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30代から期間工になるメリット・デメリットや会社選びのポイントを伝授!

30代から期間工になるメリット・デメリットや会社選びのポイントを伝授!

2024/5/1 更新

  1. ■目次
    1.期間工は30代・未経験でも十分活躍できる!
    2.30代から期間工になるメリット
    ・採用のハードルが低い
    ・短期間で高収入が目指せる
    3.30代から期間工になるデメリット・注意点
    ・年齢とともに体力的にキツくなる
    ・20代より正社員登用の可能性が低くなる
    ・雇用が不安定でキャリアを積みにくい
    4.30代が期間工に応募する際のメーカー選びのコツ
    ・年齢要件の緩い時期・メーカーに応募する
    ・《繁忙期と閑散期では年齢要件が異なる》
    ・《主要メーカーの年齢要件の目安》
    ・正社員登用の年齢条件をチェックする
    5.まとめ

期間工は30代・未経験でも十分活躍できる!

主に自動車メーカーや製造業の工場で、有期雇用(期間限定)の従業員として働く期間工。仕事内容は、決められた製造ラインで行う単純作業がメインとなるため、学歴や性別、資格や経験の有無を問われることはありません。基本的に18歳以上(学生は不可)であれば、誰でも応募することが可能です。

ただし、期間工は長時間の立ち仕事や重量物を扱う力仕事も多いため、現場で働いているのは体力のある20代の若手層が中心です。もちろん、30代でも体力や健康面で問題がなければ未経験でも第一線で活躍できますし、メーカーによっては40歳以上で期間工に採用され、ハードな力仕事をこなしている人もいます。



※期間工に関する詳しい情報は、以下の記事もあわせてご覧ください
期間工とはそもそも何?

30代から期間工になるメリット

では次に、30代から期間工になるメリットについて見ていきましょう。

  

採用のハードルが低い

ハードル

一般的に30代の就職・転職においては、ある程度の業務経験やスキルを求められることがほとんどです。一方で期間工の仕事は、実務経験や特別なスキルがなくても従事できるため、30代の未経験者でも採用されやすく、ほかの業種・職種から転職しやすいのもメリットです。職歴がない30代のニートの人でも、健康で働く意欲さえあれば、期間工として仕事に就けるチャンスがあるでしょう

短期間で高収入が目指せる

高収入

期間限定の条件で働く期間工は、一般的な製造業の仕事と比べて時給が高く設定されています。たとえば、期間工の平均的な時給は1100円~1500円程度、日給は1万円程度が相場で、1ヵ月に22日間勤務すると月給は約22万円になります。 また、期間工は夜勤ありの交替制勤務や残業も多く、その際には基本給の25%以上増しとなる深夜手当や時間外手当が支給されるため、実際の月給は30万円を超えるケースがほとんどです。
さらに、別途支給される入社祝い金や満了慰労金、皆勤手当、初回更新手当などを加えると、初年度の年収が400~500万円になるケースも少なくありません。30代・未経験でここまで高収入が目指せるのは、期間工ならではの大きなメリットといえるでしょう。

30代から期間工になるデメリット・注意点

一方で、30代から期間工になることには、デメリットとなる部分や注意点もあります。どのような点でマイナスになるのか、20代と比較しながら見ていきましょう。

  

年齢とともに体力的にキツくなる

体力

自動車や重機メーカーの期間工の場合、部署によっては大きいパーツや重量物を扱う力仕事もあるため、20代の人には難なくこなせる作業でも、30代後半~40代になると体力的にキツイと感じる人も多いようです。
とはいえ、倒れるほど過酷な重労働というわけではありませんし、期間工が担当する仕事の中には、体力の消耗が比較的少ない作業(部品加工、機械操作、検査業務など)もあります。メーカーも各人の適性(体力・年齢・性別・経験など)に応じた部署に配属させるため、身体面によほどの不安がないかぎり、あまり心配する必要はないでしょう。

