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【実例アリ】4勤2休はキツイ?5勤2休との違いやシフトについて詳しく解説

【実例アリ】4勤2休はキツイ?5勤2休との違いやシフトについて詳しく解説

2023/12/12 更新

  1. ■目次
    ●そもそも「4勤2休」とは?
    ●4勤2休の実際のシフト例を紹介
    ●4勤2休の月収例や年間休日を紹介
    ・4勤2休の月収例
    ・4勤2休の年間休日について
    ●4勤2休で働くメリット・デメリットとは?
    ・4勤2休のメリット・魅力
    ・4勤2休のデメリット・注意点
    ●4勤2休と5勤2休は具体的にどこが違う?
    ●4勤2休の仕事を探す際のポイント
    ・さまざまな条件から検討する
    ・具体的な仕事内容を確認する
    ●まとめ 4勤2休はしっかり休んで効率的に稼げる!

そもそも「4勤2休」とは?

4勤2休とは文字通り、「4日連続で勤務した後に2連休をとる」という勤務体系です。一般的な週休2日(月曜から金曜まで働いて土曜・日曜が休み)と比べると、1日早く休みを取れる点が特徴です。

また、通常の1週7日のカレンダーとは異なり、6日間を1サイクル(1週)と考えるため、休日の曜日は固定されず、週を重ねるごとにずれていきます。たとえば、「月曜から木曜まで働いて金曜・土曜が休み」となったサイクルの後は、「日曜から水曜まで働いて木曜・金曜が休み」というパターンになります。

4勤2休は、主に日勤・夜勤の交替制を取っている職場(24時間体制の工場、病院、介護施設、宿泊施設など)で採用されています。日勤・夜勤のシフトを繰り返す交替制は、どうしても身体に負担がかかりやすいため、従業員が早いタイミングで休めるよう配慮しているのです。具体的には、月曜から木曜までは日勤で、金曜・土曜の休みをはさみ、日曜から水曜までは夜勤……といったパターンを繰り返すのが一般的です。

夜勤について詳しく知りたい方はコチラ!
夜勤の仕事って大変? 意外と知らない夜勤について徹底解説

  1. ●人と関わることが少なく、1人で黙々と仕事を進められる
    ●人と関わることは多少あるが、その頻度や深度が比較的低い
    ●仕事上の役割分担や、個々の職務範囲が明確に定められている

4勤2休の実際のシフト例を紹介

では、4勤2休の働き方として「2交替制」「3交替制」「日勤のみ」「夜勤のみ」のシフト例を紹介します。ただし、4勤2休の勤務体系は交替制とセットで採用されることが多く、日勤のみ・夜勤のみの4勤2休を採用する職場は少ない傾向にあります。

  1. 《1》4勤2休のシフト例/2交替制
    4勤2休の2交替制では、2日間の休みをはさんで日勤と夜勤が入れ替わります。4連続の日勤を経て2連休を取った後は、4連続の夜勤となり、2連休の後はまた4連続の日勤というパターンを繰り返します。1日を2つのシフト(12時間×2)で回すため、交替の引き継ぎや職場の状況(繁忙期など)によって、2~3時間程度の残業が発生する場合もあります。

  1. 《2》4勤2休のシフト例/3交替制
    4勤2休の3交替制では、2日間の休みをはさんで日勤・準夜勤・深夜勤のシフトが入れ替わります。4連続の日勤を経て2連休を取った後は、4連続の準夜勤となり、2連休の後は4連続の深夜勤というパターンを繰り返します。1日を3つのシフト(8時間×3)で回すため、交替の引き継ぎで時間を取られることは少ないですが、職場の状況(繁忙期など)によって、30分程度の残業が発生する場合もあります。

  1. 《3》4勤2休のシフト例/日勤のみ
    夜勤のない日勤のみの4勤2休は、日中しか対応できない職種や、夜間の勤務が難しい人に適した働き方です。4連続の日勤を経て2連休を取り、また4連続の日勤というパターンを繰り返します。また、職場の状況(繁忙期など)によっては、1.5時間程度の残業が発生する場合もあります。

