“したい仕事”がないニートが、自分に合った仕事を見つけるコツを伝授!

2024/6/13 更新
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■目次
- 1.「したい仕事がない」と思う原因から解決策を探ろう!
- 2.【原因1】興味のある仕事が見つからない
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・【解決策1】仕事探しの視点や選択肢を広げる
- 3.【原因2】就職活動や仕事で失敗した経験がある
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・【解決策2】失敗から学ぶ・自己分析する
- 4.【原因3】職場の人間関係にストレスを感じる
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・【解決策3】人との関わりが少ない仕事を選ぶ
- 5.【原因4】仕事に縛られたくない
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・【解決策4】自由な働き方ができる会社を選ぶ
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6.【原因5】ニートは就職できないと思い込んでいる
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・【解決策5】未経験OKや人手不足の仕事に応募する
- 7.ニートでもチャレンジできる仕事8選!
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・【1】工場の作業スタッフ
・【2】介護スタッフ
・【3】建設業の作業スタッフ
・【4】物流業ドライバー
・【5】ITエンジニア・プログラマー
・【6】ルート営業
・【7】販売・接客スタッフ
・【8】警備員
- 8.まとめ
「したい仕事がない」と思う原因から解決策を探ろう!
ニートから脱出して就職したいと思っていても、「したい仕事(やりたい仕事)がない」と思い悩んで、なかなか行動に移せない人も多いのではないでしょうか。
しかし、闇雲にしたい仕事を探していても、自分にとってベストな仕事を見つけるのは難しいかもしれません。「なぜ、自分はしたい仕事がないのか」という根本的な原因がわからなければ、仕事探しの方向性が定まらず、いつまでたっても状況が進展しないからです。よって、ニートという現状から一歩前進するためには、「したい仕事がない」と思ってしまう原因(理由)と、その解決策を探ることが大きなカギとなります。
では次章から、ニートが「したい仕事がない」と思う主な原因を5つ取り上げ、それぞれの解決策について解説します。まずは、どのような原因が自分に当てはまるのか、セルフチェックしてみてください。もちろん、複数の原因が絡んでいる場合もあると思いますが、自分自身の意識の中にある一つひとつの原因と、それに合った解決策を知ることで、就職活動に踏み出すきっかけがつかみやすくなるはずです。
【原因1】興味のある仕事が見つからない
仕事に対する興味は、就職活動や就労へのモチベーションを上げる重要な要素となります。そのため、就職サイトの求人などを見て仕事内容に興味が持てないと、「したい仕事がない」と諦めモードになり、仕事を探す意欲も失せてしまうのです。
【解決策1】仕事探しの視点や選択肢を広げる

興味のある仕事が見つからない原因のひとつとして、「仕事を探す視点が狭い」ということが挙げられます。就職サイトで仕事を検索する際にも、ひとつの業種や職種に絞って調べていると、ヒットする求人もかなり限られてしまいます。
よって、就職サイトなどで興味のある仕事が見つからない場合、ほかの業種や職種まで条件を広げて検索してみるのが効果的です。たとえば、販売職や事務職、営業職などは、どの業界・業種にもありますし、クリエイティブ系の仕事といっても、デザイナーや広報、商品企画などさまざまな職種があります。つまり、自分の思い込みで「この業種・職種」と絞り込んで探していると、仕事の選択肢や自身の可能性を狭めてしまうことにもなるのです。
また、ひとつの就職サイトだけでなく、複数のサイトや求人誌から情報を収集したり、ハローワークや就職エージェントを利用したりと、より多くの求人情報を収集することで、自分では気づかなかった適職が見つかるかもしれません。
【原因2】就職活動や仕事で失敗した経験がある
就職活動や以前の仕事で失敗した経験があると、その挫折感がトラウマになって自信を失い、就職に踏み出せなくなるケースもあります。とくに、学生時代に就職活動に全力で取り組んだ人や、責任感を持って仕事に取り組んできた人ほど、思わぬ失敗や挫折の経験が大きな心の傷となり、「したい仕事がなくなった」「働くのが怖い」と感じてしまうようです。
【解決策2】失敗から学ぶ・自己分析する

