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直接雇用とは?派遣との違いや、直接雇用のメリット・デメリットについて解説

直接雇用とは?派遣との違いや、直接雇用のメリット・デメリットについて解説

2024/1/16 更新

働き方のスタイルや選択肢が多様化するなか、直接雇用で働くか派遣で働くか、どちらがいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。本記事では直接雇用と派遣の違いや、それぞれのメリット・デメリット、派遣から直接雇用を目指す方法や注意点について解説します。

  1. ■目次
    ●理解しておきたい直接雇用と派遣の違い
    ・直接雇用とは?
    ・派遣とは?
    ・派遣の3年ルールについて
    ●派遣から直接雇用になるメリット
    ・雇用が安定する
    ・待遇面や福利厚生が充実する
    ・やりがいのある幅広い業務に携われる
    ●派遣から直接雇用になるデメリット
    収入が減る可能性もある
    働き方の自由度が低くなる
    仕事を辞めにくくなる
    ●派遣から直接雇用を検討する際のチェックポイント
    切り替え後の雇用形態は?
    納得のいく雇用条件か?
    ●派遣から直接雇用を目指す方法
    紹介予定派遣で働く
    正社員登用制度のある企業で働く
    日総工産の技能社員として働く
    ●まとめ

理解しておきたい直接雇用と派遣の違い

直接雇用とは?

直接雇用とは?
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直接雇用とは、実際に働く勤務先の企業と労働者の間で直接雇用契約を結ぶことをいいます。直接雇用となるのは正社員だけでなく、契約社員やアルバイト・パートの従業員も含まれます。給料は雇用主となる勤務先の企業から支払われ、社会保険や福利厚生なども勤務先企業のものが適用されます。

派遣とは?

これに対して派遣(間接雇用)は、人材派遣会社と労働者の間で雇用契約を結び、労働者は他の企業に派遣されて働きます。給料は雇用主となる派遣会社から支払われ、社会保険や福利厚生なども派遣会社のものが適用されます。つまり、実際に働く勤務先の企業と雇用主が異なるのが、派遣の大きな特徴です。

派遣の3年ルールについて

派遣の3年ルールについて

また、派遣社員は「3年ルール」と呼ばれる労働者派遣法の規定により、原則として同じ派遣先企業の同一部署で3年以上働くことはできません。派遣先企業が3年を超えて派遣社員を同一部署で就業させる場合、その派遣社員に直接雇用を申し込む義務が発生します。そのため、派遣社員・派遣先企業の双方が3年以上の長期勤務を希望(同意)した場合、派遣先企業の直接雇用契約に切り替えられるケースも多くあります。

  1. ●派遣社員の年齢が60歳以上の場合
    ●無期雇用契約を結んだ派遣社員の場合
    ●派遣社員が有期(期限が明確に決まっている)プロジェクトに参加している場合
    ●派遣契約において1ヵ月の勤務日数が通常の労働者の半分以下で、なおかつ10日以下に限定されている場合
    ●育児休業や産前産後休業、介護休業で職場を離れた社員の代わりとして派遣されている場合
    ●同じ派遣先企業の別の部署に配属されて働く場合

派遣から直接雇用になるメリット

では、派遣から直接雇用になると、どのようなメリットがあるのでしょうか。派遣のデメリットとあわせて見ていきましょう。

雇用が安定する

雇用が安定する

先述したように、派遣は3年という契約期間があるため、期間満了後は次の派遣先企業を探さなければいけません。一方、直接雇用は長期の雇用が前提となっており、とくに正社員の場合は契約期間の定めがないため、原則として定年までの長期雇用が保証されます。契約社員やアルバイト・パートの場合は、契約期間を定めている企業もありますが、契約更新まで期間は派遣より長めに設定されているのが一般的です。

待遇面や福利厚生が充実する

待遇面や福利厚生が充実する

福利厚生の内容は企業によって異なりますが、直接雇用の正社員になると、住宅・家族・慶弔手当や育児・出産休暇、提携施設(宿泊施設、ジムなど)の利用優待、定期健康診断など、さまざまな福利厚生を受けることができます。また、定期的な昇給やボーナス、退職金もあり、待遇面が充実したと実感できるでしょう。

やりがいのある幅広い業務に携われる

やりがいのある幅広い業務に携われる

派遣では契約内容に基づいた業務を担当するため、派遣先企業は契約業務以外の仕事を派遣社員に任せることができません。また、契約期間が限られているため、長期的なプロジェクトに携わるチャンスも少なくなります。
一方、直接雇用の正社員や契約社員になると、社内のさまざまな業務や経営に関わる仕事も任されるようになります。その分、仕事に対する責任も重くなりますが、成果を上げれば昇進・昇給やキャリアアップにもつがるため、大きなやりがいを持って仕事に励むことができるでしょう。

派遣から直接雇用になるデメリット

一方で直接雇用には、それぞれのケースや人によってデメリットとなる部分もあります。派遣から直接雇用を希望する場合は、派遣のメリットと合わせて、直接雇用のデメリットもしっかり押さえておきましょう。

収入が減る可能性もある

収入が減る可能性もある

直接雇用で正社員や契約社員になると、額面上では給料が上がったように見えても、実は労働時間が増えていた(派遣で働く方が割が良い)というケースもあります。そのため、給料の額だけでなく、担当する仕事内容や勤務時間、残業手当の有無など、勤務条件をしっかり確認することが重要です。

