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中卒からでも仕事は腕で勝ち取れる!脱コンプレックス宣言

中卒からでも仕事は腕で勝ち取れる!脱コンプレックス宣言

2023/2/21 更新

「中卒だと正社員は無理?」「転職は難しいかな」と、自分の学歴に自信が持てず、仕事探しで悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回は、中卒者の方に向けた就職・転職のポイントとともに、ビジネス界で活躍する中卒の有名社長もご紹介します。

  1. ■目次
    ●数字から見た中卒者の社会的な現状
    ・社会全体から見た中卒者の割合
    ・中卒者の就職率
    ・中卒者の求人状況
    ・中卒者の平均収入
    ●中卒者が多く活躍している職種は?
    ・販売・接客業
    ・介護職
    ・ドライバー職
    ・建設現場の作業スタッフ
    ・ITエンジニア
    ・工場の作業スタッフ
    ●中卒者におすすめの資格・技能
    ・調理師(国家資格)
    ・保育士(国家資格)
    ・旅行業務取扱管理者(国家資格)
    ・宅地建物取引士(国家資格)
    ・ITパスポート(国家資格)
    ・介護職員初任者研修(民間資格)
    ・マイクロソフトオフィススペシャリスト(民間資格)
    ●中卒の就活を成功させるためのコツ
    ・履歴書の学歴・職歴の記入法とNGについて
    ・面接でよくある質問と好印象を与える答え方
    ・ポジティブな姿勢で職歴にプライドを持とう
    ●学歴に関係なく活躍している人はたくさんいる!
    ・社長の最終学歴、中卒の割合は?
    ・業界をリードする中卒社長を紹介
    ●まとめ

数字から見た中卒者の社会的な現状

まず、高卒が当たり前と言われる現代において、中卒者の割合や就職率、求人状況、平均収入はどれくらいなのか、さまざまな調査のデータから気になる数字を見ていきましょう。

社会全体から見た中卒者の割合

1920年から国が実施する国勢調査では、15歳以上の人における最終卒業学校(最終学歴)の調査結果も公表されています。その最新版となる2020年のデータによると、15歳以上の人口に占める中卒の割合は約14%、高卒は約45%、短大・高専卒は約23% 、大学・大学院卒は約17%となっています。
ちなみに、1970年の国勢調査のデータでは、小・中卒者の割合が約55%と半数以上を占めており、社会全体から見た中卒者の割合は、ここ50年で大きく減少したことがわかります。

※参考資料/統計局ホームページ/令和2年国勢調査/調査の結果 (stat.go.jp)

中卒者の就職率

厚生労働省が実施した若年者雇用実態調査(平成30年)によると、若年労働者(15~34歳)全体に占める中卒の正社員の割合は35.4%。中卒で正社員として働く人の割合は、全体の3割程度で、残りの約7割は派遣社員や契約社員、アルバイトやパートなど、非正規雇用で働いていることになります。
一方で、高卒の正社員の割合は56.3%、短大・高専卒は66.2%、大卒は80.9%と、最終学歴が高いほど正社員の割合が高くなっていることがわかります。

※参考資料/別添2_平成30年若年者雇用実態調査結果の概況

中卒者の求人状況

厚生労働省が発表した「令和4年度 高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」を見てみると、中卒・高卒の求人状況は以下の通りとなっています。

  1. ●中学新卒者/求人数759人、求職者数686人、求人倍率1.11倍
    ●高校新卒者/求人数約42万5000人、求職者数約12万9000人、求人倍率3.29倍

上記は、学校やハローワークからの職業紹介を希望した生徒を対象にした数字ですが、高校新卒者と比べると、中学新卒者の求人数・求職者数が非常に少ないことがわかります。

※参考資料/ 令和4年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和4年9月末現在) (mhlw.go.jp)

中卒者の平均収入

厚生労働省が実施した賃金構造基本統計調査(平成18年)によると、中卒の平均年収は約272万円、高卒は約304万円、短大・高専卒は約324万円、大卒は405万円となっています(男女平均の月額賃金に12ヵ月をかけた数値で算出)。収入面においても、やはり学歴が高いほど多くなり、中卒と大卒では年収に約130万円もの開きが見られます。

※参考資料(厚生労働省における中卒の賃金データの最新)/厚生労働省:平成18年賃金構造基本統計調査(全国)結果の概況 学歴別にみた賃金 (mhlw.go.jp)

上記のデータが示すように、中卒者は社会全体から見ると少数派であるため、会社からマイナスイメージを持たれやすく、応募できる求人も少ないのが現状です。また、応募できても雇用形態や職場が限られていたり、高収入の仕事に就きにくいという傾向があります。

中卒者が多く活躍している職種は?