  1. 《4》4勤2休のシフト例/夜勤のみ
    夜勤のみの4勤2休では、4連続の夜勤を経て2連休を取り、また4連続の夜勤というパターンを繰り返します。日勤と組み合わせた交替制と比べて一定の生活リズムを作りやすいのがメリットですが、夜間限定という特殊な働き方なので、日中の用事が済ませにくく、家族にもある程度の理解が必要かもしれません。また、職場の状況(繁忙期など)によっては、1.5時間程度の残業が発生する場合もあります。

4勤2休の月収例や年間休日を紹介

では次に、上記《1》~《4》のシフトにおける4勤2休の月収例と年間休日を紹介します。

4勤2休の月収例

  1. 【4勤2休の月収例】
    《1》2交替制の月収例……41万2000円(時間外手当と深夜手当を含む)
    《2》3交替制の月収例……30万円(深夜手当を含む)
    《3》日勤のみの月収例……27万5000円(時間外手当を含む)
    《4》夜勤のみの月収例……31万4000円(深夜手当を含む)
    ※各勤務体系の月収は一例です

午後10時~翌午前5時の深夜労働と、法定労働時間(原則1日8時間、1週40時間)の上限を超えた残業に対しては、基本給の25%~増しとなる「深夜手当」と「時間外手当」が別途支給されます。よって、夜勤(深夜労働)や残業が発生しやすいシフトの方が、給料がアップする傾向にあります。

4勤2休の年間休日について

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4勤2休では6日間を1サイクルとして、これを毎月5回繰り返しますので、1ヵ月当たりの休日数は10日ほどある計算になります。ここから単純に12ヵ月を掛けると、4勤2休の年間休日は120日程度と、1年のうち約3分の1が休みとなるのです。(以下参照)。

  1. 1サイクル6日間(4日勤務で2日休み)×5回=30日(1ヵ月) ⇒ 1ヵ月当たり20日勤務で10日休み ⇒ 10日休み(1ヵ月)×12ヵ月=120日(年間休日)

加えて、職場によってはGW・夏季・年末年始の大型休暇もありますので、1年間で休める日数はさらに多くなります。
ちなみに、厚生労働省の就労条件総合調査(令和4年)によると、日本企業の年間休日の平均日数は107日。これと比較すると4勤2休の年間休日は、少なくとも2週間近く多いことがわかります。

※参考資料/厚生労働省 就労条件総合調査(令和4年) https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/22/dl/gaiyou01.pdf

4勤2休で働くメリット・デメリットとは?

4勤2休のメリット・魅力

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  1. 《早いタイミングで休める》
    4勤2休は4日働けば2連休が取れるため、仕事の疲れが溜まりにくく、休日までのモチベーションを維持しやすいというメリットがあります。

  1. 《休みが多い》
    4勤2休は一般的な週休2日と比べて年間休日が多いので、しっかり休養を取ってリフレッシュでき、趣味やプライベートの時間も充実。また、その月の曜日順によっては、一般的な週休2日より1ヵ月の休日数が多くなるのも魅力です。

  1. 《平日に休める》
    4勤2休は休日の曜日が固定されないため、平日が休みになる場合もあります。平日が休みなら銀行や役所などの用事も済ませやすく、テーマパークやレジャーにも混雑を避けて出かけられます。

  1. 《給料が比較的高い》
    4勤2休を多く採用する交替制勤務では、夜勤の深夜労働に対して深夜手当が支給されます。また、交替時の引き継ぎなどで残業が発生することも多く、その際には時間外手当が支給されます。よって、夜勤手当・時間外手当が付く時間帯の勤務が多い4勤2休は、日勤のみや残業の少ない他の働き方と比べて、給料が高めとなるのが魅力です。

4勤2休のデメリット・注意点

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  1. 《家族や友人と予定が合わせにくい》
    4勤2休は平日が休みになることが多いため、土日が休みの家族や友人とスケジュールが合わせにくいというデメリットがあります。休日に皆と一緒に出かける機会が減ってしまい、人によっては寂しいと感じるかもしれません。また、休みの曜日が固定されないので、決まった曜日の習い事や約束がしにくいのも難点です。

  1. 《生活が不規則になる》
    4勤2休を多く採用する交替制勤務は、休みを挟んで日勤と夜勤(準夜勤・深夜勤)を繰り返すため、昼夜が逆転してなかなか寝付けず、睡眠不足や体調不良になる人も多いようです。慣れるまでは体調管理に注意しながら、生活のリズムを崩さないよう心がけることが大切です。

4勤2休と5勤2休は具体的にどこが違う?

