入れ、日本人従業員に行うものと同等の訓練や研修を実施し、現場で働く人材を確保しています。 とはいえ、特定技能外国人で慢性的な人手不足や将来の幹部候補生の育成を100%充当できるものではなく、日本の若い世代の働き手を求めていることは多くのメーカーの共通課題にもなっています。

製造業を代表する7業種

製造業を代表する7業

製造業の裾野の広さは冒頭でもご紹介した通りですが、多種多様なメーカーがあるなか、以下の7つが製造業の代表的業種に分類されています。

機械関連

機械や機器を構成する小型部品や大型部材を組み立てるすべての製造工程を含みます。主な業種に「自動車」「家電」「OA・工作機器」「産業機械」「精密機器」「重機」「建設機器」「医療用機器・研究機器装置」「サービス用・娯楽用機械器具」などがあります。

金属・鉄鋼関連

多種多様な製品の素材に金属・鋼鉄が使用されていますが、数ミリ単位のビスから洋上風力発電のモノバイルに用いる堅牢な大口径杭まで、その大きさ、素材は多種多様です。例えば「鉄」ひとつをとっても施工性がよい+錆びにくい+高強度……といった特徴を兼ね備えた新鋼材が開発されているほか、軽くて強い自動車ボディ用の素材や電磁鋼板など、世界の金属・鉄鋼メーカーは競って新素材の技術研究に取り組んでいます。

電子部品・電子デバイス関連

厚生労働省では「電気機械器具製造業」「情報通信機械器具製造業」「電子部品・デバイス製造業」の3分野をあわせて「電気機械器具製造業」と分類していますが、この「電気機械器具製造業」ではスマホ、パソコン、家電などのメーカーや業種が代表的なものとされ、パソコンであれば、衝撃に強くて軽いボディはもちろん、内部に搭載される極小サイズの部品の製造も手がけます。

化学関連

化学関連は、身のまわりのさまざまな物の原材料を作っている業種ですが、「化学」と聞いて自分とはあまり関係のない分野のこと……と考える人も多いようです。しかし、原材料の石油から人工的に作られる高分子の洋服繊維をはじめ、ペットボトルやビニールといったプラスチック製品に代表される生活に欠かせない身近な日用品を製造しているのが化学関連メーカーです。

食品関連

食品関連メーカーでは、急速にロボット化や自動ライン化が進んでいる業種であり、弁当、菓子、飲料、缶詰など、スーパーやコンビニで購入できるあらゆる食品が食品メーカーで製造されています。最近は各社が開発を競ったことで美味しくて簡単に調理できる冷凍食品の売上が急速に伸びていますが、この冷凍食品をはじめ袋麺、インスタントヌードルなどの日本独自の製品は、世界の人々が認めるクオリティを誇ります。

建築・住宅関連

建築・住宅関連は幅広い業種で構成されている点が大きな特徴とされ、素材、材料などの資材の研究開発から加工・組み立て・メンテナンスを含む総合的な知識と経験が求められる業種です。最近は、最新機能を付加した住宅を手がける大手ゼネコンやハウスメーカーで機械、化学、電子部品分野の専門スキルを有した人材も多数活躍しています。

医薬品関連

新型コロナウイルス用ワクチンを研究開発し、短期間で億単位のワクチンを製造した大手製薬メーカーもこの業種に分類されます。そのほか、かぜ薬やアレルギー用新薬の研究開発と臨床試験を担う医薬品メーカーから医療機器メーカーまで、私たちが健康的な暮らしを送るうえで欠かせない製品の製造を手がけ、超高齢化社会をサポートする役割を担っています。

医薬品関連

製造業の仕事内容

大手メーカーでは製品を安定的に製造・供給するために、製造現場や工場では常に一定のスタッフを確保しなければなりません。冒頭で触れた通り、メーカーで働く若手の人が減少していることから、多くのメーカーでは若手の人材を受け入れる門戸は広く、異業種からの転職組にも新転地で活躍しやすい環境が整っているといえるでしょう。

また、メーカーによって異なりますが、アルバイトからスタートし、仕事ぶりによって社員登用される制度を用意しているところもあるので、仕事内容や立場・役職を段階的にステップアップすることも可能です。一例として、製造現場での主な業務は以下の3つに分けることができますが、派遣社員として働き始めた人の仕事ぶりが評価され、生産管理を任された後、数年後に商品企画のセクションに異動(昇格)になったケースもあります。

  1. 【製造現場での主な業務】
    ・軽作業 未経験者はここからスタート。現場に立って製造工程の流れを体験します
    ・生産管理 マネジメントを兼ねた生産管理では、現場の生産性や効率化を推進します
    ・商品企画 マーケットのニーズにそった商品を開発し、売上促進や企業価値創出を図ります

製造業の仕事に就くメリット

多くのメーカーでは未経験者を歓迎するところが多く、そうした現場では教育体制もしっかり用意されています。さらに、社員寮完備や大型連休・有給取得促進など、働きく人とって魅力ある制度が充実しているところも最近は増えていて、こうした福利厚生や制度の充実には、「長く活躍してほしい」というメーカー側の思いや願いが込められているといえるでしょう。

  1. 【製造業の仕事に就くメリット】
    ・教育体制が確立されていることが多いので、未経験者も活躍しやすい
    ・性別、国籍、年齢、学歴などを問わず、広く門戸を開いているところが多い
    ・深夜や夜間の勤務を希望したり、資格取得によって大きく稼ぐことも期待できる
    ・専門的な業務を担当した場合、働きながら特定技能を習得できるチャンスも
    ・常にブラッシュアップしているものづくりの現場では、やりがいを感じる機会も多い
    ・専用機械、手順、生産性などさまざまな面から“学び”や“成長”を実感できる
    ・勤務時間が決まっていることが多いので、生活の計画を立てやすい

製造業の仕事に就くメリット

ものづくりの現場で長く活躍したいなら……

世界がその素晴らしさを認めている日本のものづくり。日本人ならではのきめこまやかさと飽くなき探究心によって、安全性、高品質、高機能を兼ね備えたさまざまな製品が作られていますが、奥深くてゴールのないものづくりの世界で働く人には、妥協することなくひとつひとつの工程を、確実にクリアしていく集中力や真面目さが求められます。

特に最近は、生産性工場、高効率化の観点から多くの製造現場でオートメーション化やロボットが導入されています。こうした点からも、末永くメーカーで活躍したいと考えている人であれば、生産性工場、高効率化に根ざした、ものづくりの現場で働く人の必須のスキル「PDCAサイクル」「5S」などを学んでおいて損はないでしょう。

売上を維持し、さらなる成長を遂げるべく、ものづくりの現場では、今日も次なるステージへ駆け上がり、競争に打ち勝つ“チャレンジ”が行われています。ライバル企業を圧倒する新たな製品を生み出すパワーは、みなさんのような若い世代の柔軟な発想力や、常識にとらわれない創造力であり、業種を問わない多くのメーカーがそうした英知を求めているといえるでしょう。

PDCAサイクル

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