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高卒の一人暮らしはきつい?かかる費用や準備、おすすめの節約術も紹介!

高卒の一人暮らしはきつい?かかる費用や準備、おすすめの節約術も紹介!

2024/12/4 更新

  1. ■目次
    1.高卒の一人暮らしが大変な理由は?
    ・大卒と比べて給与水準が低い
    ・初期費用を貯める機会が少ない
    ・賃貸契約の入居審査に通りにくい
    2.高卒の一人暮らしにかかる初期費用
    ・賃貸契約にかかる諸費用の目安
    ・引っ越し費用の目安
    ・家具・家電購入費の目安
    3.高卒の一人暮らしにかかる生活費
    ・データから見た単身世帯の平均的な消費支出
    ・住宅費は地域や物件によって大きく異なる
    4.高卒が一人暮らしを始めるまでの流れ
    【1】物件選び・内見
    【2】入居申し込み・入居審査
    【3】賃貸借契約を結ぶ
    【4】ライフラインや転出の手続き、引っ越しの準備
    【5】引っ越し・入居後の手続きなど
    5.高卒が一人暮らしを始める前にやるべきこと
    ・万一に備えて貯金しておく
    ・正社員として就職する
    ・家事全般ができるようにしておく
    6.高卒の一人暮らしにおすすめの節約術
    【1】物件選び・内見
    【2】入居申し込み・入居審査
    【3】賃貸借契約を結ぶ
    【4】ライフラインや転出の手続き、引っ越しの準備
    7.一人暮らしの新生活に向けてできることから始めよう!

高卒の一人暮らしが大変な理由は?

  

高校卒業後に、働きながら一人暮らしをしようと考えている人も多いでしょう。ただし、高卒でいきなり一人暮らしを始めるのは、大卒と比べてやや大変な部分があるのも事実です。以下、どのような点で高卒の一人暮らしが大変なのか、その理由とともに解説します。

  1. ●大卒と比べて給与水準が低い
    ●初期費用を溜める機会が少ない
    ●賃貸契約の入居審査に通りにくい



大卒と比べて給与水準が低い

大卒と比べて給与水準が低い

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、高卒の平均賃金(月額)は28万1900円、大卒は36万9400円。また、初任給の平均額(月額)は高卒が18万6800円、大卒は23万7300円と、社会人スタートの時点でも約5万円の差が生じています。
もちろん、これはあくまでも統計上のデータですが、高卒は大卒と比べて給与水準が低い傾向にあるため、一人暮らしをするうえで経済的にきつくなる可能性があります。

初期費用を貯める機会が少ない

初期費用を貯める機会が少ない

一人暮らしを始める際には、数十万円単位の初期費用(賃貸契約、引っ越し、家財購入にかかる費用)が必要となります。大卒であれば、大学時代にアルバイトで稼いで、ある程度の初期費用を貯めることができるでしょう。

しかし、高校生はアルバイトをしても時給が安く、学業とアルバイトを両立させることも難しいため、まとまった初期費用を貯める機会が少なくなります。そうした点で、高卒は大卒と比べて一人暮らしへのハードルが高くなり、資金的に諦めなければいけない場合もあるでしょう。

賃貸契約の入居審査に通りにくい

賃貸契約の入居審査に通りにくい

2022年4月に成人年齢が引き下げられたことにより、18歳以上の成人であれば、法定代理人(親など)の同意なしで賃貸契約を結べるようになりました。しかし、社会人経験が浅く収入が低い高卒者は、家賃の支払い能力が低いと見なされ、入居審査に通りにくい傾向にあります。

したがって、収入に不安のある高卒者が入居審査をクリアするためには、家賃の支払い能力のある親権者(親や親族)を、契約者または連帯保証人に立てる必要があります。また、頼れる親権者がいない場合は、家賃保証会社を利用することになりますが、利用にあたっても収入面の審査があるため注意が必要です。

高卒の一人暮らしにかかる初期費用

では、一人暮らしを始める際には、どれぐらいの初期費用が必要になるのでしょうか。以下、住まいの賃貸契約にかかる諸費用と、引っ越し費用、家具・家電購入費の目安を見ていきましょう

賃貸契約にかかる諸費用の目安

賃貸契約にかかる諸費用の目安

賃貸契約にかかる諸費用は物件によって異なりますが、一般的に「家賃の4~5ヵ月分」が目安とされています(敷金が家賃1~2ヵ月分、礼金が家賃1ヵ月分、前家賃が1ヵ月分、仲介手数料が家賃1ヵ月分)。これをもとに、家賃5万円の物件を借りた際にかかる諸費用の総額を計算すると、以下のようになります。

  1. ●賃貸契約の敷金……5万円~10万円
    ●賃貸契約の礼金……5万円
    ●賃貸契約の前家賃……5万円
    ●賃貸契約の仲介手数料……5万円
    【諸費用の合計】20万円~25万円