このように、中卒者の就職・転職は、高卒・大卒者と比べてハードルが高いのも事実です。しかし、学歴を問わずに歓迎する会社もありますし、中卒が比較的就職しやすい職種を選ぶことで、正社員への就職・転職や収入アップを実現している人もいます。 では、中卒の正社員求人が多い仕事や、中卒者が多く活躍する主な職種を見ていきましょう。

 

販売・接客業

アパレル系・量販店などの販売スタッフや、飲食・宿泊・観光業などの接客スタッフは、仕事で必要な知識が特殊なため、学歴に関係なく働ける職場が多い傾向にあります。たとえば、アパレル系ならファッションの知識やセンス、家電量販店なら家電の機種や取扱いに関する幅広い知識が必要です。また、レストランなどの飲食店では、料理・飲食サービス全般に関する知識、ホテルやツアー会社などでは、観光地や宿泊・旅行に関する幅広いが求められます。
こうした知識や接客のスキルは、高校や大学でも学ぶことができません。就職した時点で一から教わり、身に付けていくことになりますので、仕事をしながらノウハウやスキルを磨くことで、学歴に関係なく活躍することができるのです。

介護職

老人ホームやグループホーム、デイサービスなどの介護施設でも、中卒のスタッフが多く活躍しています。高齢者を直接介護する業務には資格が必要ですが、介護士に付いて業務をサポートする介護助手であれば、資格がなくても仕事に携わることができます。高齢者の話し相手や清掃業務、洗濯、食事の配膳など介護助手の業務は幅広く、現場で働きながらノウハウを身に付け、介護関連の資格取得を目指すことも可能です。

ドライバー職

バスやタクシーのドライバーも、学歴に関係なく働ける職種です。バス・タクシー会社の正社員として勤務できるケースか多く、とくにタクシー会社は歩合制を採用している職場が多いので、努力次第で高収入を目指せるのも魅力です。
また、バスの運転には大型二種免許、タクシーの運転には二種免許が必要となりますが、入社後に会社負担で免許が取得できる場合もあります。ただし、いずれの免許も取得できる年齢や、普通免許による運転経験の年数に条件があり、中学新卒ではドライバーの仕事に就くことはできません。

建設現場の作業スタッフ

建設現場の仕事は学歴を問わず多くの求人があり、無資格・未経験でも就職・転職することが可能です。働きながら現場経験を積み、施工管理技士などの資格を取得すれば、キャリアアップや収入アップも目指せます。
ただし、建設現場は重労働な作業が多いうえ、危険とも隣り合わせの仕事なので、人並み以上の体力や注意力か求められることは覚えておきましょう。

ITエンジニア

ITエンジニアやプログラマーなどの技術職も、中卒者が挑戦しやすい職種です。IT系の技術職は専門的な知識・スキルが必要となるため、理系の学歴や経験がないと難しいと思われるかもしれません。しかし、技術革新が急速に進むIT業界では、社会的な需要拡大に伴って人材不足が深刻化しており、技術者の確保・育成が急務となっています。
そのため、学歴や経験を問わず、適性があると見込まれる人材を積極的に採用し、未経験から育成する企業も増えているのです。パソコンの扱いに慣れている人や、IT技術に興味がある人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

工場の作業スタッフ

工場のライン作業員や期間工なども、未経験の中卒者が活躍できる職種のひとつです。自動車・食品・精密機械など、工場の業種によって製造工程や作業内容が異なるため、現場の仕事は「一からマニュアルを学ぶこと」が基本となります。つまり、工場では学歴や経験の有無に関係なく、すべての新人が同じスタートラインから働き始めることになるのです。
まずはマニュアルを完璧にこなして仕事を覚え、作業の効率化や正確さを追求できるようになれば、正社員登用やキャリアアップ&収入アップも目指せるでしょう。

