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軽作業とは? 仕事内容や向いている人の特徴、メリット・デメリットも紹介

軽作業とは? 仕事内容や向いている人の特徴、メリット・デメリットも紹介

2023/12/13 更新

  1. ■目次
    ●そもそも軽作業とは?
    ●軽作業にはどんな仕事があるのか?
    組立・組付け
    検品
    ピッキング
    仕分け
    梱包・出荷
    商品管理
    シール貼り
    ●軽作業の雇用形態・勤務形態や時給相場は?
    軽作業の雇用形態
    軽作業の勤務形態・勤務時間
    軽作業の時給相場(月収)
    ●軽作業の仕事に向いている人のタイプは?
    単純作業の繰り返しが苦にならない人
    細かい指示を守れる人
    単純作業にやりがいを見つけられる人
    体力に自信がある人
    ●軽作業で働くメリット・魅力は?
    未経験でも歓迎される
    仕事内容が簡単で身につけやすい
    1人で黙々と作業に集中できる
    勤務時間や日数の調整がしやすい
    ●軽作業で働くデメリット・注意点は?
    作業が単調で飽きやすい
    体力が必要な仕事もある
    会社や仕事内容によっては時給が低い
    ●軽作業で働く際の服装や身だしなみは?
    軽作業で働く際の服装について
    身だしなみに関するNG・注意点
    ●まとめ

そもそも軽作業とは?

工場や倉庫などの求人でもよく見かける「軽作業」の仕事。
軽作業と聞くと「軽いものを扱う仕事」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。軽作業とは、英語の「light work(簡単な仕事)」の訳語で、正確には「誰にでも覚えやすい簡単な作業全般」のことを指します。

軽作業に分類される仕事は多岐にわたり、特別なスキルや資格、経験がなくても気軽に始められるアルバイト・パートの求人が多いのが特徴です。もちろん、軽作業の中には軽いものを扱う仕事もありますが、ある程度の体力や集中力、作業の丁寧さやスピードが求められる仕事もあるため、個々人の体力や得手・不得手によっては、逆に「難しい仕事」になってしまう可能性があります。したがって、軽作業の仕事に応募する際には、具体的な仕事内容をしっかりと確認し、自分とのマッチングを見極めることが重要です。

軽作業にはどんな仕事があるのか?

では、軽作業に分類される代表的な仕事をいくつかご紹介しましょう。

組立・組付け

組立・組付け

主に製造業の工場で、ベルトコンベアーで流れてくる部品を組み立てたり、他の部品と組み合わせたりする作業です。基本的に一つの工程を担当する単純作業(ライン作業)が中心で、作業内容のマニュアルも用意されているため、未経験でも比較的早く仕事を覚えることができます。

検品

検品

工場で製造した製品に不良品が混じっていないか、異物混入などがないかを出荷前にチェックする仕事です。もし、検品で不良品が見落とされて市場に出回ってしまうと、会社の信用問題にも関わってくるため、検品作業には細心の注意と集中力が求められます。

ピッキング

ピッキング

倉庫や工場の保管庫から、伝票の指示に従って商品や部品などをピックアップする仕事で、カートを押しながら倉庫に保管された商品を探して集める場合と、ベルトコンベアーで流れてくる商品を選び取って集める場合があります。多種類の商品や部品を扱っている現場も多いため、どこに何があるかを覚えたり、スピーディーに指定の商品を集めたりする能力が求められます。

ピッキングについて詳しく知りたい方はコチラ!
ピッキング作業はきつい?仕事内容やメリット・デメリットを紹介!

仕分け

仕分け

配送センターや倉庫、工場内などで、荷物や商品を配送エリア・種類などのルールに従って分別する作業で、配送物の荷下ろし作業とセットで行う場合もあります。正確に仕分けすることはもちろん、次の作業が行いやすいように荷物の置き場所を工夫するなど、効率を考えて作業を進めることが求められます。

梱包・出荷

梱包・出荷

梱包は、完成した製品を包装したり、段ボールに詰めたりする作業で、運搬中に製品が破損しないよう、緩衝材などを使って手早く丁寧に梱包していきます。梱包作業は出荷作業とセットで行われることが多く、梱包した段ボールを台車に乗せて運んだり、トラックに積み込んだりする場合もあります。また、フォークリフトを使って出荷作業を行う現場では、フォークリフト免許があると重宝されます。

商品管理

商品管理

商品管理とは、在庫管理を含めた物品の総合的な管理を行う仕事です。製造業であれば、原材料や部品などの仕入れ状況、取引先への納品なども管理することになります。製品や原材料の検品などを行う場合もありますが、基本的にはパソコンを使った事務業務が中心となります。

シール貼り

シール貼り

シール貼りは、商品の値札やラベル、食品やコスメの成分表、郵便物の宛名シールなどを貼る作業です。工場内で作業する場合と、自宅で内職として作業する場合がありますが、基本的に同じシールを適切な場所へ貼り続ける作業なので、正確性とともに持続力・集中力が求められます。

軽作業の雇用形態・勤務形態や時給相場は?

