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1人でできる仕事を徹底解説!正社員や在宅などタイプ別に紹介

1人でできる仕事を徹底解説!正社員や在宅などタイプ別に紹介

2023/5/12 更新

  1. ■目次
    ●「1人でできる仕事」は意外に多くある!
    ●1人でできる正社員の仕事6選
    ●1人でできる高収入の仕事4選
    ●1人でできるパート・アルバイトの仕事4選
    ●1人でできる在宅の仕事5選
    ●1人の仕事で稼げるようになるには?
    ・専門的なスキルを身につける
    ・業務の自動化・外注も検討する
    ●1人でできる仕事にオススメの資格を紹介
    ・マイクロソフトオフィススペシャリスト
    ・税理士・公認会計士
    ・整体師・鍼灸師
    ・TOEIC
    ・食品衛生責任者・防火管理者
    ●1人でできる仕事のメリット・デメリット
    ・1人でできる仕事のメリット・魅力とは?
    ・1人でできる仕事のデメリット・注意点は?
    ●1人でできる仕事が向いている人の5つの特徴
    ・1人でいることが好きな人
    ・主体的に行動できる人
    ・決断力・判断力がある人
    ・自己管理・スケジュール管理ができる人
    ・スキルアップの努力を惜しまない人
    ●1人でできる仕事を探す4つの方法
    ・求人/転職サイトで探す
    ・クラウドソーシングサイトで探す
    ・ハローワークで探す
    ・就職・転職エージェントを利用する
    ●まとめ 1人でできる仕事は自分と合っているかが重要!

「1人でできる仕事」は意外に多くある!

ここ近年、「職場の人間関係に煩わされたくない」「時間や場所に縛られず、自分のペースで働きたい」といった理由から、1人でできる仕事を希望する人が増えているようです。その背景には、コロナ禍による働き方の変化とともに、仕事に対する価値観が多様化していることもあるでしょう。

では「1人でできる仕事」とは、どのような仕事を指すのでしょうか。その特徴を挙げると以下のようになります。

  1. ●人と関わることが少なく、1人で黙々と仕事を進められる
    ●人と関わることは多少あるが、その頻度や深度が比較的低い
    ●仕事上の役割分担や、個々の職務範囲が明確に定められている

以上の点から見ると、在宅ワークやフリーランスの専門職、会社に属しながら単独で作業できる仕事など、雇用形態や働き方に関わらず、1人でできる仕事は意外に多くあることがわかります。100%人と関わらない仕事は少ないものの、人とのやりとりがわずかしか発生しない仕事や、黙々と作業する時間が大半を占める仕事はたくさんあるのです。

では次に、1人でできる仕事にはどのような業種・職種があるのか、「正社員」「高収入」「アルバイト・パート」「在宅」のタイプ別に見ていきましょう。

1人でできる正社員の仕事6選

会社組織の中で働く正社員は、他の社員と協力しながら仕事をするイメージがあるかもしれません。ただ、勤務する会社の業種や職種によっては、1人でコツコツと進められる仕事もあります。以下、1人でできる正社員の仕事を6つ紹介します。

  1. 《プログラマー》
    プログラマーは、エンジニアが作成したシステムの仕様書をもとに、さまざまなコンピューター言語を駆使してプログラミングを行う作業を担います。エンジニアとの関わりは多少あるものの、基本的にパソコンと向き合いながら1人で作業を進めていくため、人とのコミュニケーションが苦手という人にも向いている職種といえるでしょう。

  1. 《ビルメンテナンス》
    商業施設や病院、ホテルなど、大型施設の保守・点検を行うビルメンテナンス(ビル管理)の仕事も、人との関わりが少ない職種のひとつです。資格や経験がなくても仕事に就くことはできますが、建物の保守・保全に関わる資格(ボイラー技士、電気工事士など)があると、転職の際に有利となるでしょう。

  1. 《工場の作業員》
    製造業の工場では、ベルトコンベアーで流れてくる部品の組立・加工を行うライン作業や、製品・部品をピッキング・梱包する作業、完成品の検査・検品など、さまざまな種類の仕事があります。基本的に外部の人やお客さんと接することがなく、作業中も仕事に必要な会話以外はほとんどありませんので、1人で黙々と作業を進めることができます。