※工場の仕事に興味のある方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。

期間工とはそもそも何? | 工場・製造業の求人・お仕事・派遣なら日総工産 (717450.net)

【2021年版】製造業の平均年収 | 工場・製造業の求人・お仕事・派遣なら日総工産 (717450.net)

工場勤務のメリット・デメリット | 工場・製造業の求人・お仕事・派遣なら日総工産 (717450.net)

中卒者におすすめの資格・技能

中卒者が仕事に生かせる資格を取得することで、学歴のハンデを埋められたり、就職先の選択肢が増えたり、といったメリットが期待できます。就職後も身につけた知識やスキルが役立ちますし、キャリアアップや収入アップの可能性も高くなります。
以下、中卒者が受験・取得できるおすすめの資格・技能を紹介します。

調理師(国家資格)

調理師の資格(調理師免許)は、調理師の専門学校などを卒業すれば取得できますが、学校へ通わずに取得するためには国家試験に合格する必要があります。調理師試験を受験するためには、飲食店などで2年以上の実務経験を積むことが条件となりますが、働きながら受験資格を得て合格すれば、将来的に自分の店をオープンする道も開けます。

保育士(国家資格)

保育士資格も、保育士を養成する学校を卒業すれば取得できますが、学校へ通わずに取得するためには国家試験に合格する必要があります。保育士試験を受験するためには、保育施設で5年以上かつ7200時間以上の実務経験を積むことが条件となります。学校へ通うより多くの時間はかかるものの、社会的に保育士のニーズは高く、子どもの保育や教育に興味がある人には目指す価値のある資格といえるでしょう。

旅行業務取扱管理者(国家資格)

旅行業務取扱管理者は、旅行業界で働く際に有利となる国家資格です。資格には、国内旅行を扱う「国内旅行業務取扱管理者」、海外旅行を扱う「総合旅行業務取扱管理者」、限定地域の旅行商品を扱う「地域限定旅行業務取扱管理者」の3種類があり、いずれも学歴・実務経験を問わず受験することが可能です。

宅地建物取引士(国家資格)

宅地建物取引士は、土地・建物の売買や賃貸物件の契約を結ぶ際、契約内容に関する重要事項を顧客に説明することができる国家資格で、年齢や学歴、実務経験を問わず受験することが可能です。資格を持っていると、不動産価格を評価する際にも重宝されるので、不動産業界はもちろん、建築・金融・保険など幅広い業界で活躍できるチャンスが広がります。

ITパスポート(国家資格)

ITパスポートは「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格で、年齢や学歴、実務経験を問わず誰でも受験できます。IT業界は学歴よりスキルを重視する傾向があるので、とくに中卒者にはおすすめの資格です。また、ITの知識はさまざまな業界で活用できるため、就職・転職の際にも役立つでしょう。

介護職員初任者研修(民間資格)

介護職員初任者研修は、介護の基本的な知識や技術を習得するための民間資格で、資格を持っていると可能な業務の幅が広がり、介護業界への就職で有利となります。資格を取得するためには、130時間規定の講習を受講後、修了試験に合格する必要があります。年齢や学歴、実務経験を問わず受講・受験できますので、中学新卒の人にもおすすめです。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(民間資格)

マイクロソフトオフィススペシャリスト(通称MOS)は、マイクロソフトオフィス製品(ワードやエクセル、パワーポイントなど)のスキルを証明する資格です。多くの企業でマイクロソフトオフィスを使用しているため、資格を取得すると業界や職種を問わず役立ちます。
また、世界で通用する知名度の高い資格なので、上級の資格を取得すれば学歴のハンデを埋められ、就活のアピールポイントにもなるでしょう。

そのほか、「フォークリフト運転者」「玉掛け作業者」「登録販売者」「貴金属装身具製作技能士」など、中卒者におすすめの国家資格はたくさんありますので、自分に合った資格や取得できる資格を探してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

※国の資格制度一覧/000158239.pdf (soumu.go.jp)