5勤2休とは、1週間のうち5日勤務して2日休むという働き方です。一般的に「週休2日」と呼ばれる休日設定と同じで、多くの場合、土日が固定で休みになりますが、4勤2休より連続勤務日数が1日多く、年間休日もやや少なくなります。

一方、土日祝日も稼働・営業している業種では、平日の休みを含んだ5勤2休を採用している職場が多くなっています。たとえば、「日曜+平日休み」「土曜+平日休み」「平日の2日休み」などのパターンがあり、連休が取れない場合もありますが、決まった曜日に休みが取れるというメリットがあります。

また、24時間稼働・営業する業種では、5勤2休の交替制を採用する職場もあります。ただし、4勤2休の交替制と比べると、休日面で以下のようなデメリットがあり、人によっては身体的にややキツイと感じるかもしれません。

  1. ●休日設定が職場によって異なり、連休が取れる場合と取れない場合がある
    ●連休が取れても、休みまでのサイクル(連続勤務日数)が長くなるので、疲労が溜まりやすい
    ●連休が取れず休日の曜日を分散させた場合、休みまでのサイクルは短くなるが、1日の休日を挟んでシフトが入れ替わるので体調管理が難しい

4勤2休の仕事を探す際のポイント

工場の求人でもよく見かける4勤2休の仕事ですが、安心して長く働き続けるためには、ポイントを押さえて探すことが大切です。4勤2休のメリット・デメリットを踏まえつつ、仕事を探す際に意識しておきたい具体的なポイントを紹介します。

さまざまな条件から検討する

業務の自動化・外注も検討する

基本的に、4勤2休の仕事は交替制であることがほとんどです。従って、給料や手当などの魅力的な条件だけで決めてしまうと、いざ働き始めても夜勤・日勤の繰り返しが負担となり、体調を崩してしまう可能性もあります。長い目で見て体力的・年齢的に続けられるのか、自分ができる範囲のシフトなのか、家族との時間は確保できるのかなど、さまざまな視点から検討することが重要です。

具体的な仕事内容を確認する

業務の自動化・外注も検討する

4勤2休に限らず、仕事を探す際に重要となるのが自分とのマッチングです。とくに、4勤2休の交替制は生活リズムが不規則になりがちなので、仕事内容が自分に合っていないと、ストレスや苦痛がさらに増してしまいます。よって、その仕事が自分に向いているのか、働く上で抵抗はないのかを慎重に見極めることが大切です。

たとえば、単に工場勤務といっても、ベルトコンベアで流れてくる部品を組み立てる作業や、機械を操作する作業、完成品を検査・梱包する作業など、担当部署や工場の業種によって仕事内容も多岐にわたります。いずれも人によって向き・不向きは異なるため、求人の具体的な仕事内容をしっかり確認して判断しましょう。

※工場勤務の4勤2休のお仕事を探している方はこちらをチェック https://www.717450.net/search/result?q=4%E5%8B%A42%E4%BC%91

まとめ
4勤2休はしっかり休んで効率的に稼げる!

今回ご紹介した4勤2休の勤務体系は、5勤2休と比べて年間休日が多く、深夜手当や時間外手当の付く交替制勤務で効率的に稼げる、魅力の大きい働き方です。
一方で、夜勤による生活リズムの崩れや、休みの曜日が固定しないなど、働く上でのデメリットや注意したい部分があるのも事実です。そうした点を踏まえつつ、自分の適性や希望に合わせて仕事を選べば、4勤2休のメリットを最大限に生かした有意義な働き方ができるでしょう。