20代より正社員登用の可能性が低くなる

可能性

正社員登録制度のある大手メーカーでは、毎年、多くの期間工を正社員に登用していますが、実際に登用されるのは20代の人が中心です。正社員登用は期間工の採用とは異なり、若手の人材を長期的に確保・育成するという目的があるため、多くのメーカーで登用条件を20~35歳程度までとしているからです。
ただ、会社としては「手放したくない人材」を正社員として確保したいわけですから、本人の意欲と実力次第では35歳以上でも十分にチャンスがありますし、なかには年齢条件のないメーカーもあります。

雇用が不安定でキャリアを積みにくい

可能性

期間限定で働く期間工は、数ヵ月(3~6ヵ月)ごとの契約更新を繰り返しながら、最長2年11ヵ月の契約期間が満了すると退職しなければいけません。勤務先を替えたり再雇用を繰り返せば、期間工として長く働くことも可能ですが、20代と比べると雇用されにくくなるのも事実です。また、期間工の仕事は、決められた製造ラインで行う単純作業が基本となるため、担当作業以外の仕事のスキルや、将来に向けたキャリアが積みにくいというデメリットもあります。

よって、30代から期間工になるなら、契約期間満了後にどうするか、次の転職や進路について考えておく必要があります。たとえば、期間工として働きながら再雇用や正社員登用を目指す、独立・起業に向けて開業資金を貯める、次の転職に向けて勉強や資格取得を進める……など、何かしらの準備をしておくことが大切です。

30代が期間工に応募する際のメーカー選びのコツ

では最後に、30代の人が期間工に応募する際のポイントや、メーカー選びのコツを紹介します。選ぶメーカーによっては、先述したデメリットを解消できる可能性もありますので、ぜひ参考にしてみてください!

年齢要件の緩い時期・メーカーに応募する

年齢

原則として期間工の仕事に年齢制限はありませんが、ある程度の体力が求められますので、実質的な年齢要件(メーカーが求める年齢層の採用基準)があることも事実です。30代でも期間工として十分活躍できるとはいえ、35歳を超えると体力のある20代が採用で有利になるのは否めません。
そのため、30代(とくに30代後半)から期間工になるなら、年齢要件の緩い時期やメーカーに応募することが、採用の可能性を広げるポイントとなります(以下参照)。

《繁忙期と閑散期では年齢要件が異なる》

要件

一般的に、大手自動車メーカーでは、新年度に向けた増産体制に入る繁忙期(12~3月)になると、採用の年齢要件が緩くなる傾向にあります。たとえば、閑散期は35~40歳を上限としていても、繁忙期には40~50歳と上限を緩めて、より多くの期間工を採用・確保しています。したがって、12月~3月の繁忙期を狙って応募すれば、35歳以上でも採用される可能性がより高くなるのです。

《主要メーカーの年齢要件の目安》

普通自動車を製造するメーカーは、採用の年齢要件がやや厳しい傾向にあります(閑散期~上限35歳程度、繁忙期~上限40歳程度)。
一方で、軽自動車を中心に製造するメーカーは、年齢要件が比較的緩い傾向にあります(閑散期~上限40歳程度、繁忙期~上限50歳程度)。普通自動車と比べて軽自動車は、パーツや車体が軽くて扱いやすいため、採用される年齢も高くなっているようです。

また、自動車部品メーカーは、自動車メーカーと比べて年齢要件がさらに緩くなっています(閑散期~上限40歳程度、繁忙期~上限50歳程度)。扱う部品や製品が軽く、仕事内容も軽作業が中心なので、体力にあまり自信がない人や、期間工として長く働き続けたい人にもおすすめです。

まとめ

ご紹介したように、期間工の仕事は30代からでも十分活躍できますし、未経験でも短期間でしっかり稼げるのが魅力です。20代と比べると不利な面があるのも確かですが、デメリットをしっかり見据えてトライすれば、期間工として働くメリットを最大限に享受できるでしょう。30代だから、未経験だから……といって悩む必要はありません。ぜひ思い切ってチャレンジしてくださいね!

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