中卒の就活を成功させるためのコツ

ここからは中卒者が就活を成功させるためのポイントとして、履歴書の書き方や面接時の注意点・心構えについて解説します。

履歴書の学歴・職歴の記入法とNGについて

履歴書の学歴欄は、小学校卒業から書き始めても問題ありませんが、義務教育の修了となる中学校卒業年度を始点に記入していくのが通例です。まず、学歴欄1行目の中央に「学歴」と書き、2行目に「◎◎中学校卒業」と記入します。また、高校を中退した中卒の人は、中学校卒業の次に高校の入学・高校の中退を記入します。その際、学校名は正式名称で記入し、中退は「中途退学」と記入するのが基本です。続いて、学歴欄の下に1行空けて職歴を記入しますが、こちらも会社名は正式名称(株式会社は略しない)で記入します。

また、履歴書は会社に提出する正式書類なので、自分の学歴や職歴が見劣りするからといって嘘を書くのは絶対にNGです。とくに高校を中退した人は、高校中退の事実を書かないと学歴詐称となり、採用後に嘘が判明した場合、内定が取り消されることもあります。たとえ学歴に自信がなくても、その理由を明確にして志望動機で就業意欲をアピールできれば、将来性に期待されて採用される場合もありますので、学歴・職歴は正直に記載しましょう。

※履歴書の志望動機や書き方のポイントは、以下の記事もチェックしてみてください。 【工場や製造業勤務の志望動機】受かりやすい書き方についてご解説 | 工場・製造業の求人・お仕事・派遣なら日総工産 (717450.net)

面接でよくある質問と好印象を与える答え方

中卒者の就職面接でよく聞かれるのが、「なぜ進学しなかったのか、中退したのか」「会社への志望動機や入社後にやりたいことは何か」という質問です。
まず、進学しなかった理由や中退した理由については、家庭の経済的事情や登校拒否、勉強嫌い、いじめ……など、人それぞれにあると思います。ただ、ネガティブな事情であっても隠さずに、まずは正直に話すことが大切です。それを受け止めた上で、就職や仕事にかける意欲を示せば、前向きな姿勢や素直な気持ちが相手にも伝わり、好印象を持たれやすくなるはずです。

また、志望動機や入社後の抱負ついては、「社会貢献できる会社で働きたい」「仕事を通して成長したい」など、どの会社にも当てはまるようなありきたりの表現では、軽く受け流されてしまいます。「食品製造業に興味がある」「モノづくりの知識や技術を身につけたい」など、その会社や仕事にマッチした具体的な言葉を盛り込んで伝えれば、アピール度もぐっとアップするでしょう。

※面接時の注意点については、以下の記事もチェックしてみてください。 工場の面接で聞かれる質問とは?工場の面接におけるポイントをご解説 | 工場・製造業の求人・お仕事・派遣なら日総工産 (717450.net)

ポジティブな姿勢で職歴にプライドを持とう

さらに、転職者の場合は「転職の理由(前職を退職した理由)」や「前職で得たスキル」についても面接で聞かれるでしょう。前職に不満があって仕事を辞めた場合、「○○が嫌だったから退職した」と愚痴を言いたくなるかもしれませんが、それでは後ろ向きな人だという悪印象を与えかねません。「○○に挑戦したかったから転職を決めた」というように、ネガティブな動機をポジティブな動機に変換して伝えるのがポイントです。

また、「大した仕事をしていなかった」「これといって得られたスキルはない」など、自分の職歴を卑下しすぎるのもよくありません。どのような仕事であっても、その経験から学び得たものは必ずあるはずです。仕事を通して、どのような経験と学びを得たのか、自信とプライドを持って伝えることが大切です。

学歴に関係なく
活躍している人はたくさんいる!

中卒の就職・転職はハードルが高いといわれる一方で、世の中には学歴の壁を乗り越え、ビジネスの最先端で活躍する社長や起業家もいます。ここからは、全国の会社社長の中卒の割合や、業界をリードする中卒の有名社長をご紹介します。

社長の最終学歴、中卒の割合は?

