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派遣会社の「担当営業」ってどんなお仕事?

派遣会社の「担当営業」ってどんなお仕事?

2023/11/13 更新

  

派遣会社の「担当営業」の仕事とは、派遣先企業と契約を結んだり、すでに契約している企業に就業中のスタッフ社員のフォローをしたりすることです。

人材派遣会社と派遣先企業、そして派遣社員をつなぐ重要な役割を担っています。
近年では営業担当は女性が多いという特徴があります。
女性スタッフが多い職場にて、同姓ならではの就業面の理解や細かくフォローすることができるためです。

  1. ■目次
    ●派遣会社の担当営業って何をする人?
    ・担当営業のお仕事は大きく分けて2つ
    ・新規派遣先の開拓・既存派遣先の枠拡大(新規受注・増員受注)
    ・就業中スタッフへのフォローやサポート業務
    ・職場見学への同行
    ・入社初日同行
    ・就業先への定期訪問
    ・単価交渉(昇給)
    ・職場環境の改善・安全教育
    ・異動先の紹介・退社
    ●まとめ

派遣会社の担当営業って何をする人?

派遣会社には就業先を紹介してくれたり、働きだした後のフォローをしてくれる選任の担当者がいます。就業する企業(派遣先)との間に立って、色々なサポートを行うのが担当営業の役割です。
働く就業先のお仕事の内容や周辺の情報など詳しく知っているので、はじめて訪れる地域であっても色々とお答えできます。
担当営業は1つの現場で多数の方を見ている場合もあれば、複数の現場を見ている担当者もいますので、今いる就業先以外の情報をもっていることがあります。
ここでは担当営業のお仕事について興味がある方に担当営業の主な業務についてご説明します。

担当営業のお仕事は大きく分けて2つ

担当営業のお仕事は大きく分けて2つ

新規派遣先の開拓・既存派遣先の枠拡大(新規受注・増員受注)

・新規顧客の営業
・既存顧客の営業

就業中スタッフへのフォローやサポート業務

・工場見学や寮の準備
・入社初日同行
・就業先への定期訪問
・単価交渉(昇給)
・職場環境の改善・安全教育
・異動先の紹介や退社

新規派遣先の開拓・既存派遣先の枠拡大(新規受注・増員受注)

新規派遣先の開拓・既存派遣先の枠拡大(新規受注・増員受注)

新規顧客の営業では、新規受入の営業・採用コンサルティングなどの提案をおこないます。
営業は事前にリストを作成し、電話(テレアポ)にて、今直面している人材についての課題や相談を聞いた上で、訪問機会のアポをとります。後日、直接、企業に訪問し、自社の強みや導入企業様の実例をもとに問題解決に向けたプランを紹介する業務となります。

既存顧客の営業では、市場情報、就業スタッフの情報共有や改善提案、現時点のニーズや業務内容などの情報を収集します。
自社で収集している労働市場データを定期的に提供し、稼働状況に合わせた適切な人材配置や確保に向けたご提案などをいたします。その他、就業スタッフの体調管理、作業性、フォロー状況なども共有し、労働災害へのリスク回避、配置転換などの提案業務となります。

就業中スタッフへのフォローやサポート業務

就業中スタッフへのフォローやサポート業務

実際に働くスタッフの様子を確認することも大切な仕事です。
メーカー社員や他の派遣社員とも一緒に働くこともあるため、人間関係でトラブルになることもよくあります。そんな時でも定期的に勤務しているスタッフの様子を見に行く、 継続的にコミュニケーションを取ることで、人間関係のトラブルや働き方に疑問を感じた際に、相談をしやすい環境を作っておくことが大切です。

「良く見てもらえている」という印象を与え、安心してお仕事に取り組めるようにすることが重要です。

職場見学への同行

職場見学への同行

勤務を開始する前にスタッフが見学を希望する場合など担当営業が同行します。
仕事内容だけでなく、就業先の周辺情報や交通機関、実際に働くことになった際のアドバイスなどサポートします。

入社日が決まったら入館証手続き、契約書類作成、交通手段や時刻表などの資料を作成し、スタッフにお渡しするものはバインダーで一纏めしてお渡しします。
入寮者には必要備品や部屋の間取りを伝えたうえで荷物の量などを事前に確認します。
赴任する前に水道・電気・ガスなどのライフラインの開設手続きや必要に応じてレンタル生活備品(寝具・生活家電・自転車)などの準備もします。