  1. 《タクシー運転手》
    タクシー運転手は、勤務中のほとんどの時間を車の中で過ごすため、職場の人間関係に煩わされることが少ない職種です。お客さんを車に乗せた際に、多少の会話が必要となる場合もありますが、頻繁にコミュニケーションをとる必要がないので、人との関わりも少なくて済むでしょう。ただし、タクシー運転手として働くためには、普通二種免許が必須となります。

  1. 《水道・ガスの検針員》
    ガス・水道の検針員は、住宅を1軒ずつ回ってガスや水道のメーターをチェックし、専用端末に入力して伝票をポストに投函していきます。1日に何百件も回らなければいけないため、1人で仕事をコツコツとこなす根気強さと、移動を苦にしない体力が求められます。

  1. 《研究・開発職》
    研究・開発職は、医薬品から情報技術まで、さまざまな分野で新しい技術や商品を生み出す専門職です。1人で黙々とできる仕事ではありますが、チーム単位でプロジェクトを進めることが多いため、ある程度のコミュニケーションスキルや、その分野に特化した専門知識が不可欠となります。

1人でできる高収入の仕事4選

次に、1人でも高収入を狙える仕事を4つ紹介します。職種によっては正社員でもフリーランスでも業務委託でも働くことができます。

  1. 《システムエンジニア》
    システムエンジニアは、コンピューターのシステム設計や開発、テストまでの一連の流れに携わる仕事です。コンピューターシステムに関する幅広い知識が求められるため、雇用形態を問わず、それ相当の高収入が期待できるでしょう。ただし、クライアントやプログラマーとの打ち合わせなどで、ある程度のコミュニケーションは必要となります。

  1. 《自動車メーカーなどの期間工》
    期間工(期間従業員)とは、主に自動車メーカーや製造業の工場において「働く期間が決められている従業員」のこと。担当する製造ラインで行う単純作業がメインとなるので、人と関わることが少なく、未経験から仕事を始められるのも魅力です。また、期間工は期間限定の条件で働くため、一般的な製造業の仕事と比べて時給が高く設定されています。加えて、入社祝い金や満了慰労金、皆勤・更新手当などが別途支給されることも多く、短期間で相当の収入を得ることが可能です。

  1. 《Webデザイナー》
    Webデザイナーは、インターネット上のWebメディアや通販サイト、企業のホームページなどのデザインを考案・制作する仕事です。さまざまなコンピューター言語や、フォトショップ・イラストレーターなどのソフトを駆使してデザイン・コーディングを行い、スキルがあれば一連の作業を1人で進めることが可能です。ただし、クライアントやプログラマーとの打ち合わせなどで、ある程度のコミュニケーションは必要となります。

  1. 《トラック運転手》
    物流を支える長距離トラックの運転手は、1人で運転している時間が業務の中で最も長く、人と関わる頻度はかなり低くなります。ただし、車両重量・積載量によっては中型・大型免許が必須となり、荷物の積み下ろしや長時間の運転には、人並み以上の体力が求められます。勤務時間も不規則なハードワークではあるものの、その分だけ給料を高めに設定している会社も多くなっています。

1人でできるパート・アルバイトの仕事4選

続いて、1人でできるパート・アルバイトの仕事を4つ紹介します。人との関わりが非常に少ないうえ、未経験から気軽に始められる仕事が多いのも魅力です。

  1. 《新聞配達》
    新聞配達の仕事は、朝刊や夕刊を契約した住宅に配達する業務がメインです。配達以外に、印刷所から運ばれてきた新聞をトラックから降ろす作業や、チラシを新聞に折り込む作業を行うこともあります。バイクに乗って1人で新聞を配り、配達中に人と関わることもないため、コミュニケーションを取るのが苦手な人にも向いているでしょう。

  1. 《宅配便の仕分け》
    宅配センターや営業所に持ち込まれた荷物を、エリアや種類などのルールに従って分類していく仕事です。基本的にお客さんと接することがなく、他のスタッフと関わることも少ないため、1人で黙々と作業したい人にも好適です。ネット販売が年々増加するなか、仕分けスタッフのニーズは年々高まっており、とくにお中元やお歳暮のシーズンになると、求人も増える傾向にあります。