働き方の自由度が低くなる

働き方の自由度が低くなる

派遣の場合、勤務日数や勤務時間、勤務地など、希望する勤務条件に合った派遣先企業を紹介してもらえるので、家庭や育児などプライベートを重視した働き方ができます。一方、直接雇用で正社員や契約社員になると、原則フルタイム勤務となるため、自分のライフスタイルに合わせてフレキシブルに働くのは、やや難しくなるかもしれません。

仕事を辞めにくくなる

働き方の自由度が低くなる

直接雇用に切り替わると雇用面は安定しますが、自己都合で退職しにくくなるのも事実です。切り替えた後にミスマッチが生じても上司に相談しにくく、とくに長期のプロジェクトなどに関わっていると、「途中で辞めると迷惑をかけてしまう」とプレッシャーを感じるかもしれません。
一方で派遣の場合は、契約満了時に仕事を辞めたければ、その旨を派遣会社に伝えるだけで済みます。また、職場でトラブルや困りごとがあれば、派遣会社の担当者がフォローしてくれますし、希望に応じてさまざまな職場や仕事を経験することもできるでしょう。

派遣から直接雇用を検討する際のチェックポイント

ここまで見てきたように、派遣から直接雇用に切り替えると、勤務条件や働き方も大きく変わってきます。切り替えてから「思っていたのと違う」と後悔しないためにも、直接雇用を打診されている(または希望している)場合、以下のポイントを必ず確認しておくようにしましょう。

切り替え後の雇用形態は?

切り替え後の雇用形態は?

直接雇用を打診されても、必ず正社員として雇用されるとは限りません。一般的には、まず契約社員や準社員として雇用する企業が多いようです。契約社員や準社員の場合、企業によっては給料が低かったり、賞与や退職金がなかったりする可能性もありまので、正社員の待遇を希望する人は、切り替え後の雇用形態をしっかり確認しておきましょう。

納得のいく雇用条件か?

自分がどんな働き方をしたいのかを整理した上で、以下の雇用条件をチェックしておきましょう。契約締結後は変更できない条件もありますので、不明な点や納得できない条件があれば、事前に企業の担当者に相談することをおすすめします。

  1. 【雇用条件のチェックポイント】
    □就業場所(勤務地)
    □賃金(給料の額、賞与の有無、各種手当の内容など)
    □仕事内容(配属部署や具体的な業務内容)
    □勤務時間(勤務形態や残業の有無など)
    □雇用形態(正社員、契約社員など)
    □休日(休日形態、有給、長期休暇など)
    □福利厚生(具体的な内容)
    □契約更新(更新の時期・内容など ※契約社員の場合)
    □正社員登用制度(制度の有無・登用条件など ※契約社員の場合)

派遣から直接雇用を目指す方法

派遣から直接雇用を目指すには、主に以下のような方法があります。それぞれの方法に沿って仕事選びができる<日総工産>の求人情報も紹介しますので、ぜひリンク先をチェックしてみてください!

紹介予定派遣で働く

紹介予定派遣で働く

紹介予定派遣とは、一定の派遣契約期間が満了した後、直接雇用に切り替えることを前提とした働き方です。派遣期間中に、直接雇用の契約を結ぶかどうかを本人と派遣先企業がそれぞれ検討し、双方の同意が得られた場合はそのまま直接雇用となります。こうして本人と企業の双方が、マッチングを見極める期間を設けることで、切り替え後のミスマッチを抑えられるのがメリットです。

※紹介予定派遣のお仕事を探している方はこちら!
https://www.717450.net/priority/

正社員登用制度のある企業で働く

正社員登用制度のある企業で働く

正社員登用制度のある企業であれば、派遣契約期間の満了後に、そのまま正社員として登用されるチャンスがあります。正社員に登用されるためには、「一定期間勤続している」「勤務態度や業績が良好」「上司の推薦を受ける」「登用試験(筆記・面接)に合格する」といった条件を設けている企業が多いようです。登用の細かい基準・条件は企業によって異なりますので、正社員登用を目指したい人は事前にしっかり確認しておきましょう。

※正社員登録制度のあるメーカーの求人一覧はこちらをチェック
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日総工産の技能社員として働く

日総工産の技能社員として働く

日総工産が独自に設けている「技能社員」とは、日総工産の正社員として派遣先の大手メーカーの工場に勤務する働き方です。日総工産からの給与・待遇(年2回のボーナス、昇給・昇格あり)で働く技能社員は、派遣先の正社員になるわけではありませんが、派遣のように契約期間がないため、同じ職場で長く安定して働けるのがメリットです。
また、就業前研修で仕事に必要な知識・技術が身に付けられるので、未経験でもスムーズに仕事が始められ、資格の取得も日総工産がサポート。長期就業によるスキルアップ&キャリアアップが目指せるのも大きな魅力です。

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まとめ

ご紹介したように、派遣にも直接雇用にもメリット・デメリットがあり、それぞれの働き方も勤務条件も大きく異なります。したがって、派遣から直接雇用を希望する場合は、自分が望む働き方や仕事への価値観をあらためて整理し、条件面を細かくチェックした上で検討・判断することが重要です。
もちろん、どちらの働き方がいいのかは人それぞれ、ケースバイケースです。派遣で働くか直接雇用で働くか迷っている人も、双方のメリット・デメリットや条件面を照らし合わせて、より自分らしく・無理なく働けるスタイルを選択してくださいね!