軽作業の雇用形態

軽作業の雇用形態

軽作業の仕事の雇用形態は、アルバイト・パートの求人が多い傾向にありますが、正社員、派遣社員、契約社員などの求人もあり、さまざまな形態で就業することができます。また、繁忙期に合わせて軽作業のアルバイトや派遣社員を募集する会社もあり、とくに食品工場では季節商品(おせち料理、クリスマスケーキなど)の製造時期に合わせて、期間限定の求人が増える傾向にあります。

軽作業の勤務形態・勤務時間

軽作業の勤務形態・勤務時間

軽作業の仕事の勤務形態・勤務時間としては、日勤の定時勤務(8時30分~17時30分前後)が中心となりますが、24時間稼働・営業する業種(工場、運輸業、介護施設、コンビニなど)では、夜勤を含む交替制のシフト勤務になる場合もあります。

軽作業の時給相場(月収)務時間

軽作業の時給相場(月収)務時間

エリアによって異なりますが、軽作業の時給相場は1000~1200円前後、平均的な月収としては15万~22万円前後となっています。時給が比較的高い都市部では1300円以上、時給が低めの地方部では900円以下になることもあり、作業内容や会社によっても、時給が大きく違ってくる場合があります。
また、深夜勤務の時間帯(22時~翌5時)は、基本給の25%以上増しとなる深夜手当が支給されます。たとえば、日勤の時給(基本給)が1000円の場合、深夜勤務の時間帯の時給は1250円以上となるため、夜勤ありのシフトで働く方が、日勤のみで働くよりも収入はアップします。

軽作業の仕事に向いている人のタイプは?

軽作業は未経験から気軽に始めやすい仕事ですが、人によって向き・不向きもあります。ここでは、軽作業に向いている人の特徴を見ていきましょう。

単純作業の繰り返しが苦にならない人
単純作業の繰り返しが苦にならない人

軽作業の仕事の多くは、基本的に単純作業の繰り返しとなるため、1人で黙々と同じ作業を続けることが苦にならない人に向いています。人と関わりながら仕事がしたい人や、単調な作業に飽きやすい人よりも、ひとつの作業に集中して取り組みたい人に適しているでしょう。

細かい指示を守れる人
細かい指示を守れる人

軽作業の仕事では、指示通りに作業を進める正確性が求められます。たとえば梱包作業では、商品を決められた手順でキレイに包み、向きを揃えて箱に詰めていかなければいけません。雑にならないよう、丁寧かつ手際よく作業を進めることが大切です。

単純作業にやりがいを見つけられる人
単純作業にやりがいを見つけられる人

単純作業の繰り返しが多い軽作業は、業務そのものがルーティンワークになりがちです。そのため、新しいことにチャレンジするよりも、ひとつのことをコツコツと突き詰め、業務効率や質の向上を図ることに、やりがいを見いだせる人が向いているでしょう。

体力に自信がある人
体力に自信がある人

検品やシール貼りなどは、体力よりも集中力か求められますが、ピッキングや出荷作業などは歩き回って重い荷物を運ぶこともあり、ある程度の体力や筋力がないと難しい仕事です。また、工場のライン作業も長時間の立ち仕事となるため、足腰に不安がある人には、ややキツイと感じるかもしれません。よって、運搬業務や立ち仕事が多い軽作業の場合は、体力に自信のある人の方が適しているでしょう。

軽作業で働くメリット・魅力は?

ここでは、軽作業に従事するメリットや、仕事の魅力について紹介します。

未経験でも歓迎される
未経験でも歓迎される

軽作業は、誰でも覚えやすい簡単な作業を行う仕事なので、専門的な知識や実務経験、資格の有無を問わず、未経験から気軽に働けるのがメリットです。実際に軽作業の仕事を募集する求人情報を見ても、「未経験者歓迎」「資格不要」「女性・シニアも活躍中」などと記載された案件が多く、性別や年齢、学歴に関係なくチャレンジしやすいのも魅力です。

仕事内容が簡単で身につけやすい
仕事内容が簡単で身につけやすい

基本的に軽作業の仕事には、作業手順などを示したマニュアルが用意されていますので、未経験でもマニュアルに沿って、比較的早く仕事を覚えることができます。また、仕事内容も簡単な単純作業が中心となるため、一度覚えてコツをつかんでしまえば、手際よくスムーズに仕事をこなせるようになります。