  1. 《ポスティング》
    チラシを住宅の郵便受けに投函するポスティングも、1人で気軽にできる仕事のひとつです。ポスティングの仕事は、枚数に応じた日給制のアルバイトがほとんどで、指定のエリアに決められた枚数をきちんと投函すればOK。休憩なども自由に取れるので、自分のペースで仕事を進めることができます。とはいえ、重いチラシを抱えて1日5~6キロは歩くことになるため、それ相当の体力は必要となるでしょう。

  1. 《清掃業務》
    ホテルや病院、商業ビルなどの清掃業務も、人との関わりが少ない仕事のひとつです。他のスタッフとチームを組んで作業する場合もありますが、担当箇所を1人で掃除する現場も多いため、会話が苦手な人でも苦にはならないでしょう。年齢を問わず未経験でも働くことができますが、決められた時間内に清掃を終了しなければいけないため、段取りよく確実に作業を進めるスピード感が求められます。

1人でできる在宅の仕事5選

1人でできる仕事といえば、在宅ワークをイメージする人も多いでしょう。最近は働く場所を選ばないテレワークが浸透し、正社員として自宅で仕事ができる会社も増えていますが、ここでは1人でできる正社員以外の在宅ワークを5つ紹介します。

  1. 《翻訳》
    翻訳とは、外国語の文学作品やマニュアル、ニュースや映画などを日本語に訳する仕事で、日本語から外国語に訳する場合もあります。仕事に必要な資格はありませんが、当然ながら、外国語の高いスキルとともに、それを日本語で正しく表現する能力が求められます。翻訳はフリーランスで働く人が多く、仕事のやり取りはメールが中心となりますので、語学のスキルを生かせる在宅ワークを探している人に好適です。

  1. 《ネットショップ運営》
    ネットショップ運営は、仕入れた商品や自分の作品を通販サイトで販売する仕事です。近年は、個人が簡単にネットショップを開設できるサービスや、商品を安く仕入れられる卸売り専門サイトも充実していますので、自宅で気軽に始められる仕事として人気を集めています。ただし、継続的に安定した収入を得るためには、サイトの運営やマーケティングに関する知識とともに、消費者のニーズを捉える経営センスが求められます。

  1. 《Webライター》
    Webライターは、企業のWebサイトやネットメディアに掲載する記事を執筆する職業です。パソコンとネットに接続できる環境があれば、在宅かつ1人で仕事を始めることができますが、いきなり高単価の記事を依頼されるのは難しいかもしれません。ライターの経験と実績を積み上げていくことで、徐々に高単価の記事の依頼も増え、安定した収入を得ることが可能になります。

  1. 《アフィリエイト》
    アフィリエイトとは、自分のWebサイトやブログなどで広告主の商品やサービスを紹介し、訪問者のクリック数や購入数に応じて報酬を受け取る仕事です。基礎的なWeb制作の知識と、少額の費用があれば誰でも参入できるため、空き時間を活用した副業として始める人も多いようです。ただし、継続的に収入を得ていくためには、掲載情報を頻繁に更新し、検索の上位に表示されるようにSEO対策を行うなど、サイトの運営管理を適切に行う必要があります。

  1. 《ユーチューバー》
    ユーチューバー(YouTuber)は、自分で撮影・編集した動画をYouTubeにアップロードし、広告収入を得る仕事です。1人で自由に仕事ができるのが魅力ですが、それなりの収入を得るのはかなり難しく、職業としての社会的なポジションが、まだまだ確立していないのも事実です。もし専業のユーチューバーを目指すのであれば、現職を続けながらコツコツと動画を投稿し、業界をけん引する独自のスタイルを開拓していく努力が必要です。

1人の仕事で稼げるようになるには?