再び失敗することを恐れて、なかなか前に進めない気持ちもわかりますが、失敗しなければ得られない学びや経験もたくさんあります。就職活動や仕事で失敗したことも、見方を変えれば価値ある経験(成長機会)と捉えることができるのです。そのときは挫折感にさいなまれたとしても、そこから「なにが原因で失敗したのか」「次はどうすればいいのか」とポジティブな方向に考えて生かしていけば、自分自身の大きな成長にもつながるはずです。
また、仕事で失敗した経験が大きなトラウマになっている場合、自己分析で自分の得意なことや興味があることを書き出し、「これならできるかも」と思う仕事をピックアップしてみましょう。また、同じように自分の不得手なことや避けたいことも書き出し、できないと感じる仕事は選択肢から除いていきます。こうして、自己分析で自身の思いと正直に向き合い、できること・できないことを整理することで、仕事探しの方向性がつかみやすくなるでしょう。
【原因3】職場の人間関係にストレスを感じる
会社に就職すれば、社内外の人とコミュニケーションをとる機会が多くなります。そのため、周囲の人と関わるのが苦手な人にとっては、働くことで人間関係のストレスを抱えたくないと感じてしまうこともあるようです。また、以前働いていた職場で人間関係のトラブルを経験していると、それがトラウマになって「したい仕事がない」という思考につながっている可能性もあります。
【解決策3】人との関わりが少ない仕事を選ぶ

会社で働く以上、周囲の人との関わりを完全になくすことは難しいですが、可能なかぎり減らすことはできます。なるべく人と接しない仕事を選べばいいのです。
たとえば、工場の作業スタッフは、担当する工程を黙々とこなすライン作業が多いため、周囲とのコミュニケーションは比較的少ないといえます。また、物流業のトラックドライバーも、一人で運転する時間が長いので、職場の人と関わる機会は少なくて済むでしょう。これ以外にも、人との接点が少ない仕事はありますので、具体的にどんな仕事の選択肢があるのか検討するなら、ハローワークや就職エージェントに相談してみるのもいいでしょう。
【原因4】仕事に縛られたくない
就職してもプライベートを優先させたい、仕事に縛られたくない……と考える人もいるでしょう。会社に就職すれば、基本的に週5日のフルタイム勤務になり、多かれ少なかれ自由に使える時間も制限されます。そのため、組織や社会の枠組みの中で働くことを窮屈に感じ、結果として「ニートのままでいい」「したい仕事がない」という思考に至ってしまうのです。
【解決策4】自由な働き方ができる会社を選ぶ

ここ近年は、仕事への価値観や働き方が多様化し、定時の出退勤や週休2日といった勤務体系を見直す会社も増えています。とくにコロナ禍の影響で広く普及したのが、働く場所を選ばないリモートワーク(在宅ワーク)です。また、ワークライフバランスが注目されるなか、週休3日を選べる会社も出てきています。
もちろん、業種・職種によってはリモートワークが難しい場合もありますし、週休3日を採用する会社もまだまだ少ないのが現状です。とはいえ、働き方を自由に選べる会社は年々増えつつありますので、仕事に縛られずに働きたい人は、会社の勤務スタイルに注目して求人情報をチェックしてみましょう。
【原因5】ニートは就職できないと思い込んでいる
働いていないニートは、どうしても社会的にネガティブなイメージで見られがちなので、「どうせニートは就職できない」「自分にできる仕事(したい仕事)なんてない」と考えている人も多いようです。また、中途採用では実務経験やスキルが必須となる求人も多いため、特筆する経験やスキルがないニートは、余計に就職のハードルが高いと感じてしまうのです。
【解決策5】未経験OKや人手不足の仕事に応募する

結論から言うと、ニートから始められる仕事や、ニートを採用する会社はたくさんあります。とくに、人手不足の業界は求人件数が多く、応募の条件や就業のハードルも低い傾向にあります。たとえば、製造業・建設業・運輸業・介護業・サービス業などの職種は、慢性的に人手が不足しており、就職への意気込みや仕事の適性が認められれば、ニートでも比較的スムーズに採用される可能性があります。
また、「未経験OK・未経験可」の記載がある求人は、応募に際して特別なスキルが必要ないため、実務経験がないニートにも狙い目です。未経験者を受け入れる会社は、将来の成長を見込んで人材を一から育成するため、ニートでも仕事を始めやすく、働きながらスキルアップを目指すこともできるでしょう。
ニートでもチャレンジできる仕事8選!
では最後に、ニートが就職しやすいオススメの8職種を紹介します。いずれも、未経験からチャレンジできる仕事なので、先述した原因・解決策や、自分自身の希望・適性と照らし合わせながら仕事選びの参考にしてみてください。
【1】工場の作業スタッフ