赴任日当日は集合場所から寮まで送迎を行い、寮の周辺情報(市区役所、郵便局、スーパー、コンビニなど)の案内や入社当日の打合せ、作業内容の説明などを行います。

入社初日同行

入社初日同行

入社初日は緊張し、不安を感じている方は多いので、あらかじめ指定している集合場所で 待ち合わせてから一緒に向かいます。(入寮の方は寮にお迎えに行く場合が多いです。)

工場に到着したら、まず就業先の担当者へ初日の挨拶を行い、契約書類や入館証の受け取り、個人ロッカーの場所などを案内し、すべての諸作業が済み配属先へ移動になるところで担当者へ引き継ぎます。
初日就業後は一日の出来事や感想など聞く事も大切なことです。

就業先への定期訪問

就業先への定期訪問

担当する企業で就業中のスタッフへの定期訪問。
就業中のスタッフを訪問して、仕事内容の状況や、困っていることがないか個別に話を聞きます。訪問時間は企業によって昼休み時や就業中に5分ほど時間をもらい、定例ミーティングを実施することもあります。
この時にはスタッフの健康状態や表情なども確認し、何か問題が起きてないか入念にチェックします。またスタッフからの相談は必ずメモを取り、次回訪問時に進捗を確認します。

スタッフがより働き易い環境作りに努めます。

単価交渉(昇給)

単価交渉(昇給)

就業先に対して、職場での仕事内容や業務負担量、勤務期間などを元に定期的に単価交渉を行います。
上げ幅は就業先・勤務地によってバラつきがでてきますが、スタッフの 頑張りを少しでも反映してもらえるように粘り強く交渉を続けていきます。

職場環境の改善・安全教育

職場環境の改善・安全教育

営業担当はスタッフの命を守る義務があります。就業先が危険と感じた場合は職場の改善 をメーカーに提案します。
もし労働災害が発生した場合は就業時間外であっても職場や病院にすぐ駆けつけます。しばらく休業となってしまった時には休業補償などの手続きや復帰後の雇用確保や配置転換などの交渉を行います。
また定期的に安全講習(座学・実務)を行い、作業中に起こりえる危険災害のリスクなどを現地で確認したり、徹底した安全教育を実施し、スタッフの安全を最優先で対応します。

異動先の紹介・退社

異動先の紹介・退社

就業先の業績などにより契約期間が終了となった場合は、数カ月前に理由をしっかり説明したうえで告知します。すぐに個別面談を行い異動の意思確認や条件などをヒヤリングします。
雇用が止まってしまうという不安がでてくる方もいるため、まずは全力で次の雇用先確保に向けて動いている主旨を理解してもらい、今の業務に集中してもらえるようにします。
個別でヒヤリングした項目を採用担当・他の営業社員に共有し、会社全体で異動先候補の 情報収集します。
勤務地からあまり離れることが出来ない方へは周辺の営業活動も行います。

退社の場合は、最終日の就業後出向き、スタッフと一緒にお世話になった就業先の担当者や職場の方に退社の挨拶をします。その他貸与物(作業着・入館証)などの回収、すぐ次の仕事に就かない場合は、健康保険や厚生年金保険の加入資格がなくなりますので、切替手続きや退社後に必要なことを説明します。

まとめ(大切なこと・やりがいなど)

派遣会社の担当営業は企業とスタッフのための存在です。
どちらに対しても信頼関係を築くことが重要となるので、特に約束は責任を持って最後まで取り組む姿勢が大切です。
また人材派遣業は無形商材(カタチのないものやサービス)かつ人を扱う業種となるので 日頃からスタッフの良いところや成長などアピール箇所などを把握しておくことも必要になります。

派遣の良さは多用な働き方ができる点です。
ですが自分がどのような仕事をしたいか、何ができるのか気づいている人はあまり多くはいません。
数多くのスタッフと関わってきた担当営業はその能力を見つけだし、その能力を活かせる就業先への紹介やスキルをもつ人材を必要としている企業へのお手伝いをするエージェントです。
企業もスタッフも一人として同じ人はいないので、変化が激しいお仕事となります。

いかがでしたでしょうか。
人と接する仕事だからこそ大変な仕事と言えますが、その分成果が認められたことによる喜びは一層です。
新規営業先の受注がとれるとこれからどのような人を集めようか気合が入ります。
既存先では働くスタッフが成長し、派遣先からも評価が得られてくると自分のことのように嬉しさが込み上げてきます。
働くことすべてにおいてサポートできるのは、担当営業のやりがいです。