1人で黙々と作業に集中できる
1人で黙々と作業に集中できるは

不特定多数の人と対面する営業職や接客業とは異なり、軽作業は基本的に1人で作業を進めていきます。したがって、人とのコミュニケーションが苦手な人や、人とあまり関わらずに仕事をしたい人にとって、1人で黙々と作業に集中できる点は大きなメリットといえるでしょう。

1人でできる仕事について詳しく知りたい方はコチラ!
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勤務時間や日数の調整がしやすい
勤務時間や日数の調整がしやすい

自分の空いた時間を使って、短時間から働ける仕事が多いのも軽作業の魅力です。もちろん、週5日フルタイムで働くこともできますが、週2日で3時間というシフトや、週3日の8時間勤務など、自分の都合に合わせて働き方が選べるので、副業やパートタイムで働きたい人にもおすすめです。

軽作業で働くデメリット・注意点は?

では次に、軽作業の仕事に従事するデメリットや、注意したいポイントを見ていきましょう。

作業が単調で飽きやすい
作業が単調で飽きやすい

単純作業の繰り返しが中心となる軽作業は、仕事が簡単で覚えやすい反面、作業が単調で飽きやすいというデメリットがあります。そのため、毎日同じ作業を繰り返すことが苦になったり、仕事がつまらないと感じたりする人もいるようです。

体力が必要な仕事もある
体力が必要な仕事もある

先述したように、軽作業の種類によっては、体力が必要な仕事もあります。たとえば、広い倉庫内を歩き回って商品を集めるピッキングや、重い荷物を運搬する出荷作業などは、体力を消耗しやすい仕事のひとつです。また、1日中立ちっぱなし・座りっぱなしなど、移動は少なくても、実は体力的にキツイと感じる軽作業もあります。

会社や仕事内容によっては時給が低い
会社や仕事内容によっては時給が低い

軽作業は仕事自体が簡単なものが多いため、会社や仕事内容によっては時給(給料)が低いことも。また、時給ではなく出来高制で報酬が支払われる仕事(シール貼りなどの内職)もあり、その場合は安定した収入が得にくいというデメリットがあります。

軽作業で働く際の服装や身だしなみは?

では最後に、軽作業で働く際の服装や、身だしなみで注意したいポイントについて解説します。

軽作業で働く際の服装について
軽作業で働く際の服装について

倉庫などの軽作業では服装自由の職場が多く、特別な指示がなければTシャツにデニムといったカジュアルな服装でも問題ありません。基本的に、汚れても気にならないシンプルで動きやすい服装がおすすめです。ただし、肌の露出が多い半ズボン・ノースリーブ・スカートや、幅のあるワイドパンツや大きな飾りの付いた服などは、作業中にケガをしたり巻き込まれたりする恐れがあるので避けましょう。また、工場での軽作業では、作業着や専用ウェアが支給される会社もありますので、その場合は用意されたものを着用してください。

身だしなみに関するNG・注意点
身だしなみに関するNG・注意点

倉庫などの軽作業の場合は、身だしなみに関する規定がない職場が多く、ネイルやアクセサリーなども基本的に自由としている場合が多いようです。とはいえ、事故やトラブルの原因となるような身だしなみは避け、作業の支障となる大きいアクセサリーや、極端に長い爪などは控えた方がいいでしょう。
一方、工場勤務の場合、アクセサリーやネイルに関しては、製品に傷を付けたり、異物混入の原因となったりする恐れがあるため、原則禁止としている工場もあります。とくに、品質管理・衛生管理を徹底する精密機器や食品を扱う工場では、アクセサリーやネイルのほか、メイクや長髪、ヒゲも禁止している職場が多く、職種によっては防塵服(クリーンスーツ)などの着用が義務づけられている場合もあります。よって、工場で軽作業の仕事をする際には、服装や身だしなみに関する規定を守ることはもちろん、わからないことがあれば必ず確認しておくようにしましょう。

まとめ

ご紹介したように、軽作業の仕事は未経験から気軽に始められ、アルバイトやパートはもちろん、正社員や派遣社員、契約社員として働くことも可能です。
ただし、単に軽作業といってもその種類や仕事内容は多岐にわたり、作業自体はシンプル・簡単でも、ある程度の体力や集中力、作業の丁寧さやスピードが求められる仕事もあります。軽作業の仕事を探すなら、具体的な仕事内容や勤務体系をしっかりチェックして、自分の体力や適性、希望する働き方にマッチした理想的な職場を見つけてください!