工場勤務の仕事は、基本的に一人でコツコツとこなす単純作業が中心となるため、人との会話やコミュニケーションが苦手なに人にもおすすめです。基本的に、学歴・経験不問で求人件数も多いので、ニートから仕事を始めた人も多数活躍しています。具体的な仕事内容は職場によって異なりますが、モノづくりが好きな人や、単調な作業の繰り返しが苦にならない人に向いているでしょう。
【2】介護スタッフ

慢性的に人手が不足している介護現場の仕事は、経験・資格不問の求人が多いため、ニートでも比較的採用されやすい傾向にあります。また、働きながら介護系の資格を取得すれば、昇給&キャリアアップも目指せます。人と接することが好きな人や、人の役に立ちたい人、福祉介護の分野に興味がある人なら、大きなやりがいを持って働けるでしょう。
【3】建設業の作業スタッフ

人手不足や高齢化が進む建設業界では、未経験の若手人材を積極的に採用しています。肉体労働や危険を伴う作業もありますが、その分、給与を高めに設定している会社が多いので、体力に自信があれば高収入を狙えるでしょう。また、働きながら施工管理技士や重機運転などの資格を取得すれば、さらなる収入アップ&キャリアアップも目指せます。
【4】物流業ドライバー

人手不足が深刻化している運送業界のドライバーも、社会人未経験のニートが挑戦しやすい職種のひとつです。基本的に運転中は一人なので、人と関わるのが苦手な人にもおすすめです。荷物の配送・集荷・積み下ろしなどが主な仕事内容となりますが、車両重量・積載量によっては中型・大型免許が必須となり、荷物の積み下ろしや長時間の運転には、それ相当の体力や集中力が求められます。
【5】ITエンジニア・プログラマー

人IT系の職種はニーズが高く未経験歓迎の求人も多いため、ニートでも入社後に専門的なスキルを習得して、ITエンジニアやプログラマーとして活躍できるチャンスがあります。プログラミングの言語や新しい技術を学ぶ意欲のある人なら、将来的に活躍の場も広がるでしょう。
【6】ルート営業

未経験から挑戦できるルート営業も、ニートが就職しやすい職種です。仕事内容は、すでに取引のある顧客をフォローする営業活動が中心で、基本的に飛び込み営業や厳しいノルマがないため、精神的なストレスは少なくて済むでしょう。コミュニケーション能力や提案力が求められるため、人との対話や仕事の情報収集が積極的にできる人が適しています。
【7】販売・接客スタッフ

店舗の販売スタッフや飲食店のサービススタッフ、ホテルのフロントスタッフなども、ニートから始めやすい職種のひとつです。いずれも接客業務がメインとなるため、高いコミュニケーション能力はもちろん、顧客に対する細やかな心遣いやサービス精神がある人に向いています。
【8】警備員

警備員の仕事も人手が不足しており、経験を問わず幅広く募集されています。警備の仕事には、ビルや商業施設での入退管理・巡回といった監視業務のほか、現金輸送車の護衛、交通・雑踏警備、システムトラブルに対処する機械警備など、さまざまな種類があります。いずれも、街や人、施設の安全を守る仕事なので、業務に対する使命感と責任感が求められます。
まとめ!
今回は、したい仕事がないと悩むニートが、自分に合った仕事を見つけるための方法を紹介しました。
先述したように、ニートから働ける仕事や、就職できる会社は必ずあります。まずは、自分の中で“仕事探しの障壁”となっている根本的な原因と向き合い、その解決策を一つひとつ試していくことで、就職に向けて着実に前進できるはずです。広い視野とポジティブな姿勢を持って、自分らしく働ける仕事を見つけてくださいね!
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