工場勤務のメリット・デメリット
2023/12/13 更新
「工場の派遣はきついと聞くからやりたくないな」そんなふうに思っていませんか?もちろん、きつい部分もありますがそれを補う魅力があるのも事実です。
今回は工場の派遣勤務をテーマに事実と仕事内容をお伝えします。収入アップや資格を取ってキャリアアップしたい方は要チェックです。
工場における派遣社員の仕事内容
工場と一言で言っても、工場には様々な作業があります。派遣社員の場合は軽作業を任せられることが主です。軽作業とは組立や運搬、梱包などを指します。基本的には誰でもできる作業なので身構える必要はありません。
工場勤務の正社員と派遣社員の仕事内容
工場勤務で派遣社員として働く場合に多いのが、正社員の方と派遣社員がペアもしくはチームになって作業をすることです。つまり、仕事内容だけ見れば正社員も派遣社員も変わらないことになります。ただし、専門知識が必要な作業や特殊な機械を扱う場合は正社員が担当します。重大な事故を起こさないように徹底しているからです。
仮に派遣社員が重大な事故を起こしてしまうと責任が問われてしまいます。工場としても派遣社員に責任を負わせることや、何かしらの事故に巻き込まれないようにしています。
工場勤務のメリット・デメリット
工場勤務に興味がある場合、まず知っておきたいのがメリットとデメリットです。仕事をするのであれば自身に合ったものを選ぶべきです。それぞれ見ていきましょう。
工場勤務のメリット
工場勤務のメリットは大きく4つあります。自身の働き方やプライベートの使い方などを考慮してチェックしてください。
意外と自分の時間がある
基本的に工場での作業は就業時間がハッキリとしていることが多いです。一般的な仕事だと残業をすることもありますが、工場勤務の場合は繁忙期でない限り残業はありません。例えば17時が定時になっており、その後の時間を有効に使えます。プライベートを充実させたい方には工場派遣が狙い目でしょう。
出退勤の送迎や格安の社員食堂がある
工場は広大な面積を必要とする場合が多く、多くの工場は駅の近くという立地ではありません。郊外が多いですが基本的に送迎の手配がされていることが多いです。また食堂があることも多く、一般的な飲食店よりも安く食事をすることができるのも魅力です。
業務内容と比べて高収入
工場の作業は思いのほか単純ですぐに対応できるものが多いです。コンビニのアルバイトの場合はレジや品出し、清掃、クレーム処理など多岐にわたりますが、コンビニと比べても時給が高いことの方が圧倒的に多く、驚くことでしょう。
職場によっては資格支援制度がある
工場の仕事をする上で資格があると収入アップや工場の仕事の中でも選択肢が広がります。工場系の資格の多くは国家資格が多く、持っていて損をすることはありません。そんな資格を働きながら得ることが出来る資格支援制度がある仕事場もあるのです。働く目的にもよりますが積極的に狙いたいところです。
工場勤務のデメリット
工場勤務のメリットをお伝えしましたがデメリットも知っておくべきです。主に3つありますのでチェックしましょう。
体力を使う業務もある
全ての工場が体力を使う、力仕事があるわけではありません。しかし、重い物を持ったり歩き回ったりする工場もあります。もし、体力や力に自信がない場合はあらかじめ業務内容を知って、自分に合った工場の仕事を探しましょう。
温度調整が難しい
工場は冷蔵庫のように寒いところもあれば、サウナのように暑いところもあります。生産しているモノによってはエアコンを付けられないこともあります。温度調整は衣服でするしかありませんが衣服だけでは難しい職場の場合は、スポットクーラーやヒーター、水分補給を提供している工場も多くあります。
テレワークが難しい
工場での仕事は実質的にテレワークが難しいです。新型コロナウイルスの影響でテレワークが一般化されていますが工場では現地に行って作業を行うことがメインになります。ただ、工場では感染予防対策を整えているので安心してご就業いただくことが可能です。
工場派遣がきついと言われる理由
インターネットで調べると工場派遣はきついと言われていることが多いです。その具体的な理由も見ていきましょう。
軽作業が多い(単純作業が多い)
工場派遣のお仕事では基本的に難しい作業を任せられることはありません。難易度が低いお仕事を効率よくやっていただきたいからです。指示を頂いた時に「こんな簡単なことでいいの?ラッキー。」と思ってしまうことも多々あります。しかし、そんな作業を数時間も淡々と続けていくと時間の感覚がなくなります。
単純作業でも黙々とこなせる、その分だけ時給が良いからガマンできるという方には向いているでしょう。
軽作業とは? 仕事内容や向いている人の特徴、メリット・デメリットも紹介
夜間勤務の工場もある
工場のお仕事は朝~夕方にかけての勤務時間帯が日中の場合が多いです。しかし、中には夜間に作業をする工場もあります。夜型人間であれば問題はないかもしれませんが、プライベートや生活スタイルを崩したくない場合は夜間の仕事を避けたほうがいいです。
夜勤の仕事って大変? 意外と知らない夜勤について徹底解説
工場で派遣として働く際に必要な要素!
工場派遣として、働く場合、ポイントにしておきたい要素が3つあります。これらはどの工場での仕事でも重要になる要素となりますので見ていきましょう。
安全を常に意識する
工場では大きな設備があることが多く、体の一部に手を触れてしまうと重傷を負ってしまう可能性があります。謝って手に触れてしまったために切断してしまった事故もあるほどです。基本的に危険な場所の作業はありませんが、それでも注意はするべきです。
自身の身を安全にするために担当者や責任者の指示に従うこと、安全を常に意識することを考えてください。
騒音対策を行う
工場は基本的に大きな設備があることが多く、膨大なパワーで稼働されていることが多いです。職場によっては金属を断ち切る機械を使用しますので、防音対策をしておくことをおすすめします。
工事現場の近くを通ったことがあればわかりやすいでしょう。金属を高速で研磨している音を数時間も聞いているのを想像してみてください。それだけでも精神的な負荷が大きくかかることが簡単に予想できます。
防音対策としては耳栓が有効です。工場によっては耳栓をつけるのが義務になっているところもありますので、自身の身を守るためにも大きな騒音がある職場で勤務する場合は耳栓を持っていた方が良いでしょう。
体力管理をする
工場での作業は体力を消耗しやすいです。不慣れな環境に力仕事が重なれば疲労が溜まるのは明白です。力仕事がない工場の場合でも派遣勤務の場合は同じ作業の繰り返しになりがちです。同じ作業を繰り返すと使う筋肉が一定になり、疲労が溜まりやすいので注意が必要です。
体力管理のコツとしては休憩時間にしっかりとリフレッシュをすること、就業後に食事と睡眠をきちんととることが重要です。それでも仕事中に体調が悪くなった場合は担当者に相談しましょう。
まとめ
工場の派遣勤務について解説しました。工場の仕事はきつい部分もありますが、慣れてしまえば魅力的な仕事でもあります。単純な作業でも体が覚えれば肉体的にも精神的にも負荷は減ります。また、収入も他と比べると高いのが魅力です。