1人でできる仕事は、思うように稼げないことが多いのも現実です。ここからは、1人の仕事で安定的に稼ぐための基本ポイントを紹介します。

専門的なスキルを身につける

移動式クレーン運転特別教育を取得するには

専門的なスキルを持っていれば、仕事を依頼されるチャンスが増え、仕事の単価も高くなります。つまり、より高度なスキルを身につけるほど、自分自身の市場価値も高まることになるのです。
なかでも、いま注目されているのがプログラミングのスキルです。ここ近年、日本ではIT業界の人材不足が深刻化しており、その影響は他のあらゆる業界に及んでいます。経済産業省の調査「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2030年には約79万人のIT人材が不足すると試算されています。
プログラミングの仕事は比較的単価が高く、今後ますますニーズも高まると予想されるため、「稼げるスキルを身につけたい」と考えている人にはおすすめです。

※参考資料/経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」
001_s02_00.pdf (meti.go.jp)

業務の自動化・外注も検討する

業務の自動化・外注も検討する

どれほど必死に働いたとしても、1人で1日にこなせる仕事量には限界があります。よって、1人で仕事をする際には、限られた時間と労働力で最大の成果を出す方法を考えることも重要です。
たとえば、単純作業をプログラミングで自動化できれば、その分だけ仕事の労力と時間を効率化することができます。また、時間のかかる繁雑な作業は、まとめて外注するという方法もあります。
仕事の内容や職種によっては難しい部分もありますが、フリーランスや自営の仕事で安定的に稼いでいくためには、業務の自動化や外注も検討してみましょう。

1人でできる仕事にオススメの資格を紹介

1人でできる仕事に限らず、転職・就職の際に大きなアドバンテージとなるのが資格です。ここからは、1人でできる仕事に役立つ資格を5つ紹介します。

マイクロソフトオフィススペシャリスト

マイクロソフトオフィススペシャリスト

マイクロソフトオフィススペシャリスト(通称MOS)は、マイクロソフトオフィス製品(ワードやエクセル、パワーポイントなど)のスキルを証明する資格です。多くの企業でマイクロソフトオフィスを使用しているため、資格を取得すると業界や職種を問わず役立ちます。

税理士・公認会計士

税理士・公認会計士

税理士や公認会計士は、弁護士や司法書士と並ぶ「士業」とされ、税務・会計のスペシャリストとして活躍できる国家資格です。税理士は、個人・企業の納税に関わるサポートや書類作成などを行います。公認会計士は、企業・組織の財務会計に関するサポートや、監査証明に関する業務を行います。いずれも個人として働くことができ、経験を積むことでコンサルティング業務に携わることも可能です。

整体師・鍼灸師

整体師・鍼灸師

整体師は指圧・矯正などで身体をケアし、自然治癒力を生かした施術を行います。整体師自体は民間資格で、通信教育などで受講できる学校もあります。また、鍼灸師(はり師・きゅう師)は、鍼(はり)や灸(きゅう)を使った治療を行う国家資格で、整体師よりも業務の範囲が広くなります。いずれも資格を取得することで、独立・開業する際にも優位となるでしょう。

TOEIC

TOEIC

TOEIC(トーイック)は、英語のリーディングとリスニングのスキルを測る民間資格で、600点以上のスコアを取っていれば、転職・就職の際にも大きなアピールポイントとなります。また、英語の翻訳や海外とやり取りのある仕事の場合は、700点以上のスコアが求められることもあります。

食品衛生責任者・防火管理者

食品衛生責任者・防火管理者

飲食店の経営も1人でできる仕事のひとつですが、開業する際には食品衛生責任者・防火管理者の国家資格が必要です。いずれも講習を受ければ取得できるため、取得のハードルはさほど高くありません。ちなみに、飲食店の経営や調理に際して、調理師の資格は不要です。

1人でできる仕事のメリット・デメリット

1人でできる仕事には、当然ながらメリットもあればデメリットもあります。転職や起業を決める際には、事前にメリットとデメリットをしっかりと把握しておくことが重要です。 では、1人でできる仕事のメリット・デメリットを、それぞれ4つずつ紹介します。

1人でできる仕事のメリット・魅力とは?