東京商工リサーチが全国の社長130万人を対象に調査した結果によると、社長の最終学歴の分布は以下のようになりました。

  1. ●中卒……人数3万7104人、比率6.74%
    ●高卒……人数20万6847人、比率37.58%
    ●短大卒……人数9610人、比率1.75%
    ●大卒……人数28万8779人、比率53.47%
    ●大学院卒……人数5185人、比率0.94%
    ●留学……人数2827人、比率0.51%

以上のデータを見ると、社長の最終学歴の過半数は大学卒で、中卒の社長は1割にも満たない結果となっています。しかし、具体的な人数で見てみると、世の中には3万7104人もの中卒社長がいることがわかります。つまり、中卒という学歴でも、会社の社長になれる可能性はゼロではないのです。

業界をリードする中卒社長を紹介

  1. 《熊谷正寿氏》
    ・1963年生まれ、
    ・GMOインターネット株式会社 代表取締役社長・グループ代表
    ・最終学歴/国学院高等学校中退

    大手IT企業GMOグループの創業社長として活躍する熊谷氏は、国学院高等学校を2年生の時に中退。その後、不動産・飲食業などを営む父親のもとで働きながら、「何かの分野でナンバーワンになる」という目標を掲げ、28歳でGMOインターネットの前身となるボイスメディアを設立。インターネット全盛の時代に先がけて、8年後に上場を果たしました。熊谷氏の著書『一冊の手帳で夢は必ずかなう なりたい自分になるシンプルな方法』は、経営者をはじめ多くの人に愛読されるベストセラーとなっています。
  1. 《家入一真氏》
    ・1978年生まれ、
    ・株式会社paperboy&co創業者、CAMPFIRE社長
    ・最終学歴/福岡県立玄海高等学校中退
    日本でクラウドファンディングを広めたパイオニアとして知られる家入氏。いじめが原因で高校を中退し、引きこもって画家を目指していましたが、父親の交通事故で就職せざるを得ない状況に。しかし、会社をクビになる経験を何度も繰り返し、「会社勤めが合わない」という理由から22歳で起業。25歳の時にGMOの熊谷社長から出資を受けてGMOグループの傘下に入り、29歳でJASDAQ上場を果たしました。その後、さまざまな事業に挑戦しながら、現在はCAMPFIREをはじめとする複数の会社を立ち上げる連続起業家として活躍しています。
  1. 《岡村陽久氏》
    ・1980年生まれ、
    ・株式会社アドウェイズCEO
    ・最終学歴/高校中退
    高校に進学したものの「中学と変わらない環境にいても時間の無駄」と、入学から2ヵ月で中退し、訪問販売の会社に入社した岡村氏。16歳でトップ営業マンになりましたが、20歳の時にサイバーエージェントの藤田社長に感銘を受け、入社を希望するも不採用に。仕方なく自らインターネット事業について学び、ネット広告を手がけるアドウェイズを設立しました。その後、時代の流れを受けて事業を拡大し、26歳で東証マザーズ上場を果たしました。
  1. 《文字放想氏》
    ・1984年生まれ、
    ・株式会社アップル(アップル引っ越しセンター)代表取締役社長
    ・最終学歴/中学卒業
    中学1年の時に不登校となり、14歳で引っ越し会社のアルバイトを始めた文字氏。高校へは進学せず、いくつかの引っ越し会社を転々とした後、「学歴もスキルもない自分が稼ぐには引っ越ししかない」と一念発起。21歳で「株式会社アップル」を起業しました。横浜市のアパート一室の会社からスタートし、2年後には東京支店を開設。その後も、大阪支店や千葉支店など全国に拠点を広げ、引っ越し件数・売上ともに右肩上がりの成長を続けています。

まとめ

今回は中卒者の方に向けた就職・転職ガイドとして、中卒の就業状況や、おすすめの職種・資格、就活の成功ポイントについて解説しました。また、中卒社長の紹介記事を読んで、「仕事は学歴じゃない!」と、前向きな姿勢で就活に臨んでいただければ幸いです。
もちろん、就職・転職の成功は、地位や高収入を得ることだけではありませんし、仕事や会社を選ぶ際には、自分とのマッチングやワークライフバランスを考えることも重要です。 まずは、これを機会に学歴のコンプレックスを脱して、新たな気持ちで就活にチャレンジしてください!

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