また、最近は敷金・礼金なしの「ゼロゼロ物件」を扱っている不動産会社もあり、その場合は諸費用を「家賃の2ヵ月分」程度に抑えることが可能です。

引っ越し費用の目安

引っ越し費用に関しては、「繁忙期(3・4月)や土日祝日を避ける」「荷物の量を減らす」「荷造り・荷解きを自分で行う」などの工夫で、コストを下げられる可能性があります。
また、引っ越し会社によっては、割安な単身プランを用意している場合もあり、県内であれば1万5000円~5万円程度、県外であれば6万円~10万円程度を目安にしておくとていいでしょう。

家具・家電購入費の目安

新生活に必要な家具・家電としては、ベッド・テーブル・椅子・カーテン・照明・冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・洗濯機・掃除機・テレビ・調理器具・食器・日用品などが挙げられます。すべて新品でそろえると20万円以上かかってしまいますが、手持ちの家具や家電を使ったり、中古品を購入したりすれば、10万円以下で済む場合もあるでしょう。

高卒の一人暮らしにかかる生活費

では、一人暮らしを始める際には、どれぐらいの初期費用が必要になるのでしょうか。以下、住まいの賃貸契約にかかる諸費用と、引っ越し費用、家具・家電購入費の目安を見ていきましょう

データから見た単身世帯の平均的な消費支出

  
データから見た単身世帯の平均的な消費支出

総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、単身世帯における1ヵ月あたりの平均的な消費支出(生活費)の内訳は以下のようになっています。

  1. ●食料費……4万6391円
    ●住宅費……2万3815円
    ●水道光熱費……1万3045円
    ●生活用品費……5955円
    ●被服および履物費……4712円
    ●保健医療費……7426円
    ●交通および通信費……2万1796円
    ●教養娯楽費……1万9425円
    ●その他消費支出……2万5051円
    【消費支出の合計】16万7616円



上記の生活費はあくまでも平均的な目安ですが、ひとまず16万円以上の収入があれば、高卒でも一人暮らしが可能ということがわかります。

※参考資料/総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要」
家計調査報告 〔 家計収支編 〕 2023年(令和5年)平均結果の概要

住宅費は地域や物件によって大きく異なる

住宅費は地域や物件によって大きく異なる

ただし、住宅費に含まれる家賃は、物件の種類・地域などによって異なるため注意が必要です。総務省統計局の「平成30年 住宅・土地統計調査」によると、全国の借家総数(全賃貸住宅)の1ヵ月当たりの平均家賃は5万5675円。平均家賃が最も低いのが公営の借家で2万3203円、最も高いのが非木造の民営借家で6万4041円となっています。また、1ヵ月当たりの平均家賃を地域別に見ると、最も低いのが鹿児島県で3万863円、最も高いのが東京都で8万1001円となっています。

このように、家賃は住宅の種類・地域などによって異なるため、賃貸住宅に住む場合は、住宅の種類や居住地も考慮して毎月の生活費を確保する必要があるでしょう。

※参考資料/総務省統計局「平成30年 住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要」
平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要 (stat.go.jp)

高卒が一人暮らしを始めるまでの流れ

では、一人暮らしをしようと思ったら、何から始めればいいのでしょうか。ここからは、一人暮らしを始めるまでのおおまかな流れ・スケジュールを紹介します。

  1. 【1】物件選び・内見
    【2】申し込み・入居審査
    【3】賃貸借契約を結ぶ
    【4】ライフラインや転出の手続き、引っ越しの準備
    【5】引っ越し・入居後の手続きなど



【1】物件選び・内見

【1】物件選び・内見

一人暮らしを始めるためには、まず住まいとなる賃貸物件を決めなくてはいけません。自分が住みたいエリアを決めたら、家賃や駅からの距離などの希望条件をリストアップし、不動産会社に行って条件に合った物件を紹介してもらいます。最近はネットで賃貸物件を検索できるサービスもありますので、自分に合った方法で物件を探してみましょう。

希望に合う物件が見つかったら、不動産会社の立会いのもと、現地へ行って内見します。内見では、実際に部屋の間取りや使い勝手などを確認し、物件周辺の生活環境などもチェックします。

【2】入居申し込み・入居審査

【2】入居申し込み・入居審査

内見した物件が気に入ったら、不動産会社で入居を申し込みます。入居を申し込む際には、申込書(契約者や連帯保証人の情報を確認する書類)、本人確認書類(免許証やパスポートなど)、収入を証明する書類(源泉徴収票や納税証明書など)が必要となります。

入居申し込みが済むと、これらの書類をもとに入居審査が行われます(保証会社を利用する場合は、保証会社による審査もあり)。なお、入居審査の結果が出るまでには、数日~1週間程度かかるのが一般的です。

【3】賃貸借契約を結ぶ

【3】賃貸借契約を結ぶ

入居審査で問題がなければ、賃貸借契約を結びます。不動産会社によって多少異なりますが、賃貸借契約には以下の書類が必要となりますので、漏れがないようしっかり確認して準備しておきましょう。