1人でできる仕事のメリット・魅力とは?
  1. 《人間関係のストレスが少ない》
    職場で一緒に働く人の中には、苦手な人や相性が良くない人もいるでしょう。仕事と割り切っていても、合わない相手と長時間一緒に働いていると、ストレスも溜まりがちです。また、会社には上司や先輩、後輩、同僚、取引先との複雑な人間関係があり、うまく立ち回っていかないと、仕事に支障が出る場合も少なくありません。
    従って、人とあまり関わらない仕事を選べば、自ずと人間関係に煩わされる頻度も低くなります。人との会話やコミュニケーションが苦手な人、人間関係で悩みたくない人にとって、1人でできる仕事のメリットは非常に大きいでしょう。

  1. 《自分のペースで仕事ができる》
    会社組織の中で働いていると、休んだ人の仕事をカバーしたり、急ぎの仕事を回されたり、後輩の教育に時間を取られたりと、自分の思うように仕事が進められないことが多々あります。
    一方、1人で仕事をしていれば、他の人に左右されることなく、自分のペースで仕事を進めることができます。会社勤めと比べて、仕事を自分のコントロール下に置きやすく、黙々と仕事に集中できるのも大きなメリットです。

  1. 《自宅でも仕事ができる》
    1人でできる仕事の中には、在宅でできる仕事も多くあります。自宅で仕事ができれば、通勤時間を省いて十分な睡眠が確保できますし、通勤ラッシュのストレスからも解放されます。また、子育てや家事といったプライベートと、仕事が両立しやすくなるというメリットもあります。

  1. 《副業として両立できる》
    1人でできる仕事の中には、会社勤めなどの本業のかたわら、副業として両立できる仕事もあります。副業なら気軽にチャレンジしやすく、本業では得られない経験やスキルを副業で習得し、キャリアアップにつなげることもできるでしょう。

1人でできる仕事のデメリット・注意点は?

1人でできる仕事のデメリット・注意点は?
  1. 《仕事の全責任を自分で負う》
    1人で仕事をするということは、代わりに責任を負ってくれる上司も、助けてくれる同僚もいないということです。仕事でミスをしても、自分1人で謝罪・解決するしかありませんし、何かを決める際にも1人で考えて答えを出さなければいけません。仕事の全責任を自分で負わなければいけない点は、チームワークで進める仕事にはないデメリットといえるでしょう。

  1. 《休んだ分の収入が減る》
    休んだ分の収入が減るという点も、1人で仕事をするデメリットのひとつです。とくに、社会保険に加入できない自営業やフリーランスには、有給休暇や傷病手当、労災などの制度がありません。病気やケガなどで働けなくなれば、収入減に直結しますので、日ごろからの健康管理や事故などには、人一倍気を遣う必要があります。
    また、病気やケガをしても代わりに仕事をしてくれる人がいない、体調不良などで納期が遅れると次の仕事の依頼が期待できない、といったリスクがあることも覚悟しておきましょう。

  1. 《自分で仕事を獲得する必要がある》
    会社に所属していれば、自分で仕事を探さなくても担当業務が与えられますが、1人で仕事をする場合は、自分で仕事を獲得しなければいけません。受け身の姿勢では仕事は取れませんので、積極的に営業して仕事を勝ち取る行動力が求められます。
    また、無事に仕事を取れたとしても、継続的に依頼があるとは限りませんし、自分のミスで信頼を失えば、仕事を切られる可能性もあります。継続して仕事が受注できるように実績を積んだり、信頼を勝ち取ったりする努力も必要でしょう。

  1. 《自分で確定申告をする必要がある》
    会社員の場合は、年末調整で会社が税金の手続きしてくれますが、フリーランスや個人事業主は、1年間の事業所得が所得控除を超えた場合、自分で確定申告をしなければいけません。その年の収入や経費を計算して申告書を作成し、決められた期間内に税務署へ提出する必要があるため、慣れないうちはかなり大変と感じるかもしれません。

1人でできる仕事が向いている人の5つの特徴

他の仕事と同様、1人でできる仕事にも人によって向き・不向きがあります。ここでは1人でできる仕事に向いている人の特徴を5つ紹介しますので、自分が適しているのかどうかチェックしてみてください。

1人でいることが好きな人

1人でいることが好きな人

1人でできる仕事は1日中誰にも会わず、ほとんど会話をしない日も多いため、基本的に1人でいることが好きな人の方が適しています。逆に、人とのコミュニケーションがないと不安な人や、1人でいることに孤独や寂しさを感じる人には、精神的にややキツイかもしれません。

