赴任旅費とは?期間工の赴任時に支給される赴任旅費や手当について解説!

2023/12/15 更新
押さえておきたい赴任旅費の基礎知識
そもそも赴任旅費とは?
赴任旅費(ふにんりょひ)とは、新規採用や転勤などにともない、現在の居住地・拠点から新たな勤務地に赴くにあたって、勤務先の会社から支給される移動費用のことです。
製造業においては、期間工に赴任旅費を支給するメーカーが多く、採用が決まって赴任先に向かうまでの旅費(交通費)のほか、入寮(引っ越しなど)にともなう荷物の運送費が支給される会社もあります。
旅費(交通費)について

一般的に、赴任旅費で支給される旅費(交通費)は、移動にかかった公共交通機関の運賃(バス・電車・飛行機など)のほか、自家用車で移動した際のガソリン代・高速料金も含まれます。支給額は、実費が全額支給される場合や、実費支給でも上限がある場合、実費にかかわらず一律の金額が支給される場合など、勤務先の会社によってさまざまです。
また、住民票のある地域のハローワークからの旅費が支給されるケースや、面接を受けた場所からの旅費が支給されるケースもあります。
荷物の運送費について

荷物を送る際にかかった運送費についても、実費が支給されたり、送っても送らなくても一律の費用が支給されたりと、会社によって扱いが異なるため、引っ越しする前に必ず確認しておいてください。
なかには、赴任旅費として運送費が支給されない(自己負担になる)会社もありますが、期間工の場合は、生活家電・家具付きの寮に入寮できるケースが多いので、実際に引っ越しで送る荷物の量は少なくて済むでしょう。
赴任旅費はいつ支給される?

赴任旅費は入社後に支給されるのが一般的です。支給されるタイミングは会社によって異なりますが、入社して1~2週間後や、最初の給料日にまとめて支給される場合が多いようです。よって、まずはすべて自費で立て替えることになるため、ある程度まとまったお金を用意しておく必要があることを覚えておきましょう。
期間工の赴任にともなって支給される手当
期間工として赴任する際、会社によっては赴任旅費とあわせて別途手当がもらえることもあります。以下、入社や赴任にともなって期間工に支給されることの多い各種手当を紹介します。
※以下の各種手当は、会社によって支給されない場合もあります。
入社祝い金

期間工の入社祝い金は、入社のインセンティブとして支給される特別手当です。祝い金の有無や金額、支給条件、支給のタイミングなどは、会社や時期によって異なりますが、なかには50万円以上の祝い金を出すメーカーもあります。
※期間工の入社祝い金に関する情報は以下の記事もチェック!
期間工の「入社祝い金」って? 気になるポイントと注目のメーカーをチェック! | 工場・製造業の求人・お仕事・派遣なら日総工産 (717450.net)
入社祝い金は怪しい? 実際の仕組みや金額をケーススタディで徹底解説! | 工場・製造業の求人・お仕事・派遣なら日総工産 (717450.net)
期間工の「入社祝い金」って? ポイントと注目のメーカーについて
着後手当・準備金など

赴任直後は何かとあわただしく、プライベートな出費もかさみがちです。そのため、赴任直後から安心して新生活をスタートできるよう、着後手当や生活立ち上げ準備金などを支給する会社もあります。
帰省手当・帰任旅費支給など

長期休暇などで赴任先から自宅へ帰省する際、その交通費を負担してくれる会社もあります。帰省のたびに交通費を自腹で支払うのは負担が大きく、帰省を控えて家族と過ごす機会が減ってしまうと、仕事へのモチベーションも保ちにくくなるからです。そうしたことから、期間工に対する福利厚生の一環として、帰省手当や帰任旅費を支給する会社も増えています。
赴任旅費の支給を受けるうえでの注意点
会社が負担してくれる赴任旅費ですが、無条件で支給されるわけではありません。一度は自費で立て替えなければいけないため、条件から外れて支給を受けられなかった場合、自分自身が損することになります。かかった費用をきちんともらい、思わぬ損やトラブルを防ぐためにも、以下の注意点をしっかり押さえておきましょう。
必ず領収書をもらう

会社によっては赴任旅費に上限があったり、金額が一律だったりする場合もありますが、支払った費用については、念のためすべて領収書をもらっておきましょう。
ただ、公共交通機関の切符をICカードなどの電子マネーで購入した場合、領収書が発行されませんので要注意。ネットの購入履歴画面をプリントアウトしても、会社によっては領収書と見なされないケースもあるため、切符は領収書が発行される券売機や窓口で購入した方が無難です。
公共交通機関は通常運賃の範囲内で利用する

会社が負担してくれるからといって、新幹線のグリーン車や飛行機のビジネスクラス・ファーストクラスなどを利用するのは控えましょう。このようなグレードアップの割増し料金は、ほとんどの会社で受け付けてもらえません。
自家用車で赴任する場合(ETC料金・ガソリン代について)

【高速道路のETC料金について】
ETCを使って高速道路を乗り降りした場合、その場で領収書をもらうことができません。そのため、自家用車で高速道路を利用して赴任する場合は、面倒でも一般レーンの有人料金所を通って領収書をもらうようにしましょう(ETCの入口から入っても、出口で有人料金所を通ってETCカードを手渡せば、その場で領収書がもらえます)。
また、クレジットカード会社のETC利用明細や、高速道路会社のETC利用照会サービスを使えば、ネットを通して利用証明書を発行することができます。
【ガソリン代について】
ガソリン代の扱いや算出方法は会社によって異なりますが、実費で支給される場合は「走行距離÷車の燃費×ガソリン単価(指定額)」で算出するのが一般的です。したがって、赴任先までの走行距離や車の燃費は自分できちんとチェックして、わからないことがあれば事前に確認しておきましょう。
まとめ
今回は、期間工の赴任時に支給される赴任旅費や各種手当について解説しました。
ご紹介したように、赴任旅費の扱いについては、勤務先の会社によってさまざまです。「赴任旅費がどの程度支給されるのか」「荷物の運送費は自己負担なのか」「領収書はもらっておくべきか」「いつ支給されるのか」などを事前に知らないと、もらえると思っていたのにもらえなかった……と後悔することになりかねません。赴任する前に詳しい条件や内容を必ず確認し、不明な点があれば会社に問い合わせるようにしましょう。
期間工のお仕事探しなら<工場求人ナビ>で!
期間工のお仕事探しなら、<工場求人ナビ>からの応募がおすすめ!人材コーディネーターによるお仕事探しやアドバイスはもちろん、研修プログラムによる人材教育など、就職・転職活動のサポート体制も充実。まずは下記ボタンからお気軽にエントリー&ご応募ください!