  1. ●本人確認書類(免許証やパスポートなど)
    ●住民票(発行から3ヵ月以内のもの)
    ●印鑑証明書と印鑑(実印)
    ●家賃の支払い口座となる銀行の通帳・銀行印
    ●連帯保証人の書類(連帯保証人の住民票、収入証明、印鑑証明書など)



【4】ライフラインや転出の手続き、引っ越しの準備

【4】ライフラインや転出の手続き、引っ越しの準備

賃貸借契約が済んだら、ライフライン(電気・ガス・水道など)の手続きや、転出にともなう役所の手続き(転出届の提出、転出証明書の発行)を行います。また、引っ越しを依頼する会社を選定し、日程に合わせて家財類の梱包などの準備を進めます。

【5】引っ越し・入居後の手続きなど

【5】引っ越し・入居後の手続きなど

引っ越しの際には、荷物の搬出・搬入に立ち会う必要があるため、当日のスケジュールは必ず空けておくようにします。また、住民票の異動(転入届、転居届の提出)は、基本的に引っ越してから14日以内に行う必要があるため、入居したらすぐに済ませておきましょう。そのほか、本人確認書類や各種登録サービスなどの住所変更も、住民票の異動とあわせて済ませておけば安心です。

高卒が一人暮らしを始める前にやるべきこと

ここからは、高卒が一人暮らしを始める前にやるべきことや、準備しておきたいことを解説します。

  1. ●万一に備えて貯金しておく
    ●家事全般ができるようにしておく
    ●正社員として就職する



万一に備えて貯金しておく

万一に備えて貯金しておく

高卒の一人暮らしは経済的にきつくなりがちなので、事前にある程度の貯金をしておくと安心です。初期費用だけでなく、新生活が始まったあとの思わぬ出費に備えて、少なくとも20~30万円は手元に用意しておくようにしましょう。

正社員として就職する

正社員として就職する

現時点である程度の収入があれば、フリーターでも一人暮らしを始めること可能ですが、雇用や収入が不安定だと賃貸住宅の審査に通りにくく、生活するうえでも経済的な不安を抱え続けることになります。気持ちに余裕を持って一人暮らしを続けていくためにも、まずは正社員として就職することを目標にしてみてください。

家事全般ができるようにしておく

正社員として就職する

一人暮らしを始めると、掃除・洗濯・料理などの家事全般を自分一人で行わなければいけません。現在、実家で暮らしている人は、親の家事を手伝いながら、一通りできるように練習しておくことをおすすめします。

高卒の一人暮らしにおすすめの節約術

高卒が一人暮らしを無理なく続けていくには、普段の生活で節約を心がけ、少しずつでも貯金することが望ましいでしょう。そのためにも、以下の節約術や生活の工夫を参考にして、無理のない範囲で実践してみてください。

  1. ●できるだけ自炊する
    ●毎月の固定費を見直す
    ●日ごろから節電・節水を心がける
    ●衝動買いを避ける



できるだけ自炊する

できるだけ自炊する

外食をすると1食あたり500円~1000円はかかってしまいますが、自炊すれば日々の食費を大幅に削減でき、工夫次第では1食100~200円程度に抑えることも可能です。毎日料理を作るのが面倒であれば、休みの日に惣菜を作り置きしたり、手間のかからないレシピを調べたりして、できる範囲でいろいろと工夫してみましょう。

毎月の固定費を見直す

毎月の固定費を見直す

毎月必ず発生する固定費の中でも、電気料金や通信費は見直しがしやすく、電気の契約アンペア数を減らしたり、スマートフォンの料金を格安プランに乗り替えたりすることで、年間の費用を大きく抑えることが可能です。

節電・節水を心がける

節電・節水を心がける

高卒の一人暮らしに限らず、節電・節水は生活費を抑える基本ポイントとなります。「こまめに電気を消す」「普段使っていない家電のコンセントを抜く」「冷蔵庫に食品を詰め込みすぎない」「料理は一度につくる」「水を流しっぱなしにしない」など、日常のささいな行動でも、積もり積もれば大きな節約につながるはずです。

衝動買いを避ける

衝動買いを避ける

スーパーやコンビニなどへ買い物に行くと、ついつい目移りして余計な商品を買ってしまいがちです。買い物へ行く前に購入する商品をリストアップしておけば、衝動買いによるムダな出費を抑えやすくなり、割引やバーゲンセールの誘惑につられるのも防げるでしょう。

まとめ 一人暮らしの新生活に向けてできることから始めよう!

まとめ 一人暮らしの新生活に向けてできることから始めよう!

経済的に大変な部分はあるものの、高卒でも一人暮らしをすることは十分可能です。はじめはきついと感じるかもしれませんが、自分なりにいろいろと工夫しながら生活することで、人間的にも大きく成長することができるでしょう。

また、毎月の家賃や生活費を安定して確保し、一人暮らしを無理なく続けていくためには、やはり正社員として就職することがベストです。まずは、今後の進路を含めて検討しながら、一人暮らしの新生活スタートに向けて、できることから実践してみてください!

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