主体的に行動できる人

主体的に行動できる人

1人で仕事をする場合、誰かの指示で動くのではなく、自分の判断で動いて仕事を進めなければいけません。営業活動やクライアントへの提案など、主体性が求められる場面も多いので、自分自身で考えて行動できる人が適しているでしょう。

決断力・判断力がある人

決断力・判断力がある人

1人で仕事を進めていくためには、判断力や決断力も必要です。会社には相談できる同僚や上司がいますが、1人で仕事をする場合には相談相手もいませんし、ミスをフォローしてくれる仲間もいません。よって、仕事上のさまざまな状況に応じて適切に判断し、責任感をもって決断を下せる人が向いているでしょう。

自己管理・スケジュール管理ができる人

自己管理・スケジュール管理ができる人

1人で仕事をするフリーランスの場合、仕事の納期や受注をはじめ、勤務時間・休日などもすべて自分で管理することになります。よって、自分でスケジュールなどを管理できる自己管理能力の高い人が向いているでしょう。また、1人で仕事をするなら、適度に心身を休めてストレスを発散させるなど、健康管理に気を配ることも大切です。

スキルアップの努力を惜しまない人

スキルアップの努力を惜しまない人

1人で仕事をする場合、自分自身のスキルを磨くことが、さらなる仕事の獲得につながります。仕事に関する情報を収集したり、資格取得のために勉強したりと、自主的にスキルアップの努力ができる人でなければ、仕事を継続して獲得していくのは難しいでしょう。必要なスキルを身につける勉強なら苦にならず、逆に楽しめるという人の方が、1人でできる仕事に適しています。

1人でできる仕事を探す4つの方法

では最後に、1人でできる仕事を探す方法について見ていきましょう。以下、主な4つの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

求人・転職サイトで探す

求人・転職サイトで探す

求人・転職サイトでは、自分に合う条件(キーワード)を絞って仕事を検索できます。たとえば、「プログラマー」「Webライター」などの職種を選択したり、「在宅勤務」「業務委託」などの条件を指定したりすることで、1人でできる仕事を見つけやすくなるでしょう。

クラウドソーシングサイトで探す

クラウドソーシングサイトで探す

クラウドソーシングサイトとは、企業がインターネット上で不特定多数の業者や個人に業務を発注するサービスのこと。受注側が自分のスキルや希望条件に合わせて、時間や場所、仕事の内容を自由に選べる点がメリットです。ライティングやイラストなどジャンルに特化したサービスもあり、副業やフリーランスで人と関わらない仕事を探している人にもおすすめです。

ハローワークで探す

ハローワークで探す

ハローワーク(公共職業安定所)は国が設置する公的機関で、無料で職業紹介を受けられます。ハローワークは全国の都道府県に設置されているため、地元や全国各地の求人が検索でき、求人数も豊富なので仕事の選択肢を広げられます。窓口を利用すれば、職業相談や紹介状の作成、応募書類の作成支援など、さまざまなサポートを受けられるのもメリットです。

就職・転職エージェントを利用する

就職・転職エージェントを利用する

就職・転職エージェントとは、求職活動全体をサポートしてくれる民間サービスです。登録すれば、サイトに掲載されていない非公開求人や、求職者の希望・適性に合った求人を紹介してもらえます。また、応募書類の添削や書き方のアドバイス、面接対策などのサポートも受けられますので、1人で求職活動を進めるのが不安な人にもおすすめです。

まとめ 1人でできる仕事は自分と合っているかが重要!

ここまで見てきたように、1人でできる仕事にはさまざまな種類があり、自営業やフリーランスだけでなく、正社員やアルバイト、パートといった雇用形態で働ける仕事も多くあります。また、人と関わらない仕事といっても、お客さんと関わらないのか、社内の人と関わらないのか、まったく関わらないのか、多少の関わりはあるのか……など、職種や業種によって人との関わり方もさまざまです。
まずは、「なぜ1人で仕事がしたいのか」「どのような働き方や仕事を希望するのか」を明確にした上で、自分にマッチした納得のいく仕事を見つけてください!