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製造業とは?業種・職種ごとの特徴や仕事内容、求められるスキルを詳しく解説!

製造業とは?業種・職種ごとの特徴や仕事内容、求められるスキルを詳しく解説!

2024/7/2 更新

  1. ■目次
    1.押さえておきたい製造業の基礎知識
    ・そもそも製造業とは
    ・国内における製造業の重要性
    ・年々進化する製造業の取り組み
    2.製造業の代表的な業種と特徴
    ・製造業の業種1【機械関連】
    ・製造業の業種2【電気機械器具・電子機器関連】
    ・製造業の業種3【食品関連】
    ・製造業の業種4【化学製品】
    ・製造業の業種5【金属・鉄鋼関連】
    ・製造業の業種6【医薬品】
    ・製造業の業種7【建築・住宅関連】
    3.製造業の職種と仕事内容、求められるスキル
    ・製造業の職種1【商品企画】
    ・製造業の職種2【研究・開発】
    ・製造業の職種3【設計】
    ・製造業の職種4【製造】
    ・製造業の職種5【生産管理・生産技術】
    ・製造業の職種6【品質管理・検査】
    ・製造業の職種7【設備管理・メンテナンス】
    4.まとめ~ 製造業で働く一番の魅力とは?
    5.製造業・工場のお仕事探しなら<工場求人ナビ>で!

押さえておきたい製造業の基礎知識

そもそも製造業とは

そもそも製造業とは

製造業とは、さまざまな原材料や素材を加工・組み立てて製品を生産し、世の中に提供するメーカーや業界全般のことです。扱う製品は、自動車や家電、パソコンやスマートフォン、食品、医薬品、半導体、金属、化学素材など、メーカーの業種によって多岐にわたり、そこで働く人たちの職種や役割、仕事内容も多種多様です。
なお、農林水産業を指す一次産業、サービス業全般を指す三次産業に対し、製造業は一般的に「工業」と呼ばれる二次産業に該当します。

国内における製造業の重要性

国内における製造業の重要性

「モノづくり大国」といわれる日本において、製造業は国内総生産(GDP)の約3割を占める基幹産業となっています。また、国内の製造業の従事者数は、2023年9月時点で1027万人となっており、国内の総就業者数(6787万人)の約15%、約6人に1人が製造業で働いていることになります。このように、日本における製造業は、国内経済全体の成長と安定した雇用を支える重要な役割を果たしているのです。

年々進化する製造業の取り組み

年々進化する製造業の取り組み

製造業の現場では、効率的な生産や品質管理が重要となります。そのため、生産技術や製造工程の改善・効率化などの取り組みが日夜行われ、デジタルテクノロジーの導入によって、その手法も年々進化しています。

とくに近年は、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)など、先端技術を活用したスマートファクトリーと呼ばれる製造現場のデジタル化が進んでいます。機械や設備が自動でデータを収集し、それをAIが予兆診断することで、製造現場における適切な判断や運用管理が可能となり、稼働率の向上やメンテナンスの合理化にも役立てられています。

こうしたデジタルテクノロジーの導入により、製造業界では新たなビジネスモデルの創出や、環境保全(Co2削減、クリーンエネルギーの導入など)に対する取り組みにも期待が高まっており、今後もその展開が大きく注目されています。

製造業の代表的な業種と特徴

製造業には扱う製品によってさまざまな業種があります。以下、製造業における代表的な7つ業種と、それぞれの特徴について解説します。

製造業の業種1【機械関連】

製造業の業種1【機械関連】

機械に関わる業種では、自動車・航空機などの車両や、工場で使用する産業機械や装置など、幅広い用途の機械製品を製造しています。製品の開発・設計から、部品の加工・組み立てまで一貫して行う大手メーカーもあれば、製品に必要な部品やパーツを製造する部品メーカーもあります。

製造業の業種2【電気機械器具・電子機器関連】

製造業の業種2【電気機械器具・電子機器関連】

この業種の製造業では、家電をはじめとする電気機械器具や、パソコン・スマートフォンなどの電子機器や部品を製造しています。以前は、コストの安い海外に生産工場を移す動きもありましだか、近年は半導体不足の影響から、国内に工場を戻すメーカーが増えているようです。

製造業の業種3【食品関連】

製造業の業種3【食品関連】

食品製造業では、原材料を加工・調理して、スーパーやコンビニで販売されている弁当類や加工食品、お菓子や飲料など、さまざまな食品を製造しています。人が口にするものを扱うため、工場で働く従業員一人ひとりに、徹底した衛生管理・品質管理が求められます。

製造業の業種4【化学製品】

製造業の業種4【化学製品】

化学製品に関わる業種では、プラスチックや化学繊維、合成ゴムや接着剤、洗剤や化粧品など、私たちの身のまわりにあるケミカル系の素材や日用品を製造しています。この業種は、原材料の調達から製品化まで、一貫して手掛けるメーカーが多いのも特徴です。

製造業の業種5【金属・鉄鋼関連】

製造業の業種5【金属・鉄鋼関連】

金属・鉄鋼関連では、主に機械製品や建築などに使用する金属素材を製造しています。これらの素材は、自動車や住宅、家電やパソコンなどにも欠かせないため、製造業の根幹を支える重要な業種といえるでしょう。

製造業の業種6【医薬品】

製造業の業種6【医薬品】

製薬メーカーなど医薬品に関わる業種では、医師から処方される薬やドラッグストアなどで販売している一般用医薬品を製造しています。人々の健康を守る医薬品の製造には、新薬の開発や臨床試験なども必要不可欠となるため、より高い専門性と厳しい品質管理が求められます。

製造業の業種7【建築・住宅関連】

製造業の業種5【金属・鉄鋼関連】

建築・住宅関連の業種では、ビルや住宅に使用する窓やサッシ、内装などの部品・パーツのほか、道路や橋梁などの建築資材も製造しています。また、建築や家具に必要な木材のカット・加工・組み立てなどを行うメーカーもあります。

製造業の職種と仕事内容、求められるスキル

先述したいずれの業種の製造業においても、製品が世の中に出るまでには、さまざまな職種の人が関わっています。ここからは、製造業の代表的な7つの職種と具体的な仕事内容、求められるスキルを見ていきましょう。

製造業の職種1【商品企画】

製造業の職種1【商品企画】

消費者のニーズに応える新商品のアイデアを練り、生み出す仕事です。市場のトレンドや顧客のニーズ、自社の強みや技術力などを細かく調査し、競合他社に勝てるヒット商品を立案します。市場調査・競合分析などのマーケティングスキルはもちろん、考えたアイデアが実際に生産できるのか、コストや技術面を含めて検討する必要があるため、さまざまな部署と連携するコミュニケーション能力も求められます。

製造業の職種2【研究・開発】

製造業の職種2【研究・開発】

商品企画で生み出されたアイデアを、技術的な面から検証して形にしていく仕事です。自社の技術や最新テクノロジーなどを駆使して、製品化につなげるアプローチを導いていきます。また、すでに販売されている商品を改良するための研究や、数年先の活用を見据えた技術開発なども行います。そのため、生産技術に関する専門知識とともに、コツコツと研究開発に取り組む忍耐力が求められます。

製造業の職種3【設計】

製造業の職種3【設計】

製品化が決定した製品の構造や仕様を決定し、実際に生産できるレベルまで引き上げる仕事です。製品のコンセプトや製造に必要な技術・コストを考慮しつつ、シミュレーションなどで検証しながら詳細な設計図を作成していきます。図面作成に必要なCADのスキルはもちろん、機械や自動車などの設計においては工学系の専門知識が必須となります。

製造業の職種4【製造】

製造業の職種4【製造】

工場で実際に製品を製造する仕事です。製造する製品や工程によって仕事内容は異なりますが、ベルトコンベアで運ばれてきた素材や部品を加工したり、組み立てたりするライン作業が中心となります。作業内容によっては専門的な知識や技術が必要となりますが、多くの作業はマニュアル化されているため、未経験者でも従事しやすい職種といえるでしょう。ひとつの作業にコツコツと取り組む集中力がある人や、自分の手でモノを作ることが好きな人に向いているでしょう。

製造業の職種5【生産管理・生産技術】

製造業の職種5【生産管理・生産技術】

生産管理は、経営・販売計画に基づいた生産体制を計画し、工場全体の生産管理を行う仕事です。生産計画の軸となる受注管理、部品や材料の調達、各工程の進捗状況や納期を把握する工程管理など、生産管理の業務は多岐にわたります。
また、生産技術は、高品質な製品を効率的かつ低コストで生産できる体制を構築する仕事です。品質・効率・コストの3つの観点から製造現場の課題点を洗い出し、製造ラインの改善・最適化を図りながら工場全体の生産性を高めていきます。
どちらの職種も、製造現場の各工程やさまざまな部署との連携が欠かせないため、コミュニケーションスキルやマルチタスクをこなす能力が求められます。

製造業の職種6【品質管理・検査】

製造業の職種6【品質管理・検査】

完成した製品の品質が保たれているかを検査・検証する仕事で、製造業には欠かせない重要な業務のひとつです。検査の結果によっては、「なぜ不良品が発生したのか」「改善すべき工程はどこか」など、より踏み込んだ部分まで追求し、再発防止の改善策を講じます。また、品質管理の業務では、現場作業員の教育や工程管理なども行うため、品質管理に関する知識とともにマネジメント能力も求められます。

製造業の職種7【設備管理・メンテナンス】

製造業の職種7【設備管理・メンテナンス】

工場の機械や設備が正常・安全に稼働しているかを点検し、必要に応じて修理やメンテナンスを行う仕事です。工場のスムーズな生産体制を維持するためにも、万一の事態に備えた設備管理の仕事は、製造現場に欠かせない重要な役割を担っています。

工場の規模や設備にもよりますが、設備管理の業務に従事するためには、機械保全技能士、設備管理士、安全管理者、電気工事士などの資格が必要となる場合もあります。

まとめ~ 製造業で働く一番の魅力とは?

まとめ~ 製造業で働く一番の魅力とは?

今回は、製造業界の概要や動向、業種・職種ごとの特徴や仕事内容、求められるスキルなど、製造業の基礎知識として押さえておきたい情報をまとめてご紹介しました。

製造業で働く一番の魅力は、モノづくりに携わる楽しさや、自分の手で製品を生み出す達成感が得られることです。どのような職種においても、製品が完成したときの喜びや、モノづくりを通して社会に貢献するという誇りを感じながら、新しい技術や製造方法に触れることで、自分自身の成長も実感できるでしょう。

また、職種によっては未経験からチャレンジできるのも、製造業で働く魅力のひとつです。とくに、工場で製造に直接携わる製造職や製品検査の仕事は、特別なスキルや実務経験がなくても従事しやすく、未経験からスタートした人も多く活躍しています。モノづくりや製造業の仕事に興味のある方はもちろん、新しい仕事に挑戦したい・転職したいと考えている方も、仕事選びの選択肢のひとつとして、ぜひ工場ワークを検討してみてはいかがでしょうか。

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